勤務形態に関してよくある質問

Q.転職活動中の20代です。応募企業の求人広告を見ていたら「裁量労働制」と書いてありました。どんな特徴がありますか?
A.仕事の進め方や時間分配を個人の裁量に委ねられるという特徴があります。
裁量労働制とは、「労働時間を実際に働いた時間ではなく、あらかじめ定めた一定時間(みなし労働時間)にみなす制度のことを指します。
例として、
みなし労働時間を1日8時間とした場合、
1日の実際の労働時間が6時間であっても10時間であっても「8時間の労働」とみなされ、
所定労働時間の8時間を超過した分の時間外手当はあらかじめ支払われる仕組みになっています。

また、裁量労働制には、専門業務型や企画業務型などがありますが、制度の詳細は企業ごとに異なるので詳しい内容は企業に確認する必要がありますよ。

Q.20代で転職活動をしています。裁量労働制のメリットとデメリットは何ですか?
A.以下のようなメリットとデメリットがあると言われています。

〈裁量労働制のメリット〉
あなた自身に合ったペースで働けるので作業効率がアップすれば少ない労働時間で成果をあげることができます。

〈裁量労働制のデメリット〉
すべて個人の裁量に任されているため、チームで行う仕事では調整しにくい場合があります。

Q.20代で初めての転職活動をしています。求人情報に「フレックスタイム制」とありますが、どんな働き方ですか?
A.フレックスタイム制とは、一定の期間(清算期間)についてあらかじめ定められた総労働時間の範囲内で、労働者が1日の出勤時間と退勤時間を自由に設定できる制度です。
清算期間を終えた時点で、総労働時間を超えた分が残業代として精算されます。

また、フレックスタイム制では、その時間帯の中であれば自由に出勤・退勤ができる「フレキシブルタイム」と、必ず出勤していなければいけない「コアタイム」を任意で設けることもできます。

〈フレックスタイム制を導入している業種の例〉
業界:IT、通信、インターネット、マスコミなど
職種:エンジニア、プログラマー、デザイナー、企画職、事務職など

※2019年4月から清算期間の上限が1ヶ月から3ヶ月に延長されましたが、3ヶ月の清算期間を採用している企業は少なく、賃金の計算期間に合わせて清算期間は1ヶ月とする企業が多いと言われています。

Q.20代でフレックスタイム制を導入する会社に転職するか悩んでいます。どんなメリットがありますか?
A.以下のようなメリットがあると言われています。
・通勤ラッシュを避けることができる
・自分のペースで業務を進めやすくメリハリのある働き方ができる
・ワークライフバランスを取りやすい

勤務の開始・終了時間を自由に決められるので、私的な用事に合わせて週単位・月単位での予定を立てることが可能になります。
プライベートが充実すると、仕事のモチベーションにも繋がるはずです。

Q.転職活動中の20代です。フレックスタイム制の働き方にデメリットはありますか?
A.以下のようなデメリットがあると言われています。
・出勤時間のずれによって社内のコミュニケーションが取りにくい可能性がある
・時間管理が苦手な場合は、長時間労働になってしまうことも少なくない
・勤務時間外に仕事の連絡が来る可能性がある

また、同僚だけでなく他社の勤務時間と自分の勤務時間にもズレが発生してしまう場合は、
勤務時間外でも対応が必要なケースもあることを念頭に置いておくと良いでしょう。

Q.現在20代でプログラマーとして働き、転職を考えています。業務委託とは具体的にどんな働き方ですか?
A.業務委託とは、企業が社内で対応できない業務を外部の企業または個人に委託することです。
委託された仕事の成果物によって報酬が発生するので、時間や場所の決まりがない自由な働き方ができます。
また、業務委託は個人事業主になるので、労働基準法は適用されず自身で確定申告などを行う必要がありますよ。

〈請負契約の場合〉
成果物の作成期間ではなく、完成させた成果物に対して報酬が支払われます。
職種:プログラマー、ライター、デザイナー、警備員など

〈委任/準委任契約の場合〉
成果物ではなく、定められた業務や労働期間に対して報酬が支払われます。
職種:弁護士、受付、美容師、医師など

また、法律行為を行う弁護士などは「委任契約」、コンサルタントや事務など法律行為ではない仕事は「準委任契約」にあたります。

もしあなたが転職活動を進めるにあたって働き方や職場環境について第三者に詳しく話を聞いてほしいと感じていたら、あなたに合ったアドバイスを知るために転職のプロに相談してみるのも有効な手段の一つです。

あなたのキャリアの現状や転職活動の進捗についてまずは気軽に相談して、プラスになる選択をしてみてくださいね。
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