ラーメン屋に並ぶ人の意外な心理
大人気ラーメン屋や期間限定のイメージカフェなど
長蛇の列を作るお店ってありますよね。
夏になると、暑いなかでもお店の前で列を作る
かき氷屋さんを見かけることもしばしばです。
それまでかき氷を食べる気がなかったのに、
暑い中でもたくさん並んでいる店はすごいメニューがあるんじゃないかと気になって
ついつい列に参加してしまうという人もいるかもしれません。
あなたはどうですか?
もし、「あんなに並んでるのに、なんで並ぶんだろう?」と疑問に思ったとしたら
実は、人は「多数派に引かれる心理」があるということが行動のポイントなんです。
「たくさん人が並んでいるから問題ないはず!」という心理ですね。
これは心理学的に「同調行動」とも言われています。
特に日本人は学校教育から
「皆と一緒に行動する」
「協調性が大事」
「単独行動は身勝手」
「学校の規則は絶対」
「部活は集団責任があった」
というように同調行動の面が多く見られます。
皆と同じように勉強して、進学して、
大学に行ったら新卒で入社し、終身雇用のある会社に定年まで勤める、というような流れもある種の同調行動かもしれません。
でも、そうは言っても
「企業に縛られるのは嫌だ」と感じて
脱サラし、フリーランスになる人も少なくありません。
最近は20代でもフリーランスとして活躍しやすいと言われていますが
企業に属さないフリーランスのメリットとデメリットはどんなものがあるでしょうか?
■そもそも個人事業主とフリーランスは違う?
フリーランスは企業に属さず、自分で仕事を獲得し、単発で成果報酬を得る働き方をする人を指します。
フリーランスはイラストレーターやシナリオライター、webライターやエンジニアなど技術やスキルの必要とするクリエイターが多く名乗っています。
一方個人事業主の場合、同じく企業に属していないのですが、自分自身が企業として成り立っています。
個人事業の開業・廃業等の届出書という届け出を出し、何らかの事業を行っているわけですね。
この個人事業の開業・廃業等の届出書は届け出なくても個人事業を行うことはできますが、銀行口座を作ったり、経費として雑費を計上出来るというメリットがあります。
フリーランスと個人事業主は個人で働くという点までは同じではありますが、この開業届けを出すか、出さないかが大きな違いと言えます。
この記事では届け出を出さないフリーランスで働くフリーランサーについてお話させていただきますね!
■働き方の少数派?フリーランサーで働くメリット・デメリットは
電車に乗ったり、町に出かけるとサラリーマンを見かけたり、ショップは店員さんがいますね。
目にする機会の多く感じるので、企業に勤める従業員の方が多数派で、フリーランスは少数派に感じてしまっていませんか?
ですが、先にお話ししたように、個人で仕事を獲得して、成果をあげる働き方をするフリーランスや個人事業主は2018年の時点で1000万人を超えるという調べが出ています。
企業としても、従業員を教育してスキルを身に着けさせるのではなく、その都度スキルを持ったフリーランサーにアウトソーシングして仕事を発注するという仕組みを利用している場面も珍しくありません。
会社に縛られない働き方は企業にとってもウィンウィンとも言えるますが、まずは働くメリットからご紹介いたしますね!
フリーランサーのメリット
◎場所を選ばず自由に働ける
◎契約数によって収入が増える
◎所属する企業に縛られない
◎企業に属さないので時間の使い方が自由
◎企業に勤めている時より対人関係のストレスが減る
等々
スキルに自信があり、自分の時間を大切にする人にとってはかなり魅力的な働き方と言えますね!
では、逆にフリーランサーのデメリットはあるのでしょうか?
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フリーランサーのデメリット
▲固定給がないので給料が安定しない
▲確定申告など自分で税金対策をする必要がある
▲スキルアップや契約案件に限界がある
▲人脈づくりのための出費がある
▲厚生年金から国民年金になるためもらえる年金の額が減る
▲国民健康保険を自分で加入する必要がある
このようなデメリットがあげられます。
従業員として働いていると、給与から天引きをされている保険料や年金を自分で納める必要があったり、仕事の契約をするための人脈づくりが大変だったという体験談も散見されます。
ですが、一番ネックとなるものは
「スキルアップが難しくなる」という点がです。
「スキル」があるからフリーランサーをしているのに、どういうことだと思いますか?
■自分の好きなように働けることが弱点に?スキルアップの罠
フリーランサーの要でもあるスキル。
このスキルがなぜ、フリーランサーになった時に問題になるのでしょうか?
実は、フリーランスは自由が良い点ですが、企業に属している時と違い
スキルが足りない場合は欠けたスキルの教育を契約している企業から行われることがありません。
1回獲得した契約でも、企業に満足いく成果の提供がされなかった場合、
「直してほしかった部分」のフィードバックもされないので、欠点が自覚出来ず成長がなく、無難な範囲の仕事ばかりになって、気が付けばスキルの限界の壁を感じてしまうのです。
偏った仕事ばかりになり、スキルアップが出来ないために
フリーランスを引退して、改めて企業に属するという人も増えています。
ですので、フリーランサーになる場合は、好きな仕事に打ち込めるという自由だけではなく、営業やスキルアップの自己プロデュースが必須ということなんですね。
今は中学生でも起業し、フリーランサーとして働ける出来る時代ではありますが、その分競争率は高くなっているとも言えます。
あなたがもし、フリーランサーや個人事業主に憧れている場合は、一度詳しく調べてみてから自分にマッチしているか検討してみてくださいね。
■企業でも自分らしく働ける
もし、フリーランスのような働き方に憧れているけど、
企業に属する安定感とスキルアップを両立させたい、と考えているのなら
いきなり個人事業主になる他にスキルアップのための転職をすることもおすすめです。
理想のスキルアップが出来る企業で働くことが出来れば、経験を積むことでゆくゆくは個人事業主やフリーランサーとして力を発揮出来るように研鑽することが出来ますよ。
ですので、まずはリアルタイムの転職市場に詳しいキャリアアドバイザーに今のあなたの状況を相談することから
始めてみてくださいね。