【20代】仕事中の休憩時間がない場合のよくある質問

Q.業務が忙しいのでなかなか休憩を取るタイミングがありません。勤務時間後に休憩を取るのはダメですか?
A.業務が忙しくても、休憩は勤務時間の合間に取る必要があります。
勤務終了前に休憩を取り、その後数分働いてから勤務を終えるのなら法律上問題ありません。

また、休憩は分割して取ることも可能です。
1時間の休憩を2回に分けるなどして
休憩の取り方を工夫してみましょう。

Q.正社員として8時間勤務で働いています。会社の拘束時間を短くしたいのですが、8時間ちょうどで労働を終える場合は45分の休憩でも良いのでしょうか?
A.労働時間が8時間ちょうどの場合は45分の休憩で構いません。
労働基準法第34条によって、仕事中は以下のように休憩を取ることが定められています。
・6時間以上勤務する場合は少なくとも45分の休憩
・8時間以上勤務する場合は少なくとも1時間の休憩
また、労働時間が6時間ちょうどの場合は休憩なしでも良いとされています。

Q.長時間の残業が発生した場合、休憩時間を取る必要はありますか?
A.一般的に、長時間残業が発生しても休憩時間を取る必要はありません。
残業中の休憩時間については法律で定められていませんが、企業によっては独自の休憩制度を導入している場合もあります。

Q.人手不足の会社で事務として勤めています。休憩時間中に電話対応を任せられるのはアリですか?
A.休憩時間に電話対応などの業務を行うのは労働基準法違反に値します。
他にも休憩中に仕事をしたみなされる例としては、以下のようなものがあります。
・休憩時間中の来客対応
・強制参加のランチミーティング
・業務上のトラブルによる休憩中の対応

ランチ中のミーティングについては、別途で休憩時間が設けられるなら問題ありません。
ですが、休憩時間は労働から離れて自由に過ごすことができる時間だと認識しておきましょう。

Q.忙しすぎて上司から休憩なしで働くように言われました。繁忙期でしばらく業務に追われるのですが、休憩時間をまともに取れない場合はどうしたら良いでしょうか?
A.上司に休憩なしで働くように言われた場合は「超過勤務手当」を申請すると良いでしょう。

一方で、休憩ができる状況なのに
上司からの休憩の指示を無視して自ら働いた場合は超過勤務手当の申請は認められません。

Q.長期間にわたって仕事中の休憩時間が取れない場合、どんな対処法がありますか?
A.以下のような対処法があります。
・直属の上司に現状を伝えてフォローや改善を求める
・労働組合を通じて会社に交渉してみる
・労働基準監督署に相談する

もし会社に直接相談するのが不安な場合、
あなた自身で加入している労働組合があれば相談してみると良いでしょう。

また、会社に相談しても改善の見込みがない場合は、法律違反だと分かる証拠を持って労働基準監督署へ相談すると、会社への指導や是正勧告をしてくれる可能性があります。
もし自分の名前を出して申告すると会社での立場が不安だという場合は匿名でも問題ありません。

ただし、労働基準監督署からの指導に強制力はないため、会社がそれに従わず問題解決できない可能性もあります。
そのため、「会社に相談しても一向に改善が見込めない」「休憩を取れないほど多忙な環境から抜け出したい」と感じていたら、転職を検討してみても良いかもしれません。

まずは気軽にあなたの現状や仕事の悩みをプロのキャリアアドバイザーに相談することから始めてみてくださいね。
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