相手に寄りかるだけの関係を終わらせるために
「パートナーが何でも自分に頼んできて困る」
「家事どころかカップラーメンも自分で作らなくて最悪」
「パートナーのことは好きだけど、正直、もっと自立してほしい」
というような話や相談を受けたり、聞いたことはありませんか?
お互いへのリスペクトではなくて、「片方に寄りかかる関係」は、寄りかかられる側には辛いですよね。
このような「あなたがいないと無理!」と
ベッタリ一緒にいる状態をやめられないことを
「依存」と言います。
お互い問題ないなら良いですが、「本当は嫌なんだけどな…」と感じているとしたらストレスを感じてしまいますよね。
ですが、この「依存」に似ているけど、意味が全然違うものがあるって知ってますか?
それが「耽溺性(たんできせい)」です。
耽溺性はベッタリ寄りかかっている間だけではなく、1つのことしか意識出来なくなるくらいのめり込んでしまうのです。
それはなぜだと思いますか?
耽溺性ってどんな状態?
耽溺性は、1つのことに集中してしまって、他に何も手がつけられなくなってしまう状態を指します。
耽溺には、耽る、溺れるという字で出来ているように、夢中になってしまうのです。
ところで、生活することがギリギリできている状態の仕事がやめられないあなたに
「頑張って働いているのに全然待遇が良くならない!その会社は辞めた方がいいよ!」
「こんな会社ダメだ!もっとあなたに合った会社があるよ!」
ということをしょっちゅう言っている人はいますか?
それとも、あなたも誰かに言っていますか?
ですが、本人からしたら、熱中して仕事をしている状態なので、周りが見るよりはるかに活き活きしている状態かもしれません。
お金持ちになったり、趣味に使える時間を優先する働き方をする人にとって、耽溺性のある仕事は良くないものとみられがちです。
ですが、自分の実力を発揮して、全てのエネルギーを集中させる方が人生を豊かにすることもあります。まさに、仕事と私生活を分けないタイプの考え方ですね。
あなたも、こんな風に仕事に熱中していますか?それとも、ワークライフバランスをしっかり分けるタイプですか?
さらに言えば、「定時に仕事を終わらせてくれるなら、もっと生産性が高く楽しく仕事ができるのにな」と心の中で願っていますか?
定時で帰りたいのに出来ない!仕事が嫌いになる理由は
定時で仕事を終えることが出来れば、アフター5も自由に使えますし、のんびり鋭気を養って、明日に備えることが出来ます。
でも、不測の事態が起きると、せっかく立てたスケジュール通りにはいかないもの。こんな時に抱えるストレスはどんな風に対応したら良いと思いますか?
例えば、あなたが会社に対して
「定時に帰してしてくれない」と思っているとしたら
あなたは自分が作業スピードを上げる努力をするのではなく
企業に代わってもらいたいと期待しています。
してくれて当然、そうするべきだという気持ちが勝ってしまうと
それは実は、会社に依存してる可能性があります。
依存というと、耽溺性に似ていると思うかもしれません。ですが、自分で物事に没頭する耽溺性と違って依存は、他者に要求することが多いのです。
「こんなに頑張ってるのに残業させるなんてひどい会社だ」
「もっと自分を大切に扱ってほしい!実績も上げてるんだから」
もしそんな状態が続いているとしたら、
「自分」か「環境」を変えることから
自立出来る道を選ぶことがおすすめです。
なぜなら、パートナーに依存しているように会社に求めることばかりしていては
あなたは本当の意味で「自立」することが難しいからです。
自立していないということは、
軸がぶれていて、企業や社会に決定権を渡すに近いんですよ。
そうなってしまうと、本来あなたが出来るはずの
キャリアアップの可能性も潰してしまいます。
それは本当にもったいないことです。
少しでも悩んでいるのなら、
会社からの依存を抜け出して
「本当の自分らしく自立」した働き方が出来て、楽しくのめりこめるような耽溺性や
やりがいのある働き方を選んでくださいね。