Q.転職活動で選考中にリファレンスチェックを受けることになりました。私がリファレンス先（情報提供者）を選択することは出来ますか？もし選択が可能ならどんな人に情報提供を依頼したら良いですか？
A.あなたがリファレンス先を選べる可能性もあります。その場合、以下のような相手に情報提供を依頼するのがおすすめです。
・一緒に仕事をした期間が長い同僚
・あなたの仕事内容を詳しく知っている同僚
・あなたを評価してくれていた先輩や上司

前職で良好な関係を築いていた相手や
あなたの転職を応援してくれている相手を
情報提供者として応募先に紹介することで
応募企業にプラスの印象を与えることができるかもしれません。

Q.キャリア採用の選考中です。第一志望の企業でリファレンスチェックを実施することになりました。自分で情報提供者を探して依頼する場合の注意点はありますか？
A.情報提供を依頼する際は丁寧に説明するよう心掛けることです。
情報提供者には、個人情報を話してもらったり
貴重な時間をいただくことになるので、
丁寧な説明を心がけて感謝をきちんと伝えることが大事です。
また、相手がリファレンスチェックについて知らない可能性もあります。
ですので、はじめにリファレンスチェックの目的や
どんな調査を行うのかといった概要を十分に理解してもらうことも必要ですよ。

Q.転職時のリファレンスチェックで、情報提供を依頼した同僚と事前に打ち合わせを行っても良いですか？
A.事前に打ち合わせを行って問題ありません。
打ち合わせをしなかった場合、情報提供者は
どんな質問がされるのか、どんな情報を話して良いのかが分からず困ってしまうかもしれません。
そのため、事前に打ち合わせをして以下の内容を共有しておきましょう。
・予想できる質問内容
・応募企業の情報　など
また、なるべくポジティブな回答をお願いしてみることも大切です。

Q.転職活動をしています。選考中のリファレンスチェックでは、一般的にどんな質問をされますか？
A.一般的に以下のような質問をされる可能性があります。

〈基本情報や勤務状況に関する質問〉
求職者との関係性
在籍期間
役職や職務内容
欠勤や遅刻に関して
給与など待遇に関して
退職している場合は退職理由

〈職務能力に関する質問〉
実績や成果
問題解決能力はあったか
リーダーシップを発揮したことはあるか
トラブル発生時の対応
また一緒に働きたいと思うか

〈勤務態度や人柄に関する質問〉
求職者の性格
長所と短所
周囲とのコミュニケーションに問題はないか
業務における周囲への影響力

上記のような質問について共有して、回答をあらかじめ用意してもらうようお願いすると良いですよ。

Q.転職時のリファレンスチェックで実際の経歴を知られたくありません。情報提供者と話を合わせて嘘の情報を伝えてもらうことは可能ですか？
A.嘘の情報を伝えるよう働きかけても、結果的にバレてしまう可能性があるのでおすすめしません。
一般的に、情報提供者として複数人からヒアリングを行うため、それぞれの情報から矛盾が生じた場合、企業はあなたに不信感を抱いてしまう可能性があります。
ですので、応募書類や面接では嘘の情報を伝えないことが賢明です。

Q.転職活動で応募企業からリファレンスチェックを求められました。ポジティブな印象を与えたいので、情報提供者として選んだ同僚に話を盛ってもらうようにお願いしても良いですか？
A.情報提供者に話を盛るようにお願いするのはおすすめできません。
事前に打ち合わせをしたとしても、ヒアリングを受けているうちにあなたの実際の業務での様子や
ネガティブな部分などの情報が伝わってしまう可能性があるからです。
すると、あなたの職歴や実績、スキルなどの内容に嘘の申告があるのではと懸念されてしまいかねません。

そのため、「実際のあなたのスキルや人間性と大きく異なるアピールはしないこと」や「普段から職場の同僚と良好な関係を築き円満退職を心がけること」が大事ですよ。

また、もしリファレンスチェックが不安な場合は、転職エージェントを活用して転職活動を行う方法もおすすめです。
転職エージェントによっては、リファレンスチェックについての対策やアドバイスを行ったり、
リファレンスチェックのない企業を選んで転職活動を進めるといった対応をしてもらえる場合もありますよ。

あなたが転職活動を進める上で不安や疑問に感じていることがあれば、転職のプロに相談しながら自信を持って進める方法も検討してみてくださいね。
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