Q.週の半分以上、通勤中に頭痛や腹痛を起こしてしまいます。このような理由で会社を休むことは甘えでしょうか？
A.会社へ行こうとすると体調不良に陥ってしまうことは、ある日突然誰にでも起こり得る状況だと言われています。
当日に出社が困難となった場合はすぐに連絡をいれて欠勤の理由を正直に伝えましょう。
無断欠勤してしまうと、会社の規則によっては処分を受ける可能性があるので注意です。

また、「あなたが働く意思はあっても会社に行こうとすると身体が拒否反応を示す」という場合、出社拒否の状態になっている可能性があります。
出社拒否の原因として、以下のような状況が当てはまるかもしれません。
・いじめやパワハラといった人間関係によるストレスや精神的苦痛を感じている
・長時間勤務で疲労が限界を迎えている
・あなたに合わない仕事を続けてやりがいを感じられずモチベーションが低くなっている
・仕事に対して過度にプレッシャーを感じている

このような状況が解消できないと、
出勤時に動機や腹痛、頭痛、めまい、吐き気などを起こして会社に行けなくなってしまう場合があります。

Q.出社拒否が認められないケースには、どんな理由がありますか？
A.一般的に、以下のような理由で出社拒否した場合は正当な理由として認められません。
・特に理由なく出社拒否した場合
・旅行やデートといったプライベートな理由で出社拒否した場合
・嘘の理由で出社拒否した場合

このような理由で出社拒否した場合、業務命令違反にあたり処分を受ける可能性があります。

Q.朝起きて会社へ行こうとすると体調が悪くなり、2日間連続で欠勤してしまいました。この場合、会社から何か処分を受けることはありますか？
A.一般的に「体調不良など健康状態の悪化による欠勤」の場合、処分を受ける対象にはなりにくいでしょう。
また、「パワハラなど会社側に出社拒否の原因があると客観的に判断された場合」も処分対象にならないことが一般的です。
もしこのような正当な理由で出社拒否したにもかかわらず会社から処分を受けた場合は、
労働組合や労働基準監督署、弁護士といった外部の機関に相談してみることをおすすめします。

Q.ここ数日、会社に行こうとすると拒否反応で体調不良になります。すでにこのせいで欠勤が続いているのですが、どう対処したら良いでしょうか？
A.以下のような対処法をおすすめします。
・有給休暇を使って気分転換の時間を作る
・誰かに悩みを打ち明けたり、精神科や心療内科などを受診してみる

出社拒否の状態になってしまったら、2,3日の休暇を取り身体を休めて気分転換できる期間を確保しましょう。
睡眠をたくさん取ったり食事に気を使うなど、規則正しい生活を意識してストレスを溜めないように過ごすことがポイントです。

また、一人で悩んでいても解決しないので
まずは身近な家族や信頼できる友人・恋人などに相談してみましょう。
会社の上司や人事に相談できる場合は
出社拒否の原因となる悩みについて話してみると職場環境や働き方を改善してもらえる可能性があります。

もし身近な相手に相談しても問題が解消できず出社できない状態が数日続く場合は、
精神科・心療内科などの専門医を受診することをおすすめします。
病院を受診したら医師から診断書を書いてもらい会社へ提出しましょう。
医師からの診断書がないと出社拒否が認められず
場合によっては処分の対象になってしまう可能性があるからです。
過度なストレスからうつの症状などが表れる前に、早めに正しい対処法を知ることが大事ですよ。

Q.現在出社拒否の状態になってしまっています。今の会社で働き続けても改善できないと思うのですが、転職するべきでしょうか？
A.今の職場で働き続けても現状の改善が見込めない場合は、早めに転職を検討するのも一つの選択肢です。
あなたの適性に合った仕事や社風がマッチする企業を見つけることでストレスが減り、
メンタルや体調面の回復に繋がるかもしれません。

現状を変えなければ改善できないストレスもあるので、あなたの健康を第一に考えることも必要ですよ。
もし家族や親しい友人には相談しにくいと感じていたら、あなたの今の働き方について転職に詳しいプロに相談してみることも一つの手です。
仕事によるストレスの改善に繋がるアドバイスをくれたり、環境を変える必要がある場合はもっとあなたに合った働き方の選択肢を提案してくれます。

あなたの抱える不安やストレスが大きくなる前に、まずはあなたが現状で抱える問題や悩みについてプロに相談することから始めてみてくださいね。
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