Q.20代で転職を考えていますが、本当に今の仕事を辞めて良いのか自力では判断できません。どうしたら良いでしょうか？
A.まずは現状と仕事を辞めたい理由を書き出し、仕事を辞める場合と辞めない場合のメリットとデメリットを洗い出して比較すると良いでしょう。
あなたが仕事で感じているストレスや仕事を辞めたい理由を整理すると、現状を把握することができます。
一つ一つ言語化していくことで具体的にとるべき行動が明らかになってくるでしょう。
仕事の悩みや不安要素を書き出すだけでもストレス軽減に繋がると言われていますよ。

また、仕事を辞める場合と辞めない場合のメリットとデメリットは以下のように書き出してみましょう。
【例】
仕事を辞めるメリット：
「人間関係のストレスから解放される」
「上司に怒られずにすむ」
「体調不良を改善することができる」
「プライベートの時間が増える」など

仕事を辞めるデメリット：
「収入がなくなる」
「早めに転職先を見つけなければならない」など

仕事を辞めないメリット：
「上司に相談することで仕事を辞めたい原因が改善される可能性がある」
「あと少し仕事を続けたらやりがいや楽しさが見えてくる可能性がある」など

仕事を辞めないデメリット：
「人間関係やサービス残業などの精神的・身体的ストレスが解消できない」
「会社への不満が解消できず仕事のモチベーションが保ちにくい」など

このようにメリットとデメリットを照らし合わせて冷静に分析することで、感情的に判断してしまうことを避けられるかもしれません。
また、メリットとデメリットの数だけで転職を判断するのではなく、あなたが転職活動において「絶対に譲れない条件」を優先すると入社後にミスマッチを感じにくいはずです。

Q.20代前半です。職場の人間関係でストレスが溜まり毎日仕事に行くのが憂鬱です。転職を検討しても良いでしょうか？
A.今の仕事を辞めるメリットの方が大きく、転職すれば現状の悩みが解決する場合は、転職を検討すると良いでしょう。
ただし、職場の人間関係が原因で仕事を辞めたい場合、転職先でも同じような不満を感じる可能性があります。

また、「スキル不足で毎日上司に怒られるから」といった場合も、転職活動で苦労したり、別の会社に入社してもスキル不足でまた同じ状況に陥ってしまうかもしれません。

そのため、転職に踏み切る前に、まずは職場の人間関係の改善に向けてアクションを起こしたり、スキルアップのために勉強をして現状の改善を目指してみてくださいね。

Q.長時間労働が続いてストレスが溜まり、ここ数カ月は体調が安定していません。今すぐ転職に踏み切っても良いのでしょうか？
A.もし長時間労働やパワハラなどによってあなたの健康面に悪影響がある場合は、転職に踏み出きっても良いでしょう。
さらに、以下のようなケースも転職を検討してみて良いかもしれません。
・職場で問題解決のために行動しても改善の見込みがない場合
・会社の業績が悪くリストラされたり倒産する可能性がある場合
・仕事に慣れて飽きが来ていたり、今の働き方が合っていないと感じた場合
・努力してもキャリアアップや昇級が見込めず成長できないと判断した場合

新しい場所に移った方が
「自分のスキルや経験を活かすことができそう」
「仕事の幅が広がって任される裁量が増えるなど今よりもやりがいを実感できそう」
「成果次第で早く昇進・昇給といったキャリアアップを目指せる可能性がある」
といった場合は早めに転職に踏み切った方があなたのキャリアにとってプラスとなる可能性があります。

Q.特にやりたい仕事は思いつかないのですが、とにかく今の職場がイヤで転職したいです。今すぐ仕事を辞めるのは甘えでしょうか？
A.現状から逃げるための転職はおすすめできません。
とりあえず現状から抜け出したいからといったマイナスな理由や、「なんとなく」で目的が曖昧なまま転職するのは控えた方が良いでしょう。
たとえ転職先に入社できても長続きせず早期離職に繋がってしまう可能性があります。

ですので、転職を考える前に、
◎上司に相談して現状改善のアドバイスを求める
◎スキルアップのための勉強や自分磨きをしてみる
◎不満の原因を堀り下げて転職の目的を明確にした上で次の行動を判断する
このように今の職場でアクションを起こすことで現状の不満を解消できないか試してみてください。

Q.現職で働き続けても将来性が見込めないため、転職を決断しました。転職活動を始めるためにまずは何をするべきでしょうか？
A.「徹底的に自己分析をする」「転職活動の軸を明確にする」ことから始めてみてください。
自己分析をすると、あなたの転職の目的や企業に求める条件などが明確になり、在職中でも効率よく転職活動を進めることができますよ。

また自己分析には、客観的に強みや弱みを分析したり第三者の意見を適度に取り入れることが有効です。
少しでも悩んでいたら、転職経験のある友人や転職に詳しいキャリアアドバイザーなどに相談して、
客観的な意見やアドバイスを受けることもおすすめですよ。

Q.今の仕事はモチベーションが保ちにくく自分には合っていないと感じています。次こそ自分に合った働き方をするために、何かアドバイスはありますか？
A.以下のポイントを押さえて転職活動を進めるのがおすすめです。
・在職中に転職活動を行う
・キャリアビジョンを具体的に定めてから行動する
・キャリアアドバイザーのアドバイスを受けながら進める

一般的に企業は半年以上のブランクがある求職者には「計画性がないのでは？」「働くことへの意欲が足りないのか？」といったマイナスな印象を抱いてしまう可能性があります。
そのため、もし早めに内定をもらえる自信がない場合は、在籍中に転職活動を始めるのが賢明です。

さらに在職中に転職活動を行うことで
・現在の企業と比較できたり
・安定して収入を確保できるため
余裕をもって転職活動を行うことができるといったメリットがありますよ。

また、キャリアビジョンを考える際は
働く場所ではなく「あなたが仕事を通じてどうなりたいのか」「将来的に何を実現したいのか」という点を重視しましょう。

もし現時点でキャリアビジョンが思いつかなかったり、転職の目的が明確でない場合は第三者からの客観的な意見を参考にすることもおすすめです。
あなたがキャリアの現状や転職活動の進捗について少しでも迷っていたら、転職のプロに相談することも検討してみてくださいね。
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