メリット・デメリットだけで決めてない?転職のセオリー
「この業界、これから伸びてくらしいし今のうちに転職しようかな」
「通勤に時間をかけたくないから、通いやすいところに仕事を見つけようと思って」
あなたはこのように仕事を選ぶべきか悩んでいませんか?
それだけではなく、自分のこれからのキャリアのために「メリットとデメリット」を仕事を選ぶ基準になっているかもしれません。
メリットとデメリットは大事…でも仕事に置き換えると?
例えば、「AがいいかBがいいか…損をしないためにはどっちを選ぼう?」そう考えることがメリットとデメリットを比較すると言えます。
比較というとあまり良い聞こえ方をしませんが、生きていく上では必要な能力です。危機回避をするためにも確認は必須ですね。「損をしたくない」「自分を傷つけたくない」と防衛本能としても身に付けることは大切です。
でも、このメリット、デメリットに集中し過ぎてしまうと、本来すべき行動を制限してしまうこともあります。
メリット、デメリットを考える…それががアダに?こんな状況は…
メリット、デメリットを考えることは、先に伝えたように人間が生きるために備わっているものです。でも、ただ目先のメリットやデメリットに従っているだけでは成長に限界を感じるかもしれません。
例えば、会社で「失敗して怒られるかもしれないから、新人のサポートなんてしない」と思って定時に帰るとします。残業することは時間のムダですからね。
ですが、損得勘定を抜きにその新人の仕事をサポートをすることで、新人から「信頼」という目に見えない財産を得ることが出来ます。信頼は積み重なることで力を発揮するものなので、思わぬ場面で支えになることもあります。損得勘定を自分の価値感だけで測ることは孤立する可能性があるので注意してくださいね。
目の前の生活を守るために損得勘定は重要な鍵になります。ですが、損得勘定だけに執着してしまうと、もう少し先に進めば手に入る狩場も、可能性も目をつぶってしまっている状態になりかねません。
ところで、あなたが仕事をしているとしたら
「こんなに頑張って働いているのに全然待遇が良くならない!」
「こんな会社ダメだ!終わってる!」
ということをしょっちゅう言っている人はいますか?
それとも、あなたも言ってしまいますか?
この言い方、先ほどお話した損得勘定に縛られている状態です。
実は、同じように相手に自分のキャリアを委ねているという点で
損得勘定にかられていると言えるんです。
もっといえば、「定時に帰してしてくれない」と思っているとしたら
あなたは自分が作業スピードを上げる努力をするのではなく
企業に代わってもらいたいと期待しています。
してくれて当然、そうするべきだという気持ちが勝ってしまうと
それは「依存」と言えるのです。
もしそんな状態が続いているとしたら、「自分」か「環境」を変えることから自立出来る道を選ぶことがおすすめです。
なぜなら、会社に依存する損得勘定をしているままでは、あなたは本当の意味で「自立」することが難しいからです。自立していないということは、軸がぶれていて、企業や社会に決定権を渡すに近いんですよ。
そうなってしまうと、本来あなたが出来るはずのキャリアアップの可能性も潰してしまいます。それは本当にもったいないことです。
少しでも悩んでいるのならメリット、デメリットかだけではなく
「本当の自分らしく自立」した働き方が出来るやりがいのある働き方を選んでくださいね。