「この職場最悪!」が転職しても変わらない理由
誰でも働く上で得意なもの、苦手なものってありますよね。
例えば、コンビニで言えば新商品を効果的に商品棚に並べることが得意な人もいれば、
棚卸しが丁寧で誰よりもスピードのある人、
顧客の顔を覚えることが得意で接客対応に定評がある人など‥‥
リーダーシップをとるより裏方のサポートで本領発揮する人
なんて、ことも向き不向きです。
私生活はどちらかといえば「やりたいこと」と当てはめることですが、
仕事では「やりたいこと」ではなく、上司などから指示されたり、評価によってせざるをえないものですよね。
つまり、言ってしまえば本人の「自分のやりたいこと」ではない場合もあります。
普段は自分の主張は言わないAさんだけど、仕事の話になるとみんなの意見を聞いてまとめることが上手だったり、
ムードメーカーなBさんは賑やかだけど見積もり出しや接客で出しゃばらず意見や感想を聞いてくれたり…
このような「ピタッ」とピースがハマるように居心地のいい場所が「適材適所」と言える部分ですよね。
あなたも例えば学生の頃、風邪で休んだせいで勝手にクラス委員長にされて「興味ないし、やりたくない」と思っていたけど、クラスの意見を聞いて学級会を進行したときに『面白さ』を感じたことがあるかもしれません。
ですが、このような「やりたいこと」が自分の持っているスキルとマッチしない場合、どうすれば良いのでしょうか?そして、どちらを優先すべきなのでしょうか?
やりたいことと好きなこと。転職で優先すべきことは?
もし、あなたがどうしても「やりたいこと」にトライしたいための転職活動で、現状のスキルを無理やり方向転換するべきではないかもしれません。
「やりたいことがあるのに…」と考えていても、なぜおススメ出来ないのかと言うと、「やりたいこと」と実際に持っている「スキル」には大きな認識の違いが生まれがちであるためです。
そもそも、自分の「やりたいこと」は普段「できること」より上に感じてしまう場合がほとんど。「やりたい!」という熱量があれば、ポテンシャル採用が可能に感じてしまうというように。
ですが、実際に「出来ること」と「やりたいと思っていること」には大きな隔たりがあります。特に未経験からの「挑戦」にはすでにスキルを持っているものの何倍も努力と勉強が必要ですし、目指す水準に到達するには時間も労力もかかります。
もし、あなたが「やりたい」と思う職業に転職を考えているとしたら、一度自分の立場や自己分析から行ってみてくださいね。
努力出来る仕事があなたにとってやりがいのある仕事
自己分析をするうちに、あなたが何気なく過ごしている日常からも、あなたにマッチする仕事を見つけることが出来ます。
それは、他人から「認められている」スキルやポイントです。
具体的に言えば「掃除が上手だね」と言われたことがあるなら
細かいことに気が付く事務やコミュニケーションが取れる接客業、や細かい気配りのできる商品企画、
「誰にでも同じように接せるなんて偉いね」と言われたことがあれば
意外と老若男女問わず人と接することの多い警備業など
あなたが意識しなくても出来ることをさらに
地道に磨くことで誰にも負けないあなたの「やりがいのある企業」に変化するのです。
「やりたいこと」にチェンジ出来る魔法は
あなたにとっては当たり前かもしれないことは、誰かにとっては難しいこと。
例えば、検索ワードにキーワードを打ち込んで情報を拾っただけでも、情報の取捨選択が苦手な人にはとんでもない技術です。
あなたのそんな技術や観点はどんどん必要とされます。
必要とされて、あなたのリサーチしたことで人と関わることで「やりがい」に変化し、そして「やりたいこと」になっていくかもしれません。
もしあなたが今、自分の「やりたいこと」を「かなえる企業」で活かしたいと考えているとしたら、「あなたが自然体で出来ること」を探してみてくださいね!