転職先の「KPI人事評価制度って何?」20代の仕事選びで知りたい用語解説
求人情報を見ていると「KPI人事評価を導入しています」や
「KPI評価なのでやりがいを感じられます」といった言葉を目にしたことがあるかもしれません。
ですが、なかなか聞きなれない言葉ですよね?
もし、あなたがKPI人事評価やKPIそのものに疑問を感じているのなら、ぜひ最後までチェックしてくださいね!
KPIはどんな意味?どう使う?
【KPI】とはKey Performance Indicatorの略です。
そしてKey Performance Indicatorとは「目標達成までの業務プロセス指数」となります。
企業はこの目標数値的に把握することで、従業員の働き方を評価するのです。
多すぎず少なすぎない適切なKPIを設定、目標とすることで個人や企業の業務目的がより明確になるというメリットがありますよ。
ですが、言葉だけで説明しても
「実際どんな行動が会社組織で言うKPIなのかイメージ出来ない…」と感じてしまいますよね?
これを営業部門で活用されるKPIを例えてみますね!
実際の売り上げ(契約)のことをKey Goal Indicator(重要目標達成指標)、KGIと呼びます。
つまり、営業職にとってKPIは
・実際にした商談の数
・行った訪問の数から導きたされた受注率
の2つを指します。
ただ闇雲に大目標であるKGIを目標にするのではなく、
売り上げを立てるために「どれくらい商談をすればいいか?」
「訪問したことで得られる受注率はどれくらいか?」と考えることで
見直すべきポイントが数字として分かりやすくなるので、会社組織の指標用語として活用されるということですね。
営業職では「KPIが上がればKGIも上がる」と言われていますよ。
このような理由からKPIは目標までの達成度合いを測るために利用されるのです。
では、KPI人事評価の場合はどういう意味?
KPI人事評価は
従業員の担当する業務の目標達成度合いを客観的に、複数の指標で数値化し行う方法です。
あくまで業務に対して公平に評価な可視化出来るメリットがあります。
企業内で設定するKGI(大目標)はもちろん異なるので、すべての企業で通じる指標ではありませんが、
直属の上司からの評価だけではなく、こなしてきた業務や持っているスキルを加味されるので、パワハラやセクハラによる、いわゆる「報復人事」「不当人事」を避けるために役に立ちますよね?
さらに従業員としては「評価方法が透明化されているから、キャリアを築く上で安心」となり、理不尽さから離職を防ぐことが出来ますし
人事としてもKPIが振るわない従業員がいれば原因が分かりやすく、担当や部署を異動するということでパフォーマンスを向上させることが出来ます。
ですが、企業によってはこのような比較的新しい人事評価ではなく
「KPIよりすぐに成果」を急いだり、なるべく人件費削減したいあまり「研修を想定しない」「自分で調べることも仕事」というルールを用いるなど離職率が高い職場環境を推奨してしまう傾向があります。
もし、あなたがしっかり研修を積んで長く会社に貢献したいと考えているのに、KPI人事評価ではない企業に転職してしまうと
「え!専門用語も教えない研修がないなんてブラック企業!」と感じるかもしれませんが…もちろん、企業としては人材を入社させることもコストがかかるので、お互いギャップが生まれかねません。
これから転職を考えているのなら、事前にどんな人事評価を行っている企業か調べてからエントリーをすると安心ですよ。
そして、もしあなたが今回紹介した「KPI人事評価」のある企業の方が良いかも、と感じたのなら
「なぜそう感じてしまうのか」しっかり向き合ってみることが
行動を起こす前に問題を打開する最重要ポイントとなります。
なぜなら、その理由がハッキリ分からない状態ですと
何度も転職を繰り返しても自分に合っていないと感じてしまい、転職する度にどんどん企業から「採用してもすぐ離職してしまうのでは?」という評価になりかねません。
でも、そうは言っても「現職を続けるにも不安を感じてしまう…」
「キャリアをつまなくちゃいけなくても特筆すべき実績なんてない」
と思っていたとしたら転職エージェントにあなたの悩みや希望について相談することがおすすめです。
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