NG逆質問と好印象を与える質問のポイントをチェック
あなたは面接終盤に質問を促された際、「特にありません」と答えた経験はありますか?
事前に逆質問を用意していないと咄嗟には答えられず焦ったり沈黙が生まれてしまう可能性も…。
もし「質問は思い浮かばないから聞かなくていいや」とスルーしているとしたら危険です。
実は、最後の逆質問が、あなたへの印象を良い意味でも悪い意味でも変えてしまう可能性があるからです。
そこで今回は、「NG逆質問と好印象を与える質問のポイント」についてお話いたしますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
マイナスな印象を与えるNG逆質問7選
あなたは面接終盤に「最後に質問はありますか?」と聞かれて以下のような質問をしていませんか?例えば、、、
■給与に関する質問
給与に関する質問ばかりすると「仕事そのものよりも給与に関心があるのか?」と面接官にマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。
給与面は確かに気になる点ではありますが、基本的に面接では質問しない方が良いでしょう。
どうしても確認したい場合は、給与について直接的に聞くのではなく、あくまで「条件提示のタイミング」を聞く程度に留めておくのが無難かもしれません。
■労働条件や待遇に関する質問
給与と同様に、労働条件や待遇に関して直接的な質問をすると、面接官に「働く意欲が足りない」というネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
そこで、労働条件や待遇について質問する際は
「前職では月○時間ほどの残業でしたが、御社での残業は平均でどれくらいですか?」のように前職での状況を述べた上で聞くことがポイントです。
また、残業時間について質問したい場合は「仕事の繁忙期はいつ頃ですか?」のような
質問の仕方に変えて伝えることでマイナスは印象を避けることができるかもしれません。
■消極的な質問
ネガティブな内容の質問は自信の無さが伝わってしまい「仕事に対して受け身な姿勢なのか?」「向上心がないのでは?」などと捉えられてしまうかもしれません。
ですので、
「ノルマが達成できない場合どうなるのでしょうか?」
「仕事で分からないことはすぐに教えてもらえる環境でしょうか?」
といった消極的な質問は控えて自己アピールに繋がるような質問が好ましいですよ。
■すでに説明を受けた内容
面接官から一度説明を受けた内容について聞くのは、話を聞いていないというマイナスな印象を与えかねませんので注意してくださいね。
■調べたら分かる情報
企業のホームページなどで調べたら分かる内容を質問すると、リサーチ不足な印象を与えかねません。
事前に企業研究を徹底して応募企業のサービスや仕事内容、社風について把握しておくことはマストです。
面接は、実際に働く人の意見を聞ける場なので調べても分からない内容を質問してみると、その後の選考や入社後にも有効な情報を得ることが出来るかもしれません。
■「はい」か「いいえ」で答えられる質問
質問から会話を広げることが大事なので、一言で答えられるような質問は避けた方が良いです。
例えば、「仕事でやりがいを感じていますか?」と質問するのではなく、「働いていてどのような部分にやりがいを感じますか?」と聞く方がより詳しい情報を得ることができ、入社後に働く様子もイメージしやすくなるはずです。
■抽象的な質問
逆質問は面接官が回答しやすいようにできるだけ具体的に分かりやすく伝えることが大事です。
例えば、「御社の将来性についてどう考えますか?」といった漠然な内容を質問してしまうと面接官も回答に困ってしまうかもしれません。
ですので、「御社は○○のようなサービスを提供していますが、今後新しい取り組みやサービス向上のためのブラッシュアップをお考えでしょうか?」のように具体的に質問するよう意識してみると良いですよ。
上記のような質問に注意してマイナスな印象を回避できるよう心がけてみてくださいね。
また、もしかすると「給与面や労働条件についての質問は悪印象に繋がると言うけど、それでも転職では妥協できない!」と感じているかもしれません。
そんな時は、プロのキャリアアドバイザーに相談することも有効な手段の一つです。
キャリアアドバイザーによっては、応募企業に直接聞きにくい質問を求職者に代わって問い合わせてくれる場合があります。
さらに面接対策だけでなく、転職に関して悩みや気になることがあれば気軽に質問できるのでインターネットの情報を頼りに転職活動を進めるよりも不安や迷いなく決断していけるはずです。
これまでNG逆質問についてお伝えいたしましたが、次に好印象に繋がる質問について詳しくお話いたしますね。
面接で好印象を与えるためには、以下の3つの点に注意して逆質問を考えることがオススメです。
■面接の内容を意識して質問を複数用意する
面接中に質問の内容が解決する可能性もあるので多様な視点で質問を考えて、
事前に企業研究を徹底的に行い、3~5項目程度の質問を用意しておくと安心です。
■面接官のポジションを踏まえた質問を用意する
転職活動の面接選考では、一次・二次・最終の段階ごとに面接官の立場や人数が異なる場合があります。
もし相手の答えられない質問をしてしまうと、「状況が読めない人だ」といったマイナスな評価に繋がる可能性があります。
そのため、若手社員や人事担当、役職のある社員、社長など、面接官のポジションを理解した上で質問を用意しておくことがポイントです。
また、面接官が1人の場合や複数の場合など様々な状況を想定して質問を考えるとより効果的ですよ。
■応募企業の社風や業務内容を考慮した質問をする
企業は逆質問の内容からあなたと会社の相性を確認する場合があります。
例えば、
・完全にオフィス勤務が決まっている会社に対して「在宅勤務の導入予定はあるか」と質問する
・チームの連携を大事にする社風の会社に「個人で成果をあげる社員の特徴」について質問する
など、応募企業の社風や業務内容と合わない条件について質問した場合、
「入社後にミスマッチを感じて、離職してしまうのでは?」と企業側に判断されてしまう可能性があります。
そのため、逆質問を考える際は「企業研究」をきちんと行うことが欠かせません。
応募企業のホームページで社風や業務内容だけでなく社員や社長のメッセージなども読みこんで、応募企業にマッチする内容を意識して考えてみると良いですよ。
上記のようなポイントに注意して、入社意欲をアピール出来るような逆質問を用意してみてくださいね。
もしあなたが、「自力で考えても質問が思いつかない」「就業規則など踏み込んだ質問をしたいけど、失礼にあたらないか不安」という場合は、プロのキャリアアドバイザーに相談してみることで不安や悩みを解消できるかもしれません。
プロのキャリアアドバイザーは、あなたが自信を持って面接に臨めるように逆質問に関するアドバイスだけでなく面接対策を全面的にサポートいたしますよ。
もし現在、面接で躓いていたり転職活動に関して不安や悩みを抱えていたら、まずは些細な事でも転職のプロに相談することから始めてみてくださいね!
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逆質問は「自己アピール」のチャンスになる!
もし面接中に自己アピールが十分に出来なかった場合、面接終盤の逆質問はあなたの熱意をアピールできる最後のチャンスです。
そのため、前述したように「特にありません」といった回答は避けることが重要ですよ。
逆質問のメリットは他にも、、、
◎入社前に疑問点を解消できる
逆質問は、入社するにあたり疑問や不安に感じていることを確認できるタイミングです。
内定の決断をする判断材料にもなりますし、入社後のミスマッチを防いで
長く働き続けるためにも気になることは質問しておくと良いですよ。
◎入社意欲をアピールできる
逆質問では、事前に応募企業のホームページを熟読して一歩踏み込んだ内容の質問をすることがカギになります。
あなたが持つ強みやスキルを活かしてどのように会社に貢献できるのかを具体的にアピールできると入社意欲も伝わりやすくなるはずです。
また、企業研究は逆質問だけでなく志望動機や自己アピールを考える際にも欠かせない準備の一つです。
もしあなたが、「自力で企業研究をしただけでは応募企業の情報が足りない」
「逆質問だけでなく面接全体を通して効果的なアピール方法が知りたい!」と思っていたら
転職市場に詳しいプロのキャリアアドバイザーに相談してみることも有効な手段の一つになります。
プロのキャリアアドバイザーは、あなたが求める情報を適切にピックアップして紹介することが出来るので、転職活動にかける貴重な時間をムダにすることなく進めることが出来ますよ。