差がつく自己PRを作成するキホン
自己PRは転職活動で合否を左右する重要なポイントの一つです。
書類選考や面接選考でも必須の項目ですが、いざ作成しようと筆を執っても
「この強みは自己PRとして適切なのか?」「何を書いていいのかさっぱり分からない…」
などと疑問や迷いが生まれてしまうかもしれません。
また、転職活動でありがちなのは、「自己PR」と「長所」が混ざってしまうことです。
自己PRと長所は似ているようで、
・自己PRは仕事に関するあなたの強みを伝えること
・長所はあなたの人柄に関する良いところを伝えること
といった違いがあります。
ですので、一般的に自己PRと長所を聞かれたら以下のような内容を答えると良いですよ。
◎自己PR・・・仕事をする上でのあなたの強みやこだわりなどを実績を交えて伝え、具体的にどのように会社に貢献できるのかをアピールする。
◎長所・・・あなたの人柄や性格が応募企業の社風に合うかどうかを判断するので、具体的な長所にまつわるエピソードや友人などの客観的な視点からの意見を含めて伝える。
このように、あなたの良さをアピールする目的は同じでも、上記のような違いがあることを理解した上でそれぞれ内容を考えてみてください!
では、実際に応募書類を書く際に、
「自己PRに書けるものが全く思い浮かばない「自己PRに書きたい内容が多くて上手くまとめられない」などと悩んでいたら、これから効果的な自己PR作成のためのコツについてお話しいたしますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
自己PRを作成するための事前準備
あなたがもし、履歴書や職務経歴書を作成する際に自己PRの内容に悩んでいたら、以下のような順序で組み立てることをおすすめします。
①応募企業の募集要項を確認する
自己PRを作成する前に「応募企業が求める人材」を確認することからスタートします。
募集要項を見ると、必須としている専門知識や専門スキル、歓迎される経験などが記載されている場合があるので、どんなスキルや経験をアピールすべきかなど応募企業への適切なアプローチ方法が明らかになってきます。
②キャリアの棚卸しを行う
あなたが今まで経験した業務内容やそれに伴う結果・実績を書き出していきます。
ある程度洗い出したら、客観的なあなたの評価も明確に示せるように、具体的な数字やエピソード、あなたのポジションなども書き加えておきましょう。
③自己分析から応募企業にアピールしたい強みの優先順位を決める
まずは応募企業に活かせる強みかどうかは考えずに思いつくものを書き出して自己PRを作成する材料を集めます。
この時、仕事での過去の成功体験、失敗体験などを振り返り、その経験からどんなことにやりがいを感じるのかを深堀りしていくとあなたの強みや得意分野が明らかになりますよ。
また、自己分析だけでは主観的になってしまうので第三者の意見を取り入れることで
あなたの長所や人となりを客観的に理解することが出来ますよ。
あなたの強みを全て書き出したら、応募企業が求める人物像に合わせてアピールするポイントを2~3つ程度に絞ると良いでしょう。
その際は、
・応募企業に記載のあるスキルや人物像
・他の求職者と差別化できるスキル
を優先的にあなたの強みを選ぶことで企業側の目を引きやすいかもしれません。
履歴書や職務経歴書に記入する際もアピール度の高いものから書くようにすると効果的ですよ。
このような順序で自己PRを考えるとスムーズに作成することが出来るので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
また、もしあなたが、「自分の強みなんて頑張っても1つしか見つからない」「自分の強みについて意見を聞ける第三者がいない」と不安に感じていたら、転職活動のプロに相談することも有効な手段の一つです。
数多くの求職者へサポート経験のあるプロであれば、転職活動に活かせるあなたの「強み・職業適性・市場価値」を客観的に分析し、
応募企業への効果的なアプローチ方法についてあなたに合ったアドバイスを行います。
応募企業にとって魅力的な自己PRを書くためのコツ
自己PRを作成する事前準備についてお話しいたしました。
では、実際に作成する中で応募企業の目を引く自己PRを書くために、以下の3つのポイントをチェックしてみてください。
◎要点は短く簡潔に伝える
1文が長くなりすぎないよう、短く言い回しを変えてみたり2文に分けるなど読みやすい文章を工夫してみてください。
また、自己PRの記入内容が少ないと入社意欲が低いのではないか?と企業側にマイナスな印象を与えてしまうかもしれません。
一般的に全体の8割が埋まっていれば問題ありませんので、300字程度を目安にまとめるよう意識してみてくださいね。
◎具体的なエピソードを添える
あなたの強みを裏付けるエピソードを織り交ぜると効果的です。
①強み⇒②強みを裏付けるエピソード⇒③どのように業務に活かせるか
という展開で内容を考えると良いですよ。
また、内容の目安としては、
強みとエピソードを8,9割、活かせるポイントを1,2割でまとめると読みやすさがアップするのでオススメです。
◎あなたの言葉で伝える
インターネットで調べた自己PRの例文をコピペして使用することはNGです。
あなたの人間性や個性を感じられるように、しっかりとあなたの言葉で自己PRを書くことが大事ですよ。
上記のようなポイントを意識して自己PRを作成してみてくださいね。
また、もし自己PRの書き方に限らず転職活動の進め方に不安がある場合は、応募書類の添削や面接対策などのサポートも受けられますので自己流で転職活動を行うよりも納得しながら進められるはずです。
もし「初めての転職」であったり「スキルに自信がない」など、少しでも転職活動を始める際に不安を感じていたら気軽にプロのサポートを受けてみると良いかもしれません。
とはいえ、たとえあなたがプロのキャリアアドバイザーに相談したからといって必ずしも転職する必要はありませんので安心してくださいね。
それに、
「キャリアアドバイザーを活用しても希望する企業が見つからない」
「キャリアアドバイザーが合わないと感じる」
といった場合は途中で利用を辞めても問題はありません。
ただし、自己PRできる強みを自己分析をしても、応募企業に合ったアプローチをすることは困難に感じてしまうかもしれません。
そこで、転職のプロからサポートを受けながら転職活動を進めると、その難易度は段違いに低くなります。
転職活動に活かせる実績に自信がない…そんなときは
もしかすると、あなたは自己PRを作成する中であなたのスキルや実績に自信を持てずにいるかもしれません。
ですが、華やかな経歴や会社の成果に繋がった大きな実績はなくてもアピールできるものはあるはずです。
決して見栄を張って経歴を盛ったり偽ったりする必要はありません。
たとえ仕事で失敗に終わってしまった経験でも、
そこから学んだことやトラブルを回避するためにどんな行動をとったのかなどを伝えることが出来れば立派な自己アピールになるのです。
また、もし具体的な数字や結果を挙げられなくても、
問題が発生した際に機転を利かせて解決につながる行動を取ることが出来たという内容でも十分アピールできる要素になるかもしれません。
もし現在、スキルや実績に捕らわれて自信を失い、
転職は諦めた方がいいのかな…とマイナス思考に陥っていたら、、、
プロのキャリアアドバイザーに相談してみると客観的にあなたのキャリアについて整理できたり、自分では気づけなかった新たな強みを発見できるかもしれません。
自己PRを伝えるためには、面接でどのように伝えるかもポイントになります。
あなたは応募企業に効果的にアピールできる方法を自力で見つけることができますか?
もしインターネットの情報や転職経験のある知人などの意見を参考にしても
必ずしもその検索結果や答えがあなたにも当てはまるとは限りません。
あなたにとって効果的なアピール方法はあなたの実績と強みからなるものです。
もし応募企業で活かせるあなたの強みをピンポイントで知りたいと思ったら
転職活動に詳しいプロに相談してみることがあなたの転職を成功させる一番の近道となるかもしれません。