日本人の転職回数は超少ない?
「日本人は勤勉だよね」
「どんなに混雑してても、電車に乗る時はちゃんと並ぶし、真面目だ」
あなたはテレビでインタビューされている欧米諸国の人が
こんなコメントを言っているのを聞いたことがあるかもしれませんね。
ですが、いくら勤勉だからといって、
日本人は年がら年中会社のことばかり考えていて月曜日が楽しみで仕方ない!という声は
あまり耳にしないと思いませんか?
あなたや、あなたの周りにいる人もどちらかと言えば
「ブルーマンデーだと感じる」
という人が多くいないですか?
それもとも、クリスマスの前日のように
「早く明日にならないかな!」とわくわくしていますか?
仕事が楽しくなくて、考えると憂鬱になってしまう原因のなかには
「毎日仕事が楽しくないのは
今の職場がマッチしてないから…」
「働きに応じた待遇がないから
やりがいがない…」
「入社時に比べて職場に行く道のりが遠く、
足が重く感じるようになった…」
等々あげられます。
だからと言って、
すぐに転職したり別の職種にするには
早すぎるのでは…と悩んでしまいますよね。
そこで、今回は
10回転職するのは当たり前という
転職大国アメリカと比較して
「やりがい」に結び付く働き方について
お話させていただきますね。
転職大国アメリカに「新卒採用」はない
例えば、大都市ニューヨークを筆頭に
転職大国アメリカにはそもそも日本のように
「新卒採用」という枠そのものがありません。
どういうことかというと、
キャリアをしっかり積んだ
求職者でも新卒・既卒者でも
同じ求人からポストを競います。
さらに、
人権や差別により配慮されているので
・年齢
・性別
・婚姻状況
・子供の有無
この上記の他に
履歴書に容姿によって印象を操作させないため
写真の添付も禁止されています。
日本でも履歴書の証明写真の廃止が話題になりましたよね。
証明写真は無人の撮影機でも費用がかかってしまうところでもあるので良い面が多くなりそうですね。
また、日本の終身雇用制度や公務員制度のように
年功序列という概念がもともとないので、
キャリアやスキル・成果によって
給与が異なります。
そうすると、厳しさももちろんありますが
仕事をルーティンに感じず
自然と自分のスキルアップに
前向きになるモチベーションに繋がりやすくなります。
また、転職理由としても
日本では希望職と違っても
多少我慢することが美徳、と
いわれていますが
・業務内容が契約時と異なった
・もっと待遇のよい求人があった
・スキル・ステップアップ出来る企業を
見つけた
等々、勤続年数にこだわらず転職活動に対して迷いは希薄です。
専門的な技能やサービスなど、自分のスキルに自信がある人であるほど、
その転職回数は2桁にもおよび、
逆に1度も転職を経験しなかった人は
「キャリアにそもそも自信がない人だ」と
レッテルを貼る風潮があるほどです。
長期的な勤務と短期の転職…この先選ぶべきはどれ?
転職サイトやハローワークには求人票があふれているし、
未経験からも挑戦できる職種もあるからといって
「職場の雰囲気が合わないから」
「もっと待遇の良い企業に行きたい」
という決断をするのはちょっと待ってください。
なぜなら、先に紹介した転職大国アメリカですら
転職はするけれど必ずしも年収アップや
希望通りに就職できる約束はなく、限りなく自己責任の世界だからです。
求職者が多ければ多いほど、限られたポストの倍率は上がりますし、
未経験者より実績や経験のある人が企業に好まれる傾向は変わりません。
さらに、日本も終身雇用制度からより専門性を求められる
通年採用が増えることによって今後「未経験OK」の求人そのものが減らざるを得ないのです。
また、職業や企業によってスキルや成果を上げることでキャリアアップしたことで
「仕事にやりがいを見出して断然楽しくなった」という体験も散見されます。
転職回数が多い方が有利だったアメリカも変わりつつある
さらに転職大国アメリカですら
一流企業ほど優れた人材の
定着に福利厚生を充実させるなどで働きかけています。
しかし、だからといって従来の日本のような終身雇用制度や
退職金を約束するという従業員の「安定」のためではなく
企業が求める人材の水準を積極的に向上させることで相応の対価を受け取り、
企業のブランディングも合わせてアップするというしっかりやりがいと仕事が評価されるという目的を持っています。
もしあなたが今
「とりあえず転職」を考えているのなら漠然とやりがいと待遇向上の他に現職でのスキルアップのチャンスを見直したりこれまで積み重ねてきた仕事のスキルを生かした求人に絞って検討することが絶対におすすめです。
でも、そうは言っても
「ただ求人を眺めたり、転職サイトからのスカウトメールを見ていても
自分にマッチする企業やピンとくる職種がない…」
と思っているのなら、そのまま何もせず諦めてしまうより、
転職のプロのキャリアアドバイザーに
詳しく話を聞いてもらうことも大切なのことなので、検討してみてくださいね。
ライフワークバランスというように、月曜のの仕事も、休日の遊びも楽しくやりがいのあるキャリアのために少しでも早くアクションを起こしてくださいね!