Q.シンクタンクの業務内容にはどのようなものがありますか？
A.一般的に、専門的な調査・分析をして解決策の提言を行います。

経済・金融・社会など様々な分野の専門家が
調査・分析を行い、企業や政府のために
提言・施策立案を行うことがシンクタンクの役割です。

シンクタンクは、「政府系シンクタンク」
「民間系シンクタンク」の2種類に分けられます。

【政府系シンクタンク】
各省庁より依頼を受け、日本が抱える問題に
対する調査・政策提言を行います。
調査結果は省庁の公開する白書や
ロードマップの作成に反映されます。

【民間系シンクタンク】
企業から依頼を受け、クライアント企業の
サービスや商品が与える市場や環境、
経済への影響について調査します。
また、コンサルタントとしての業務の
割合が多く占めている場合もあります。

Q.コンサルティングファームとシンクタンクにはどのような違いがありますか？
A.以下のように目的が異なります。

【コンサルティングファームの目的】
クライアントの課題を解決すること
【シンクタンクの目的】
社会・経済問題の調査・研究を行うこと

シンクタンクは、数十年後の予測など
コンサルティングファームより
長期的な視点で調査・分析を行っています。

ですが、シンクタンクによっては
コンサルティングに近い業務を
行う場面も珍しくありません。

また、「シンクタンク系コンサル」という
2つの特徴を合わせ持つ組織も存在し、
市場は拡大傾向にあります。

Q.シンクタンクへ転職するときに必須の資格はありますか？
A.特に必須の資格はありません。
ですが、「MBA」^※を取得していると
有利に働く可能性があります。

資格取得によって得た
知識・スキルがあるなど
あなたの実績やポテンシャルを
アピールすることができるためです。

また一般的に、シンクタンクの業務を行う
大手企業は、学歴重視の採用を
行っている傾向にあるので
大学院出身者など高学歴な人材は有利に
転職を進めていくことができると言えます。

※経営学の大学院修士課程を終了すると与えられる学位のこと

Q.シンクタンクを目指す際に求められるスキル・人材はありますか？
A.以下のようなスキル・人材が求められると言えます。
【スキル】
・調査力
・分析力
・情報収集力
・問題解決力
・論理的思考力
・仮説構築力
・コンサルティング力
・インタビュー力
・プレゼンテーション力
・マーケティング力
・コミュニケーション力

【人材】
・知的好奇心が強い人
・向上心のある人
・社会問題に関心のある人
・一つの専門分野を熱心に研究できる人

シンクタンクには、社会問題のような
大きな問題を解決するための高い
調査・分析力が必須だと言われています。

また、繰り返し仮設を立てて根気強く
リサーチすることが苦にならない人や
専門分野である程度の経験を
積んでいる人が好ましいでしょう。

ほかにも、調査によっては
海外の文献を読んだり
英語でレポートを作成したりできる程度の
英語力が求められる場合もあります。

Q.未経験からシンクタンクへ転職するときに活かせる業務経験にはどんなものがありますか？
A.以下のような経験が挙げられます。
・コンサルティング経験
・金融業界での業務経験
・経営・企画部門の経験
・M&A部門の経験
・マーケティングの経験
・研究機関の勤務経験

このような業務経験があると
評価される傾向にあります。

Q.シンクタンクに転職するときの自己紹介ではどのようなことを話したら良いですか？
A.以下の内容を話しましょう。
・氏名
・職歴
・転職理由
・自己PR
・締めの言葉

自己PRはあなたが応募するポジションで
活かせるスキルや経験を
それを裏付けるエピソードも交えて
簡潔に話すと好印象です。
また、シンクタンクの将来性などを
盛り込んで話せると良いでしょう。

Q.シンクタンクへの転職面接において志望動機を答えるときのポイントはありますか？
A.応募企業でなければいけない理由をあなたの言葉で伝えることです。
・今までの経験からシンクタンクを志望する経緯
・他社と比較した応募企業の魅力
・具体的にどんなことに取り組みたいか
・どのように企業に貢献できるか
など、具体的なエピソードや目標を答えて
入社意欲をアピールしましょう。
応募する企業だけでなく
競合他社についても研究することが大事です。

Q.シンクタンクに転職するときに面接でよく聞かれる質問はありますか？
A.シンクタンクとしての素質を確認するような質問をされる可能性があります。
ある製品の一人あたりの消費量を
答えるというようなケーススタディ面接も
多く行われているようです。
今までの知識や経験を用いて
数字を織り交ぜて論理的に
回答することがポイントです。
話の組み立て方、社会情勢や
幅広い業界に関する知識を
深めておく必要があります。

また、シンクタンクの選考には
筆記試験が必須となっており、
高得点が求められるため
しっかりと対策して挑みましょう。

Q.シンクタンクへの転職面接において自己PRを答えるときのポイントはありますか？
A.応募先に活かせるスキルや経験をエピソードを交えて答えることです。
シンクタンクの場合は、
問題解決能力、論理的思考力、
コミュニケーション力や
データ解析に関する研究成果
などをアピールすると良いでしょう。
・経営コンサルタントの経験から問題解決能力が向上したこと
・役員・管理職クラスのクライアントと問題なく意思疎通できること
など、アピールポイントを裏付けるエピソードや
経験年数を付せて説明すると好印象です。

具体的にどのような業務を行えるのか
企業に伝わりやすい自己PRを心がけましょう。

Q.シンクタンクとしてのキャリアプランについて答えるときのポイントはありますか？
A.1年後、3年後、5年後と段階的な目標を答えることです。
・どのような資格やスキルを身につけたいか
・どのような立場に就いていたいか
・どのように企業に貢献したいか
など、応募先で実現できるかを
意識して答えることがポイントです。
市場動向などを把握した上で
シンクタンクの将来性に触れつつ
長期的に働く意思をみせると良いでしょう。

Q.シンクタンクへの転職のためにおすすめの質問はありますか？
A.入社意欲がアピールできる質問がおすすめです。
・事前に勉強・準備しておいた方がよいこと
・面接官の方が現在の立場で最も苦労した案件
また、業務内容に関して気になることがあれば
質問して疑問を解消しておきましょう。

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