生産性と効率化の呪いにかかってませんか?
「出来るだけ生産性の高い人材を目指そう」
「あの人は生産性の鬼だから仕事が早いよね」
「iPhoneのこのアプリを使うと時間を無駄にしないから生産性を高く出来るよ」
あなたは身近に生産性という言葉を耳にしますか?
主婦向けのテレビでもいわゆる「時短グッズ」が紹介されるように、ビジネスパーソンにも生産性を高める商品や
生産性を意識出来るような商品が人気になっています。
企業で働いていても、ひとりひとりの生産性をアップさせるというように生産性はどこに行ってもついてくる言葉になっていきました。
ですが、生産性と効率化だけに特化していると時間に余裕は持てずに疲れが溜まってしまっていませんか?
そもそも生産性を上げることだけがあなたの価値じゃない
生産性というものは素晴らしいですよね。
誰かの役に立てていますし、企業だとしたらプレイヤーとして高く評価されます。
評価されれば、それだけ意見をすることが許されたり、待遇も良くなります。
ですが、誰しも生産性に囚われてしまうということは良い面ばかりではありません。
なぜなら、生産性のない人間は不要という意識が生まれてしまうためです。
しかし、企業が意味する生産性という言葉の範囲はとても広いものです。
営業成績や、周りに対するコミュニケーション力、リサーチ力…
どれも生産性に関わりますが、どれか一つだけでも生産性には直結しません。
もしあなたがあなたの働いてる企業から「君は他の人と比べて生産性が低い」と言われたり、
社内の成績や評価に繋がるとしたら、「なぜ生産性が低いと判断されたのか」と明確に示してもらう必要があります。
なぜなら、ローリスクでハイリターンを望み、従業員を闇雲に消費しようとする企業は悲しいかな存在します。
近年、そういった企業は生産性の名のものとに従業員にプレッシャーを与えたり、圧をかける傾向が問題になっています。
ですので、あなたが現在働いているなかで、悩みを持つ場合は「それは本当に生産性に問題があるからか?」
「明確に比較して劣っている部分はどこなのか?」というポイントを忘れないでくださいね。
さらに、生産性を高めたい人が努力している時には当たり前に思われるかもしれませんが
その意思を尊重して、お互い理解しあったり、やるべき仕事はきちんと期限内に収めるということも大切です。
しかし、本当に生産性をアップさせたいと思っているとしたら、あなただけの力で全てを完結させようと考えることを卒業する必要があるって知っていますか?
もしかしてまだ全部自分のちからで解決しようとしてませんか?
棚卸しや掃除、廃棄処理や片付け
レジ打ちなど全部自分の地下でやろうと思っていると
時間や体がいくらあったって足りません。
ですが、少ない人数での職場だと、
「仕方ない」と皆諦めてしまいます。
でも、ちょっとしたポイントを抑えることで、
上司や同僚や先輩の力を借りながら、生産性を高めながら
好印象を与えることが出来るって知ってますか?
劇的に生産性と正確さをGET出来るある一言知ってますか?
あなたはあなたに与えられた仕事を全部自分の力で解決すべきだと、
まさか思ってはいませんよね?
もし、そう思いながら生産性を高めようとしているとしたら危険です。
全て自分の責任で仕事や与えられた成果、お店の切り盛りをしようと思っているなら心はすり減ってしまうからです。
ひとりで切り盛りをすることが得意な人もいるかもしれませんが、基本的にひとりよりふたり、ふたりよりチームで仕事をする方がスピードが上がるはずです。
それと同じで、よほど名指しで完了させなければいけない仕事を除いて、発注ミスをしないために「一緒に確認してほしいです」とダブルチェックを頼んだり、手分けして作業した方が仕上がりも良いです。
しかも、私たち人間は社会的な生き物なので、出来るだけ優秀に見られたいと考えてしまうのです。
「バカに思われなくない」
「仕事が出来ないと思われなくない」
というように‥‥・。
仕事が出来る同僚や先輩が上司に褒められていたら焦ったり、自分は落ちこぼれだと感じてしまう時、嫉妬をしてしまうことも、社会的な生き物だから、というから面白いですよね。
少し話が逸れてしまいましたが、つまり私たちは
遺伝子レベルで人の目を気にしてしまう生き物なんです。
なので、ミスを人に悟らせたくない、
誰かに頼りたくないと思ってしまうのは、あなただけが抱える問題ではないのです。
そんな時、少し勇気がいるかもしれませんが、
ある一言で解決出来るようになるんです。
それは、
「すみません、確認をお願いします」
と相手に一言伝えることです。
自分ですべてを抱え込んでしまうと、責任もプレッシャーも強く感じてしまいますよね。
ですが、不安を感じていたり、重要な資料や企画であればあるほど、上司や先輩に間違ったことをしていないか確認をしてもらえることでミスを防ぐことが出来ます。
ただし、確認をしてもらうためには、
●どんな目的で●どんな結果が必要かを
ただしく、まずあなたが理解している必要があります。
確認やチェックの協力をあおぐ時には
このポイントを意識することを忘れないでくださいね。
生産性を上げるためには、最新のアプリや機材を使うだけではありません。
あなたの身近な人の力や知識を借りることでも実現することが出来ます。
誰かに頼ったり、協力を願うことは初めは難しいかもしれませんが、コミュニケーション力を高めることにも繋がりますので、ぜひ活用してみてくださいね。