物を捨てるだけのミニマリストが終わってる理由

 

最低限に物を持つ生活をする人を
ミニマリスト」、
そして最低限の持ち物で暮らすことを
ミニマリズム」呼びます。

このミニマリストミニマリズム
2020年の現在、物を持たない考え方が若者を中心に受け入れられてきたことで当たり前になっていきました。

もちろん、全ての人ががらんどうな部屋に暮らしているわけではありませんが、
ミニマリストと呼ばれる著者のハウツー本を読んだり、実際に世界的に有名になった近藤麻理恵氏のようなお掃除コンセルジュに手伝ってもらうことで多くの人の暮らしに浸透していきました。

さらに、近藤麻理恵氏の「こんまりメソッド」の他に、寒さの厳しい北欧でも、実際に監督自身がミニマリズムを実行した
「365日のシンプルライフ」という映画作品があります。

この「356日のシンプルライフ」は、ペトリ・ルーッカイネン監督の、恋人に振られたことをキッカケに、ものを持たない暮らしに挑戦する作品です。
ミニマリストの生活を始めるために、賃貸の持ち物を全て倉庫に移し、服すらもゼロのまま生活をやり直すのです。
冷蔵庫ナシの生活も「もともと寒いヘルシンキには必要ないわ」とでもいうように、窓の外に生鮮食品を並べる図はクスッとしてしまうので、ぜひ観てみてくださいね。

さて、日本でも、「365日シンプルライフ」まで行かなくとも物を過剰に持つことよりも、出来るだけ持たない選択をすることが当たり前になってきました。

例えば、昨今は自分の車を持たない方がスマートと言えます。車を使いたい時はレンタカーにすれば維持費もメンテナンス代も駐車場代もかからないですよね。
必要な時だけ借りればいいのですから、とても合理的です。

逆に、ただものを捨てて減らしている人は、ミニマリストを目指しているのに、いつの間にか物が散乱しだしてしまったり、挫折して元の生活に戻ってしまったという体験談も散見されているって知っていますか?

それは、ミニマリストはただ「物を減らせばOK」というワケではないからなんですよ。

では、ミニマリストを継続的に続けられている人は何を理念として、ミニマリズムを実行出来ていると思いますか?

ミニマリストの目的は断捨離じゃない

断捨離こそがミニマリスト、、、と思ってしまいますが、実はそうではありません。
では、何がミニマリストと言えることだと思いますか?

結論から言うと、自分にとって管理するものを必要最低限にするということなんです。

「え?断捨離と一緒じゃん」と思ってしまったかもしれませんが、少し違うんですよ。

例えば、ミニマリストは服を5枚しか持たない、など言いますが、服を100枚持っていたってミニマリストと言えるんです。
それは、その人にとって服が何より大切で集中して管理したいものだからです。

睡眠が何より大事なら、敷布団ではなく、大きなクイーンサイズのベッドを持っていてもいいのです。

そして、その好きなものや集中したいものに全力を注ぐためには自分にとって「借りればいいや」というものをレンタルして暮らせば、立派なミニマリズムです。

そもそも、物を捨てること自体が目的になってしまうと、何も手元に残らなくなってしまいますよね。
「こんまりメソッド」を持つ近藤麻理恵氏も、何でも捨てればいい、というわけではなく「心がときめくもの」を手元に残す生活を推奨しています。

ミニマリストの生活をしたい、という場合は憧れのミニマリストのようにただ物を持たないと決めるだけではなく、自分にとって必要か・不要かを軸にして振り分けをすることが絶対におすすめです。

では、仮にスッキリした部屋を作りたいと考えて、ミニマリズムを取り入れたいという時は、どんなことから気を付ければよいのか、ポイントをザックリご紹介しますね!

まずは部屋をスッキリさせたい!ミニマリズムを取り入れるためには

特に女性が当てはまるといわれていますが
捨てられないものの第一位が洋服です。

あなたも毎日オフィスや仕事場に着ていく服で
気が付いたらクローゼットやタンスが
パンパンになっていませんか?

昨今ミニマリストが増えていますが
タンスがいっぱいで溢れている人ほど
悩みが多く、部屋が乱雑する悪循環を生んでいる
という調べがあります。

仕事の悩みと部屋の荒れはリンクする?

人は不安を感じると
ものに頼ったり収集するといわれています。

自分に自信が持てないと洋服をたくさん買ってしまったり
「まだ使うかも…」と 数年着ていないのに捨てられない、ブランド品だから手放せないという傾向があるのです。

これは、自分の気持ちやこれから先のキャリアに迷いがあることで
いるもの、いらないものの判断が鈍るためです。

乱雑した部屋が与える将来に与える罠

必要なものの判断が出来ないだけではなく
乱雑した部屋ですと着ていくものや必要なものを探す
選択肢が増え、脳に余計なストレスが与えられます。

余計なストレスの負荷があると
仕事中も気になったり、引きずってしまい
集中出来ず生産性が落ちてしまいます。

頑張って仕事しているのに
評価されない結果に陥ってしまうので
空回りしたり、むしゃくしゃするストレス解消のために
さらに衝動買いをして部屋をものであふれさせかねません。

こうなってしまうと負のスパイラルからなかなか抜け出せにくくなってしまいます。

あなたは今日着る服をすぐに手に取れますか?

タンスやクローゼットから
迷わず洋服を選べない場合、
自分では自分の好みが分かっているつもりでも
忙しさや不安によって迷いが邪魔をしていることが考えられます。

また、無難な服ばかりで
自分が本当に着たい服を抑えるあまり
本来のあなたのポテンシャルや
やる気が曖昧になっている場合もありますよ。

服を捨てることはとても難しいと感じてしまいますが
1枚で汚れた靴下をゴミ箱に入れるだけでも心が軽くなる効果が高いです。

古い服や寄れてしまった服を捨てることで
「自分に合う本当の服」を
イメージすることもできますし、整理整頓が終わると

プライベートや仕事について
理想的なライフワークバランスが
しっかり見えるようになり、
仕事の悩みも解決しやすくなります。

どんなものから捨てるといい?ヒントは小さいものから

「まずは古い下着から処分しよう」
「次はストッキングを捨てよう」
「このシャツはもう着ないな」

というように
小さなものから捨ててみてください。

また、1日にまとめてやろうとすると結局手付かずになったり中途半端になり余計散らかってしまうということがあるので

◆今日は引き出し1個分だけ整理する◆

というようにハードルを下げることが
おススメです。

クローゼットのメンテナンスは自分自身のメンテナンス

スッキリしたタンスやクローゼットは
使うたびに気持ちが良いものです。

ムダな買い物を抑えることも出来ますし、
本当に自分が気に入ったものだけ
手元にある生活は最高と感じることが出来ます。

無駄な選択肢がないので、
朝焦って無駄な時間も減らせるので
仕事の生産性も高めることが出来るので
ぜひ取り入れてみてくださいね。

選択肢も全部自分で決めるのは大変…そんな時は誰かの力を借りよう

あなたがもし、今日から断捨離や余分なものを捨てたい…新しい自分と出会いたいけど難しいという時は、思い切って周囲の力を借りてみるのもおススメです。

友達を呼んで、自分は不要だけど必要なら捨てずに譲ったりすると、大切にしていたものを捨てる罪悪感は軽くなりますし、捨てるか悩んでいる時に背中を押してもらえます。

そして、不要なものを捨てる時に背中を押してもらうように、あなたにもっとピッタリの環境に出会いたいと思ったら、キャリアカウンセラーや転職エージェントに現状を相談することも大切なプロセスです。

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捨てることと、出会うことを必要以上に怖がらず、あなたの本当に目指すミニマリズムのある生活を手に入れてくださいね。

 
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