コミュニケーションで知っておくべき最凶の地雷

 
「どうしてすぐにお皿を洗わないの?」
「あの人ロッカー、いつも散らかってる」
「デスク周りが書類で溢れてる…だらしないなあ」
 
もしかしたら、あなたも他人に対して「しっかりしてほしい!」と
感じてることはありませんか?
 
ですが、
他人に対して「散らかしているから整理した方がいいに決まってるでしょ!」という注意は
実はあなたの「思い込み」による問題なんです。
 
もしかしたら、「え!良かれと思って注意してるのに、何で!?」と思ってしまったかもしれません。
 
その理由をお話しますね。
 

思い込み正義は完全に「ありがた迷惑」だし悪印象の理由

 
あなたがもし、過剰な潔癖でなくても、隣のデスクやロッカー周りが散らかっていたら、
持ち主に「邪魔だから片付けてほしい。きれいにしてた方が作業も効率イイよ」と伝えました。
 
ですが、持ち主はあなたの主張に逆に激怒します。
それはなぜでしょうか?
 
少し考えてみてください。
 
‥‥‥
 
いかがですか?
怒った理由の想像が出来ましたか?
 
怒った理由はもしかしたら
 
▼忙しいから整理する暇がない!
▼掃除するなんて時間のロスだからしない!
▼自分は散らかってるとは思わない!失礼だな!
 
等々、こんなイメージをしたかもしれません。
どれも間違いではないのです。
 
ですが、共通することが1つあることに気づきませんでしたか?
 
それは、注意する側はされる側の視点で物事を見ていなかったという点です。
 
こんなことが考えられませんか?
 
それは、ロッカーの持ち主が
 
■本当は綺麗なロッカーを保ちたいのに、着手する暇がない自覚がある
 
■年始にまとまって掃除する方が効率が良いという持論がある
 
■自分はこのままできれいだ思ってるんだから、人に考えを押し付けないでほしいと思っている
 
という「考え」を抱いているということです。
 
注意した側は自分の視点でしか注意していないので、された側は納得できませんし、当然直すこともしません。
(法律に触れることなら別ですが、片付けないことは犯罪ではありませんから)
 
このたとえ話に限らず、「ありがた迷惑」で自分の正義を無意識に押し付けてしまうと、対人関係でも仕事でも数々のデメリットが生まれてしまいます。
 

気づいてる?「自分の正義」が潰すチャンスの数々

突然ですが、転職・就活の面接でも一発NGになってしまうことってなんだと思いますか?

それは、先に伝えたように「自分の正義」を主張することです。
でも、あなたが今まで受けた面接や面談で
「自分の正義なんて言ったこともない」と他人事に思っているかもしれません。

ですが、この受け答えはどう思いますか?

Q:あなたはなぜ前職を離職したのですか?

A「はい。それは、自分の頑張りに対して
 評価しない企業だったためです。

 ノルマも大切だと分かってはいますが、
 過程やお客様へのコミュニケーションなど
 自分の能力をもっと活かせる企業で働くべきと思い、
 退職をいたしました」

この応答はよくありがちと思われていますが、
企業にとってはNGな部分がいくつか散見されます。

それは、「自分の頑張り」や
「成果も大切だけど過程も評価してほしい」など
雇用する企業側の目線ではなく、
「自分の待遇」にしか着目していないのです。

まさに、「自分の正義」でしか物事がはかれていません。

この他にも、
「外出時にマスクをしないヤツはどうかしている」
「箸の持ち方も正しくないなんて、どんな親に育てられたんだ」
「酒が飲めないのに営業になんかなるなよ」
というように、自分が「正しい」と思ったことだけを
軽い気持ちで主張していると

せっかくの出会いもチャンスも遠ざけてしまいかねません。
あなたにスキルやセンスがあるとしたら
これはかなりもったいないことだと思いませんか?

「ありがた迷惑」と「自分の正義」を振りかざさず、自分らしくいるためには

かといって、社会に出たり、
会社で働くとなると無言でいるわけにもいきません。
最初にお話した「散らかっているロッカー」も
周りの人も実際迷惑をしているかもしれないので
解決する必要があります。

ですが自分が正しい!と先ほどのように
全力で戦うのはNGです。

自分が青信号だ!と徒歩で横断歩道を直進しても
注意力散漫な人が信号無視して車の運転で突っ込んできたら
大事故になってしまうように
不穏な空気になってしまいかねません。

(これは相手が100%悪いですが、
だからと言って怪我をしたくないですよね)

相手に気持ちを伝えるためには、あなたが完全に正しいと思う気持ちをひとまず置いておくとスムーズです。

例えば、
「今忙しい?申し訳ないけど、通路が通りにくくて、ケガをする人が出ちゃうかもしれない。
空いた時でいいから片付けてもらえると助かるなあ」
というように、ワンクッションするだけで
「邪魔で迷惑だから」というような刺がなくなりますよね。

面接でも、
「自分の能力が至らず、目標についていけなかったために
転職を決意しました。意識することで
改善しながら、御社に貢献するべく全力で
コミュニケーション能力を生かしお客様と良好な関係を築いてまいります」

このように、自分のデメリットもプレゼンすることで、自分本位ではなく、客観的に見れているんだな、ということを伝えることが出来ます。

相手の立場から物事を多面的に見ることで、スキルアップももちろん、人間性の成長にも繋がりますよ。

ですが、もしあなたが
現状の職場の改善が見込めなかったり、
逆に自分の正義を通す上司がいて辛い…という場合は
思い切って新しい環境に進むことも検討してください。

それはなぜかというと、同僚なら立場が同じなので話し合いで解決出来る見込みがありますが、上司になると会社で成果をあげている場合が考えられるからです。
企業で働く以上、成果をあげているということは何より重要なことになってしまいます。
特に小さな企業だと起こりがちかもしれません。

ですので、あなたが考え方が合わないと感じたり、心身ともにストレスを感じていたらその環境から脱却することを忘れないでくださいね。

もし、あなたが新しい環境へ脱却を考えているとしたら、まずはプロのキャリアアドバイザーに相談することがオススメです。

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