「整理解雇」「まさが自分が」いざという時に焦らない!知っておきたい対応方法
あなたは今、正社員、つまり正規雇用されていますか?
物価高に増税、インボイス制度などの変化から正社員は比較的安心できる…と感じるかもしれません。
ですが、逆に正社員雇用が減ったらどう思いますか?
これまで正社員のみで運営していた企業でも、一部では
「業績が悪く、赤字だから経済的に正社員を引き続き雇う余裕がないから…」 「社会保険料を払える余裕がないから仕方ない…」
という理由で正社員の整理解雇を余儀なくする場合もあることを知っていますか? あなたも、この問題は他人事ではなく感じているかもしれません。
企業も存続するために必要な人材を残すという傾向がどうしてもあるため再び整理解雇の対象になってしまったりなど企業や社会に振り回され続けてしまいかねません。
さらに、そのような場合、疑問や不安に感じてしまうのは「会社の業績のせいなのに自己都合で退職しなくちゃいけないの?」といったことや
「派遣社員でも失業保険は受けることが出来るのだろうか?」という部分ではありませんか?
まさか自分が整理解雇に遭ってしまった…失業手当は受けられる?
ですが、安心してください。 いわゆる「整理解雇」となってしまった場合でも、「会社都合」という事情を認められれば失業保険を受けることが出来ます。
失業保険・失業手当の正式名称は「雇用保険」と呼ばれます。
この「雇用保険」は労働出来ない状況になった場合に労働者の生活を守ることと再就職をサポートし、支援するために活用することが出来るので、
整理解雇の対象になり避けられない場合、まず第一にハローワークで必要な手続きを行ってくださいね。
また、この時「雇用保険」を受け取るためには契約満了、もしくは途中解消の場合に退職理由が「会社都合」という部分を確認する必要がありますので、
自己都合による退職にならないよう注意してくださいね。
なぜなら、
このまま自己都合として受理されてしまうと
雇用保険が受け取れたとしても手続きから3カ月ほど待たなくてはならなくなってしまいます。
ですので、もし整理解雇の対象になり離職する場合は
▲必ず会社からの勧告により退社せざるを得ない
というように、存続を希望しても会社都合で見つけることが出来なかった
というポイントを忘れないでください。
それでも自己都合として処理を進めようという態度を取られても後々自分の負担や、今後のキャリアのために問題となってしまうので、納得出来ない場合は署名やサインをしない方が無難です。
また、パートやアルバイトでも
■1週間の所定労働時間が20時間を超え、
■31日以上の雇用見込みがあること
という2点の条件が合えば雇用保険の手続きが可能です。
不安に思った場合は、ひとりで抱え込まず、ハローワークなどで相談も出来ますので、
いずれにしろ慌てたり、焦って手続きをしないようにご注意くださいね。
また、失業によって家賃を払うことが困難になった場合は、「住居確保給付金」という厚生労働省が発布した制度を確認してみることもおすすめです。
➡住居確保給付金について厚生労働省のお知らせを
詳しくチェックする
いかがですか?もしもの時のために
選択肢や有事の際に必要な
情報は出来るだけ集めて焦らないことが大切です。
ですが、やっぱりそうは言っても
「やっぱり、こんな時でも少しでも安定した正社員にキャリアアップ転職したい…」
「でも派遣や契約社員のスキルで働ける仕事があるのか不安…」
「正社員未経験でも、正社員で採用してくれる企業はあるのかな?」
と考えた時は
まず、キャリアアドバイザーに相談することをおススメします。
キャリアアドバイザーはあなたの現状やスキル、
特技や苦手なものなどカウンセリングを通して
マッチングする企業との出会いを徹底サポートします。
もちろん、現状の仕事の不安や、キャリアアップのための行動やメンター(助言者)としてアドバイスもするので「まずは相談だけしたい」という時でも活用することが出来ます。
残念なことに、社会的な情勢から派遣切りや契約解除など、様々な理由があり再就職やキャリアチェンジ転職を余儀なくされている人は増えています。
ですが、そんな中でも求人を募集していたり、積極採用をしている企業もあるということを知っていますか?
後悔することや、前職でやり残したことを引きずってしまうということもあるかもしれません。
自分の実力不足かと思い、夜も眠れなかった日もあるかもしれません。
ですが、それでも1歩先へ進むアクションを起こす人はいます。
あなたももしかしたら、今の状況に絶望をしたり、
何をしたらいいか分からなくなって立ち止まってしまっているかもしれません。
そんな時こそ、現状を見つめること・一緒に解決してくれる人がいることで活力が生まれます。
諦めず、「とにかく諦めず、今を変えるための行動を起こす」ということを忘れないでくださいね。