謝り癖のある人が仕事で陥る罠
あなたは仕事で悪くないのについ謝ってしまったり、ミスをして必要以上に謝罪の言葉を伝えてしまうことはありますか?
もしかするとこのような「謝り癖」がついてしまったのは、自己肯定感が低く自分を過小評価していることが原因かもしれません。
とは言っても…「正直に謝ったり謙遜したりするのはいいことだし、きちんと謝罪できないよりはましじゃない?」という意見もあると思います。
もちろん適切な場面で正直に謝罪を伝えることや謙遜することは決して間違いではありませんが、
もし謝り癖をそのままにしておくとあなたが自身を正しく評価できなくなり自己否定に繋がってしまう可能性があるのです。
すると、いつまでも仕事で自信が持てないまま働くことになったり、他にもあなたのキャリアにマイナスな影響を与えてしまう恐れがあるかもしれません。
そこで今回は、仕事で謝りすぎることのデメリットや謝り癖を直すためのポイントについてお話しいたしますので、ぜひ最後まで見てみてくださいね!
「謝り癖」のデメリットと直すためのポイント
あなたも職場で必要以上に謝ってしまう癖がついていたら、以下のようなデメリットに注意が必要です。
■周囲から都合の良い人だと認識されてしまう
正直に謝罪を伝えることで威圧感やとっつきにくい印象がなくなる一方で、
「いつもすぐに謝るから気が小さいのだろう」
「あの人には何を言って大丈夫」
「あの人に頼めばやってくれる」
このように認識されてしまう可能性も考えられます。
すると、都合よく仕事を任され自分の業務に集中できなかったり精神的な余裕がなくなってしまう事態になりかねません。
過度な謝罪はいい事ばかりではないと認識することも大事ですよ。
■自信がない印象を与えてしまう
普段から謝りすぎていると自信がない印象を与えてしまうため、肝心な場面で、この人に任せても大丈夫なのか?と周りからは不安に感じられてしまうかもしれません。
すると、責任のある仕事や重要な役割を
任せてもらいにくくなってしまう可能性も考えられます。
また、責任感の強い・真面目過ぎる性格の場合は
謝る必要のない場面でもつい謝ってしまい、
それが自信を失っていくことに繋がる恐れがあるかもしれません。
ですので、まずはあなた自身が過小評価している部分を見直して少しずつ自己評価を高めることが大切です。
仕事の場面でなくてもプライベートの生活や趣味において、あなたが少しでも誇れることを増やしていくと自信に繋がり、些細なことで謝罪してしまう癖も改善することが期待できますよ。
また、もしあなたが無理に仕事を押し付けられたり責任のある仕事を任されにくいことが原因で自分自身が成長できないと感じていたら、
直属の上司や人事に相談してみることで改善されるかもしれません。
ただし、あなたが状況を変えるために努力をしても「上司に相談しても相手にしてもらえない」「改善の見込みがない」場合は、思い切って環境を変えることで今よりも正当な評価を受けられるかもしれませんし、人間関係を新しくスタートすることで仕事がしやすくなる可能性もありますよ。
もっと自信を持って働くことが出来る環境を見つけるには今までのキャリアや適性を活かせることが重要です。
■反省の気持ちが伝わりにくい
いつも謝っているという印象がついてしまうと
肝心な場面で謝罪をしても、相手からは
「本当に謝罪の気持ちがこもっているのか?」
「その場しのぎの謝罪なのでは?」などと疑問に感じられたり、かえって不快な気分にさせてしまう場合もあります。
もし度々小さなミスを繰り返してしまうのであれば
そもそも謝罪する状況を未然に防ぐにはどうしたら良いかに視点をおいて、謝るだけではなく再びミスを繰り返さないためにきちんと対策を考えて実行することが大事ですよ。
このように、あなたが普段から過度に謝ったり
些細なことで謝る癖がついてしまっている場合、
キャリアや職場での信頼や評価にも響いてしまう可能性があるので謝り癖を直すために努力することも忘れないでくださいね。
ただし、もしあなたが職場で謝り癖がつくほど
毎日上司から理不尽に怒られて精神的にも苦痛を感じているのであれば、そのような環境からは離れて新しい場所を見つけることも一つの手です。
毎日上司に怒られて会社に行くのが憂鬱…
もしあなたが、毎朝会社に向かう足が重く憂鬱な日々を送っていたら心の疲ればかりが溜まってしまいますよね。
しかし、仕事の不満やストレスは小さい悩みの積み重ねで起きることも少なくありませんので、すぐに解決するのはなかなか難しいものです。
もし仕事のやる気が起きない状態が続くと無気力になってしまい、うつ病などに繋がる可能性も考えられるので、まずは身近な人にあなたの現状を相談して少しでも心の疲れを軽くすることも大切ですよ。
身近に相談することが難しいという場合は
プロのキャリアアドバイザーに相談してみることも検討してみてくださいね。