仕事の自己否定感やネガティブはどこから生まれるの?元凶は職場の●●だった
コロナ禍で「ある言葉」がGoogleで検索上位になりました。それは何だと思いますか?
それは何かと言うと、「自己肯定感」というキーワードです。
なぜ自己肯定感が検索上位になったかというと、ステイホームやおこもり期間を経て、「自分自身を見つめ直す」ことがトレンドになったという背景があるとか。
あなたも自己肯定感について調べたり、自己肯定感が欲しいと感じたことがあるかもしれません。
ところで、自己肯定感がある、ということは「自分に自信がある」状態ではないって知っていますか?それどころか、私達は生まれた時にすで自己肯定感を持っていると言われています。
なぜなら、自己肯定感の本来の意味は、「自分は自分のままでいい」と感じる感覚。
あなたも、もしかしたら現状「自己肯定感が低い」と感じていても、幼少期は「自分は自分」と思うことが当たり前で、「自分の世界」を持っていたのではないですか?4歳頃にはこの自己肯定感がMAXだという研究結果もあります。
ですが、成長する上で勉強や受験、就活、社会人として第三者から否定される経験を積むことで、この自己肯定感はMAX状態からどんどんすり減らしてしまうのです。そして今、多くの人が「自分には自己肯定感が足りない」と感じてしまうとか。
特に、職場においてはちょっとしたコミュニケーションのやり取りだけで「自分が悪いのかな」「皆と同じに仕事が出来ない自分は出来損ない」と感じてしまうことで、急激に自己肯定感のゲージが落ちてしまった…という体験談も散見されます。
ですが、もしかしたら仕事の上で自己肯定感が下がってしまうのは、あなたのせいではなく「職場の人間関係」や「環境」のせいかもしれません。
「自分が悪いのかな…」「この人と仕事したくない…」の判断基準はどれくらい?
一緒に働く上で、コミュニケーションで嫌悪感を感じないということはまず大切なポイント。
自然と挨拶を交わすことが出来たり、仕事の規律を守って同じ業務を行ったり…スムーズにやり取りが出来れば嫌な気持ちは沸きませんよね。
ですが、
・挨拶をしても無視してきたり
・自分の不機嫌さを全開にして八つ当たりをしてきたり
・ミスを人に押し付けてきたり…
そんな人が同じ職場にいたら「同じ空間にいると苦痛だ」「自分がカンに障るから、この人は理不尽なのかな」とストレスを感じてしまうもの。
そもそも「嫌な感じ」と思ってしまうのは、脳から出る危険信号によるもの。
そして、いったんこの「嫌だ!」というシグナルが出るとさらに厄介なんです。
次に会うとしても「嫌い」という印象が脳に記憶されてしまうため。
なので、よほど上回る好印象なインパクトがない限り、「嫌い」「近寄りたくない」というフィルターを通して接してしまうのです。
残念な「仕事を一緒にしたくない人」の特徴
職場で自己肯定感だけじゃなく、ストレスを受けてしまう原因、それは人間関係の上で成り立つ「コミュニケーション力」です。
例えば、あなたが食事に誘った友人から、何の連絡もなく音信不通だと
「嫌われてるのかな…」「自分のことはどうでもいいんだろう」と不安になるか、「返事してよ!」とイライラしませんか?
それと同じくらい、LINEや社内メールのレスポンスがない・遅いということはNGです。
これは電話対応でも言えますね。
人は待たされたり、自分の時間を奪われることを根本的に嫌います。
親しい友人と過ごす休日ならともかく、勤務時間が限られていて、抱えている仕事が多くなればなるほど時間管理は死活問題になりますからね。
そんななか、いつまでもメールの返事をしなかったり、折り返し電話をしないとなると待っている相手の時間を奪っている行為に等しいものです。
「あいつは全然返事をしてくれないから仕事が出来ない」
「嫌いじゃないけど、もう一緒に仕事をしたくない」
なんてレッテルを貼られ敬遠されたくないですよね。
なので、LINEや社内メール、折り返し電話が必要な場合は
・人の話をちゃんと聞いて、内容を理解して
・自分の意見を迅速に伝えて
・相手の時間を奪わない
という、自分からアクションすることで、相手との会話のキャッチボールを大切にしてくださいね。
ちなみに、恋愛関係でも「返事は待たせた方がいい!」という話は有名ですが…
あまり返事を待たせてしまうと、「この人は自分に興味がないんだな」と恋愛対象から外されてしまうんだとか。
仕事でも恋愛でも、こまめに返事をすることで「大切にされてる」ということを相手に伝えることが出来るので、気を付けたいですね!
そうは言っても、コミュニケーションに疲れた…自分ばかり頑張っていて辛い?と感じる時は
「自分はいつも会社で人と人のいさかいや人間関係の間を取り持つ仕事ばかり…もう疲れた…」
「もっと自分らしく、対人関係を気にしない環境で働ければ楽なんだろうな」
「会話をするスキルをもっと仕事に活かしてキャリアアップに繋げらればいいんだけど…」
あなたはこんな悩みを抱えていませんか?
20代・30代の転職・就活の場合、どうしても自分の強みや長所を見つけられないという体験談を散見します。
ですが、すでに対話力に自信があったり、
それと同じくらい一緒に活かせるスキルや実績、どうしてもチャレンジしたい!という仕事がある場合、思い切って新しい環境に飛び込むことも大切です。
さらに、あなたが「苦手」だったり、自分の「弱点」と感じるという部分も
「伝え方」よっては企業に魅力に映ることもありますので、これまでのキャリアについてしっかり自己分析することが大切です。
でも、そうは言っても
「自分の強みなんて言葉で伝えられない…むしろ分からない…」
「面接だといつも緊張して本来の自分が出せない…」という時は
まずはキャリアアドバイザーに相談することもおすすめです。
キャリアアドバイザーはあなたにマッチする企業を案内するとともに
履歴書の作成や面接対策など自信を持って一歩を踏み出すサポートをいたします。
また、現状でもしあなたがキャリアについて不安な気持ちを感じているとしたら、「自己肯定感を無理やり上げなくてもいいんだ」というマインドを持つなど、自分自身を追いつめすぎないようにしてくださいね。