Q.転職活動をしています。面接で「応募企業の弱みや課題」について質問された場合、的確に答えられる自信がありません。どうしたら良いでしょうか？
A.的確に答えようとするのではなく、あなたなりの考えを伝えられるよう準備しておきましょう。
「応募企業の弱みや課題」に関する質問で
企業側が知りたいことは、求職者が
・どの程度まで企業や業界の理解があるか
・志望度の大きさはどれくらいか
・課題に対する自分の意見を伝えられるか
といった部分だと言われています。

リサーチ量は応募企業の志望度にも直結するため
課題に対するあなたなりの回答を伝えられると
企業に対する理解度・志望度の熱量をアピールできるでしょう。

Q.転職活動の面接が控えています。もし「自社の課題は何だと思いますか？」と聞かれたら、「特にない」と答えた方が良いのでしょうか？
A.「特にない」と答えるのは避けましょう。
基本的に課題が全くないという企業はないため、企業や業界のリサーチが足りていないと感じられてしまうからです。
また、「入社してから課題を見つけたい」「業界ナンバーワンではないところ」といった回答もおすすめしません。

答え方のポイントは、応募企業の弱みや課題に加えてあなたの意見や経験などを伝えることです。
課題に対して考えられる解決策をあなたなりの言葉で伝えましょう。
必ずしも正しいことを答える必要はありませんので、もし間違えて面接官に指摘されても素直に受け入れて訂正すれば問題ありません。
あなたの意見をきちんと発言できることが重要です。

Q.転職の面接が控えています。もし「応募企業の課題」について聞かれた場合、具体的にどのように回答したら良いですか？
A.まずは応募企業の課題を伝えて、あなたの意見や経験などを補足しながら改善点を答えられると良いでしょう。
また、以下のような例も参考にしてみてくださいね。
〈サービス業の場合〉
私が御社の課題と捉えているのは、競合他社と比べたサービス質に関してです。
店舗に実際に訪れて感じたのですが、例えば〇〇といったサービスを提供することで
顧客満足度も向上する見込みがあると考えます。

〈マーケティング職の場合〉
私は、サービスが認知されていないことに改善の可能性があると考えています。
普段、駅広告や車内広告で御社の広告を見かけることはありますが、
メディアだけでなくSNSを活用した広告を実施することで、若いニーズへの認知度が上がり、利用者の増加が見込めると思いました。

Q.転職活動中です。「応募企業の弱み」について質問をされる可能性があると聞きました。どのように対策したら良いですか？
A.以下のように企業・業界研究をして応募企業の「弱みや課題」を理解しておくと良いでしょう。
・応募する企業についてリサーチする
・応募する業界についてリサーチする
・応募企業や社員のSNSをチェックする
・日常的にニュースをチェックする

まずは応募企業のウェブサイトや求人広告で
「経営理念、会社規模、メイン事業について、将来性」など企業の基本的な情報や他社と比較した特徴を把握しておきましょう。

業界研究では、「業界全体の伸び率やシェア率、業界内での応募企業の強み、最新ニュース」などをリサーチしておくと良いでしょう。
すると、業界内での応募企業の立ち位置や他の企業と比較した特徴について理解を深めることができます。
もし応募する企業が業界トップなら、「業界ナンバーワンの理由や業界2位の企業との差など」、
トップでない企業なら、「業界ナンバーワンになるために必要なことや他の企業と比較して不十分なこと」についてあなたの意見を準備しておきましょう。

また、もしインターネットで調べるだけでは応募企業の情報が不十分・面接での受け答えに自信がないという場合は、転職に詳しいキャリアアドバイザーの力を借りて進めるのも有効な手段の一つですよ。
プロのキャリアアドバイザーは、あなたのキャリアの棚卸しや応募企業への効果的なアプローチ方法などあなたに合ったアドバイスを行います。

もし現在あなたひとりで頭を悩ませていたら、もっとスムーズに企業研究や面接対策を進めるためにキャリアのプロを活用することも検討してみてくださいね。
⇒あなたに合った転職サポートを受ける方法について今すぐ見てみる