転職する際の退職理由と答え方についてよくある質問

Q.現在20代で転職活動中です。退職理由を考える際に意識すべきポイントはありますか?
A.キャリアプランや志望動機との一貫性を意識すると良いでしょう。
前職を続けても自分のキャリアプランを実現できないと判断し、自分の理想を叶えるために転職を望んでいる、などとあなたの方向性や働く目的を伝えることが大事です。

Q.現職で繁忙期に残業が多いことに不満を感じ転職したいと考えています。面接で正直に伝えても良いでしょうか?
A.残業時間を直接的な転職理由として伝えることはおすすめしません。
一般的に、繁忙期には残業が発生する企業も少なくありません。
そのため、「残業が多く定時で帰れないことが不満だ」と口にしてしまうと、
面接官に「責任感が足りない」「自社に入社しても残業が増えるとすぐに辞めてしまうのではないか」という不安を与えてしまう可能性があります。

もし前職の問題点について挙げるなら、改善するために自らアクションを起こしたことや
客観的に判断できるように具体的な数字を織り交ぜて伝えるようにしましょう。
【例】「毎日朝8時から夜12時まで勤務」

そして前職に対する不満やネガティブな部分だけでなく、自分にとって至らなかったポイントも織り交ぜると好印象です。

Q.前職をパワハラが原因で退職しました。現在20代で転職活動中ですが、退職理由はそのまま伝えても良いでしょうか?
A.ネガティブな退職理由ではなく、ポジティブな言い回しで伝えるようにしましょう。
パワハラや人間関係など、応募企業でも想定されるような退職理由を話してしまうと
「コミュニケーション力が不足しているのでは?」
「人間性に何か問題があるのか?」
「入社しても同じ状況になったらすぐに辞めてしまうのではないか?」
などと企業から懸念されてしまう可能性があります。

退職に至った事実を全て説明する必要はありませんので、前職の不満や愚痴といったマイナスな印象に繋がる内容は控え、面接で話さないことを決めたうえで本番に臨むようにしましょう。

Q.給与が低いことが原因で転職を考えています。面接で退職理由を聞かれたら正直に話しても大丈夫ですか?
A.前職の不満を退職理由として話すのはおすすめできません。
ですが、もし給与の不満について話すならば、
改善するために行動を起こしたエピソードや客観的に判断できるように具体的な数字を盛り込むようにしましょう。
【例】「月収18万円で3年後も昇格や改善が見込めない状況」など

そして、「状況改善のために自主的にアクションを起こしたが、それでも解決されないので転職を決意した」という流れで伝えると説得力を持たせることができるでしょう。

Q.20代で転職活動中です。近々面接を控えていますが、退職理由について面接官に指摘されないか不安です。なにかアドバイスはありますか?
A.指摘されても常に自信をもって回答することです。
もし自分の欠点や弱みに繋がる部分を指摘されたとしても素直に受け止める姿勢を見せましょう。
指摘された内容について反省した上で、
「これから前向きに勤務したい」「成長に繋げていきたい」と前向きな意思を見せ、「御社に貢献したい部分」などポジティブな言い回しで伝えることで印象は良くなります。

Q.前職では会社の方針に納得できなかったので同業他社に転職したいのですが、前向きな退職理由が思いつきません。どうすれば良いでしょうか?
A.なるべくポジティブな表現に言い換えて伝えることが大事です。
【例】
・前職で出来なかった分野の仕事がしたい
・もっと高い目標を持ってスキルアップしていきたい

同業他社に転職しても業務内容の大きな違いは少ないため、もし応募企業にも当てはまる退職理由を伝えてしまうと、「自社でも同じ状況になったらすぐに辞めてしまうのではないか」と不安を与えてしまう可能性があります。

前職に不満を感じていてもそのまま伝えたり、自分に都合の良いウソを話したりしてしまうと、
会話に矛盾が生じて面接官から不信に感じられてしまう可能性があるので控えましょう。

ですが、そうは言っても「インターネットで調べても自分の回答に自信が持てない」という場合は、
転職に詳しいプロに相談することであなたに合った面接回答のポイントを知ることが出来るかもしれません。

あなたが自信を持って面接に臨めるように、あなたにとってプラスになる行動を選んでみてくださいね。
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