転職成功のカギは「逆質問」にあった?質問を考える注意点は
あなたは面接で「最後に何か質問はありますか?」と聞かれて、「何か答えなきゃ」と焦って思考が停止してしまい沈黙が生まれてしまった…なんて経験はありますか?
この時、逆質問を用意していないと咄嗟に答えられず焦ったり「質問しなかったらマイナスな印象になる?」などと悩んでしまうかもしれません。
一方で、もしあなたが面接の逆質問を「質問は特にないから聞かなくていいや」とスルーしてしまっていたら危険です。
実は、逆質問も面接の合否にかかわる重要な要素になるからです。
そこで今回は、「応募企業に好印象を与える逆質問のポイント」についてお話いたしますので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
応募企業に好印象を与える逆質問のポイント
面接の最後に逆質問を促された際に「特にない」と答えてしまうと、企業側から「本当に第一志望なのか?」「きちんと企業についてリサーチしたのか?」などと感じられてマイナスな印象に繋がる可能性があります。
そこで、以下の3つの点に注意して逆質問を考えることがオススメです。
■意識して質問をする数を決めておく
面接中に質問の内容が解決する可能性もあるので多様な視点で質問を考えて、
たとえ質問が思いつかなくても事前に企業研究を徹底的に行い、3~5項目程度の質問を用意しておくと安心です。
■面接官のポジションを踏まえた質問を用意する
転職活動の面接選考では、一次・二次・最終の段階ごとに面接官の立場や人数が異なる場合があります。
もし相手の答えられない質問をしてしまうと、「状況が読めない人だ」といったマイナスな評価に繋がる可能性があります。
そのため、若手社員や人事担当、役職のある社員、社長など、面接官のポジションを理解した上で質問を用意しておくことがポイントです。
また、面接官が1人の場合や複数の場合など様々な状況を想定して質問を考えるとより効果的ですよ。
■応募企業の社風や業務内容を考慮した質問をする
企業は逆質問の内容からあなたと会社の相性を確認する場合があります。
例えば、
・完全にオフィス勤務が決まっている会社に対して「在宅勤務の導入予定はあるか」と質問する
・チームでの連携を大事にする社風の会社に「個人で成果をあげる社員の特徴」について質問する
など、応募企業の社風や業務内容と合わない条件について質問した場合、「入社後にミスマッチを感じて、離職してしまうのでは?」と企業側に判断されてしまう可能性があります。
そのため、逆質問を考える際は「企業研究」をきちんと行うことが欠かせません。
応募企業のホームページで社風や業務内容だけでなく社員や社長のメッセージなども読みこんで、応募企業にマッチする内容を意識して考えてみると良いですよ。
上記のようなポイントに注意して、入社意欲をアピール出来るような逆質問を用意してみてくださいね。
もしあなたが、「自力で考えても質問が思いつかない」「就業規則など踏み込んだ質問をしたいけど、失礼にあたらないか不安」という場合は、
キャリアアドバイザーに相談してみることで不安や悩みを解消できるかもしれません。
キャリアアドバイザーは、あなたが自信を持って面接に臨めるように、逆質問に関するアドバイスだけでなく面接対策を全面的にサポートいたしますよ。
逆質問は自己アピールのチャンス
もし面接中に自己アピールが十分に出来なかった場合、面接終盤の逆質問はあなたの熱意をアピールできる最後のチャンスです。
そのため、「特にありません」といった回答は避けることが重要ですよ。
逆質問のメリットは他にも、、、
◎入社前に疑問点を解消できる
逆質問は、入社するにあたり疑問や不安に感じていることを確認できるタイミングです。
内定の決断をする判断材料にもなりますし、入社後のミスマッチを防いで長く働き続けるためにも気になることは質問しておくと良いですよ。
◎入社意欲をアピールできる
逆質問では、事前に応募企業のホームページを熟読して一歩踏み込んだ内容の質問をすることがカギになります。
あなたが持つ強みやスキルを活かしてどのように会社に貢献できるのかを具体的にアピールできると入社意欲も伝わりやすくなるはずです。
また、企業研究は逆質問だけでなく志望動機や自己アピールを考える際にも欠かせない準備の一つ。
もしあなたが、「自力で企業研究をしただけでは応募企業の情報が足りない」
「逆質問だけでなく面接全体を通して効果的なアピール方法が知りたい!」と思っていたら
転職市場に詳しいプロのキャリアアドバイザーに相談してみることも有効な手段の一つになります。
プロのキャリアアドバイザーは、あなたが求める情報を適切にピックアップして紹介することが出来るので、転職活動にかける貴重な時間をムダにすることなく進めることが出来ますよ。
もしあなたのキャリアの現状や転職活動の進捗について悩んでいたら、まずは転職のプロに相談してみることから始めてみてくださいね。
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面接で好印象をゲットする逆質問の例
これまで、逆質問を考える際のポイントについてお話ししてきましたので、面接における逆質問の重要さを認識できたかと思います。
では、実際に以下のような例を参考にあなたの言葉で逆質問を考えてみてくださいね。
■入社意欲を伝えやすい質問
・研修がある場合は、その期間や内容、業務に携わるまでの流れはどのようになっていますか?
・○○部署(希望部署)の仕事内容について詳しく教えてください
・御社の○○の業務において求められる経験や資格はありますか?
・御社の評価制度について教えてください
・御社のマネージャーとして活躍するには、どのような能力が必要ですか?
・私と同年代で入社し、リーダーやマネージャーに昇進した人はいますか?
・御社で管理職のポジションを任されるには、どのような経歴や能力が必要ですか?
このように、会社に貢献するために必要なスキルや能力について質問することで入社後に働いているイメージが浮かび熱意が伝わりやすくなるはずです。
■あなたの強みや長所をアピールしやすい質問
・○○の資格を持っていますが、御社で活かせる業務はありますか?
・○○の業務経験がありますが、御社で経験を活かすのに足りない点はありますか?
・前職では○○を意識して仕事をしていましたが、御社で意識すべきことはありますか?
・前職では他部署と頻繁に情報交換を行っていましたが、御社で部門の垣根を超えて交流を深められる機会や取り組みなどはありますか?
・現在○○の資格取得を目指していますが、御社で働く上で必要なスキルはありますか?
・前職では○○を任され○○を得意としていますが、御社の○○職で活躍するにはどのようなスキルが必要とされますか?
このように、あなたの強みを伝えてから質問内容と結び付けるという流れで本題とのつながりに違和感のないよう分かりやすく伝えることが大事ですよ。
■面接官の立場を意識した質問
・○○様(面接官)から見て、仕事のやりがいは何でしょうか?
・御社が中途採用者に期待する点は何でしょうか?
・○○のマネージャーになるには、最短何年くらいかかりますか?
・プロジェクトリーダーにしたい人材の特徴にはどのようなものがありますか?
・中途採用者でも○○のポジションに挑戦することは可能ですか?
・今後予定しているプロジェクトや今後のキャリアプランなどがあれば教えてください
・現場の社員の方で、現在活躍されている人はどのような特徴がありますか?
面接官の立場に配慮し、「差し支えなければ」と前置きを入れてから、いずれも面接官の立場に応じた質問を用意すると好印象に繋がることが期待できます。
上記のような例を参考に逆質問の対策を行ってみてくださいね。
また、前述したように逆質問を考えるためには
「企業研究」をして応募企業の製品やサービス、社風などに対する理解を深め、
「自己分析」をしてあなたの強みを明らかにしておくことが大前提で必要な準備です。
もし自己分析や企業研究の詳しいやり方が分からなかったりインターネットで調べるだけでは納得のいく逆質問が思いつかないと不安に感じていたら
転職活動のプロに相談してみることもオススメです。
数多くの求職者へサポート経験のあるプロであれば、転職活動に活かせるあなたの「強み・職業適性・市場価値」を客観的に分析し、応募企業への効果的なアプローチ方法についてあなたに合ったアドバイスを行います。
もし応募企業への転職を成功するために必要な情報をピンポイントで知りたいと思ったら
あなたひとりで悩むよりもプロの意見を聞くことが解決への近道になると言えますよね。