毎日労力全振り…「この働き方どうなの?」となる瞬間
スマホやPCを活用すれば、大幅に仕事の効率を上げられる時代になりました。
少し前までは電卓や人の目で確認しないといけなかった業務をアプリやソフトを導入することで誰でも少ない労力で問題を解決出来るようになるのは嬉しいことですよね。
ですが、前時代的な先輩や上司から「楽しても学べないぞ」「若いうちに苦労して、これからに活かさないとダメな人材になる」と小言を言われた…という体験談も散見されています。
「これまで成果を挙げている社員が言うなら、そうなのかも…」
「楽してるのは良くないのか…でも、今更、スマホなしで仕事をするのって大変だな…」
確かに、企業に大きな利益をもたらしていて、実績のある社員の助言は受け入れることは大切です。ですが、なんでも手当たり次第に労力を投下すれば良いというものは間違いかもしれません。
あなたの職場は労力全振り?…この働き方どうなの?となる瞬間
「Excelを使えば、一瞬で計算が出来るのに、なんでうちの会社はイチイチ電卓で計算するんだろ…」
「手書きにこだわる企業体制にうんざり…これって改善しなくていいの?」
あなたは仕事をしていて、こんな問題を感じたことはありませんか?
確かに、効率化を進めるための機械やソフトの導入は初期投資が必要になるので、すぐに取り組めるものではありません。ですが、ただひたすら作業を増やしてしまっている業務が負担になっているのなら改善する必要は当然ありますよね。
企業によっては、休暇や有給休暇を取るために、手書きで申請用紙を理由まで記載して、さらに上司3人にはんこを貰わなくてはいけない…なんてルールもあるのだとか。
ですが、ムダと感じる労力でも、企業によってルール化されていると覆すことはカンタンではありませんよね。
もしあなたが労力を尽くし、効率化を無視する職場にいたとしたら、どうですか?
改善する必要があると感じますか?それとも、「仕方ない」と受け入れますか?
「そもそも、良い労力なんて無い」ってほんと?
「あの人はすごく苦労してるよね」
「苦労しているから皆に認められたんだろうね」
成功しているオリンピックのアスリートや、ゼロから起業した企業家は、そもそも「労力」を費やしたのでしょうか?
あなたは、「はい」「いいえ」のどっちだと思いますか?
もし、「もちろん、答えははい。だって労力を費やしたから成功したんだ」と答えたとしたら…半分正解です。
なぜなら、必ずしも「労力」を費やしたからステップアップしたわけではないから。
楽しみながら経験を積んだことでスキルを獲得したとしたら、それはその人にとって「労力」ではなく「必要なプロセス」になります。
そもそも、当の本人はトレーニングや経済活動は「苦しくて辛いもの」ではゴールまで到達のハードルははるかに高くなります。自分にとって楽しいことだからこそ続けることを可能にします。
例えば、有名YouTuberになるために必要な要素の1つとして、「毎日必ず動画をアップする」というものがあるって知っていますか?
ただ、「有名になりたいから」「お金を稼ぎたいから」という気持ちだけでスタートするとコンテンツも充実しませんし、バイトをするよりコスパが悪くなりかねません。
「何より配信が楽しい」「動画を編集することが好き」という気持ちを持つことが基礎にあるわけですね。
つまり、YouTuberにとっての配信のように、仕事でも自分にマッチした道を選ぶことが出来れば、そもそも労力を費やすというものではなくなります。
マッチした仕事をしているのなら、いくら残業しても楽しいですし成果が出ればもっと頑張ろうとなるわけですね!
そうは言っても、ムダに労力を費やす環境にいるなら、どうすればいい?
日本の社会はことわざに
「若い時の苦労はは買ってでもせよ」をはじめ苦手と感じることや難しいと思うことでも
「辛抱して耐える」「やりきる」ということが美徳とされてきました。
ですが、自分に向いていない仕事は苦痛しか生みませんし、本当に苦しいと思うものは長続きしません。
それこそ、無理をしたことで本来の自分のやりたかったことを見失ったり、働くことそのものが辛いものになってしまいかねません。
なので、あなたがマッチしている働き方を目指すのなら、
あなたが労力を費やさずに出来ることを見つけることから始めてみるといいですね。それは例えば、
「PC、よく使いこなしてるね」
「プレゼンすごく良かったよ!人に伝えることが上手なんだね」
「商品の並べ方を工夫してくれたから、すごく良く売れてるよ!」
こんな言葉を職場でもらったとしたら、ヒントになりますよ。
調べたり、試したりすることに辛さを感じず、いくらでも取り組めるものは周囲も自然と感じとっています。
もしかしたら、
「そんなに詳しいなら、その特技を生かした仕事をしなよ」
という風に言われたこともあるかもしれません。
もし尋ねられる機会がない場合は
自分の長所やアピールポイントを洗い出す「自己分析」も有効ですが、
「自己分析」の注意点もあるので、
合わせて詳しく見てみてくださいね!
限られた労力を費やさずいるために一歩踏み出そう
もしも、あなたが今「辛いけど、頑張らなきゃ」と感じているとしたら、注意すべき状態です。
「苦労は買ってでもしろ」という環境にいることであなたの貴重な人生のリソース(資源、時間)を奪ってしまいます。
確かに成長や実績を積むことはできますが、興味を持っていたり、長時間取り組める特技ならそれ以上の成果を得られる可能性があるためです。
しかも、「苦労をしろ!」と言う環境は必要以上のタスクをあなたに課し、取り組ませて当たり前としている場合も考えられます。
繰り返しになりますが、あなたに必要なスキルは楽しむことでも身に着けられます。
スキルの「成長」を目指すなら、マッチした場所を見つけてくださいね。
もし、今すぐにでもあなたが自分に本当に合った仕事を楽しみたいと感じているなら、すぐにでも行動を起こした方が絶対に良いです。
なぜなら、行動を起こしたいと感じているということは、もうあなたの中で「今の苦労」の限界を感じているから。
解決出来ないモヤモヤを抱えることは精神的にも安心出来ず良い状態と言えません。
まずは現状をキャリアアドバイザーに相談して、本当に進みたい道を見つけることが大切です。
もし今の状況に少しでも違和感を感じている場合は、迷わず違う環境へ踏み出すことを忘れないでくださいね!