キャリアプランと向き合うことで明確になることは…
「転職するならキャリアプランって絶対に決めなきゃいけないの?でも、日々仕事に追われてキャリアについて考える暇なんてないし、そもそも今の仕事が将来的にも通用するかどうかなんて分からない…」
近年は新型コロナ感染症の拡大によりテレワークが普及し、時間や場所に制限されない柔軟な働き方の認識が広まりましたよね。
その一方で、テレワークでの評価制度や人材育成について見直されるなど、これまでの雇用制度のままではいかない部分も見えてきました。
そうなると、現在の仕事の需要や将来性について、あなたは漠然と不安を感じてしまうことはありませんか?
しかし、そんな不安定な時代だからこそじっくりと自分のキャリアと向き合うことが大事なのです。
今回は、転職活動でキャリアプランを立てるポイントについて解説いたしますので、「これから転職活動を始めたい」または「面接対策としてキャリアプランを考え直したい」という場合は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
そもそも、キャリアプランって?
「あなたの10年後のキャリアプランを教えてください」
新卒の就職活動や転職活動でこのようにキャリアプランを聞かれた経験があるかもしれません。
キャリアプランとは「将来の理想像を明確にしてどのようなキャリアを形成していきたいのか計画を立てること」を指します。
似た言葉に「キャリアパス」がありますが、
キャリアパスは「企業内で目標とする職務や役職に辿り着くまでの道筋」を指しますので、
「企業内だけではなく転職や起業などを含めた個人のキャリア指針」を指す「キャリアプラン」とは意味合いが異なります。
キャリアプランは、企業内だけではなく転職や起業などを含めた個人のキャリア指針であるという違いがありますよ。
では、なぜキャリアプランを立てる必要があるのか?そのメリットについてお話いたしますので最後までチェックしてみてくださいね。
転職活動でキャリアプランを作成するメリット
転職活動において、キャリアプランを作成すると面接対策の他に、以下のようなメリットがあると言われています。
◎今やるべきことが明確になる
将来の理想像から現在まで逆算して考えると今やるべきことが明らかになります。
理想を実現するまでに求められるスキルや経験、知識を把握すると具体的に今すべき行動が見えてくるようになりますよ。
◎仕事のモチベーションが上がる
キャリアプランを作成しキャリアビジョンが明確になると日々の業務が理想を実現するために役立つことが実感できるため、モチベーションを維持しながら仕事に取り組むことが出来るはずです。
◎キャリアを見極めやすい
理想を実現するために何をすれば良いか明確になることで、転職の必要性やタイミングを迷っている場合は本当に転職する必要はあるのか判断しやすくなるかもしれません。
また、もし現在キャリアプランについて考える中で
「必要なスキル・経験を身に付けるために今転職すべきか自力では判断できない」
「そもそもの理想が高すぎないか不安」などと悩んでいる場合はキャリアアドバイザーに意見を聞いてみることも有効な手段の一つですよ。
キャリアアドバイザーはあなたの現状やキャリアビジョンを考慮して、プロの視点からキャリアプラン作成のアドバイスを行ったり様々なキャリアの選択肢を提案いたします。
もちろん、キャリアプランだけでなく転職活動に関するどんな悩みでも相談可能です!
転職活動でキャリアプランを立てるためにまずやるべきことは
では、実際にキャリアプランはどのように考えたら良いのでしょうか?
キャリアプランの組み立て方についてこれから詳しくお話しいたしますね。
具体的には以下のような順序で考えてみることをおすすめします。
①自己分析とキャリアの棚卸し
②目標の決定
③目標を実現するための道筋を考える
まずは、あなたが今まで経験した業務内容、成功体験、失敗体験などを書き出しましょう。
その経験からどんなことにやりがいを感じるのかを深堀りしていくと「あなたの強みや弱み、仕事に対する価値観」などが明らかになりますよ。
次に自分が最終的に就きたい職務や役職を明確にしましょう。
〈例〉
・営業職の経験を活かして企画職に就きたい
・エンジニアの経験を活かしてマネジメントの道に進みたい
目標を立てたら、ゴールから逆算して必要なスキルや経験、知識を考えるとあなたのキャリアプランが完成します。
ポイントは、最終的なゴールを決めた後に小さな目標や課題を立てていくことです。
もしゴールが思いつかない場合はあなたが働く上で大事にしていることや仕事における軸について見直してみると良いかもしれません。
また、自力で考えるだけでなく周りの友人や知人からアドバイスを受けて
思い描くキャリアプランがあなたに合っているかを第三者から客観的に判断してもらうことも大事です。
もし親しい友人や知人に相談しても解決できそうにないと感じたら転職のプロに相談することも検討してみると良いかもしれません。
プロのキャリアアドバイザーに相談してみると、客観的な視点から転職活動に活かせるあなたの「強み・職業適性・市場価値」を分析してくれるため
キャリアプランを考えることに役立ちますし、今後のキャリアの選択肢が広がる可能性もあります。
もし現在、自力でキャリアプランを作成していたら、まずはあなた自身では評価できていない適性を明確に知るために行動してみてくださいね。
⇒今すぐあなたの適性を知る方法を見てみる
キャリアプランは明確に決められなくても大丈夫!
「なんとなく理想像はあるけど具体的なキャリアの道筋が思い浮かばない…」
ということもあるかもしれませんが決して焦る必要はありません。
今までのキャリアが短い場合、3年後の姿すら想像する判断材料が少ないため5年後や10年後の将来まではっきりと見据えることは難しいでしょう。
そこで、プロのキャリアアドバイザーにアドバイスを受けることはあなたにとって有効な手段となるかもしれません。
キャリアプランや理想像に関しては面接において深堀りされる可能性があるので十分な対策が必要ですよ。
さらに、キャリアプランに限らず転職活動の進め方に不安がある場合は、応募書類の添削や面接対策などのサポートも受けられますので自己流で転職活動を行うよりも納得しながら進められるはずです。
たとえあなたがキャリアアドバイザーに相談したからといって必ずしも転職する必要はありません。
あなたが最終的に現職でキャリアアップを目指す選択を選んだら、その道を応援いたします!