●●がバブル全盛期から生き残る理由
突然ですが9月30日何の日だと思いますか?
答えはズバリ、宅配ピザの日です。
なぜ宅配ピザの日かというと、1985年の9月30日に日本で初めてピザ宅配サービス行ったドミノピザがオープンした日だからです。
ピザと言えばイタリアの国民的な食べ物ですが、宅配されているような生地の厚いピザは
アメリカに渡ったイタリア系移民によって作られたと言います。
または、第二次大戦後、イタリアから帰ったアメリカ兵が文化を持ち帰ったという説もあるとか。
今では当たり前の宅配ピザは革新的…ではありますが、
日本ではこれまでも宅配という名前はないものの、
出前という形で料理を運んでもらうサービス自体はありました。
ですが、宅配ピザが上陸した1985年はイタリアンレストランも珍しく、さらにバブル最盛期とも重なり、
若者を中心として宅配ピザは革新的なものとして広まっていきました。
日本ではアメリカからやって来たドミノピザが有名ですが、
日本市場の現在のシェアNO1はピザーラだそうです。
ピザーラは日本の企業で、洋画のE.Tに出てきた
宅配ピザに感動したことでドミノピザの上陸に出遅れたものの、次第に大きくなっていったそうです。
(ピザーラお届けは有名なキャッチコピーですよね。)
宅配ピザを始め、外食産業は次第に日本の家庭の在り方が変化する追い風にもなりました。
今までの日本家庭はサザエさんのように女性が家庭に入り
食事を作る他に家事や育児ををすることが当たり前でしたが、
1億総活躍時代と言われ、共働きが当然となり、男女で協力して食事を用意したり、
スーパーで中食と言われる惣菜や、レストランのテイクアウト、
そしてピザーラやドミノピザなど宅配ピザのデリバリーをするなど
家族の時間を大切にする時間を作れるようになりました。
これまでの常識や日常は変化を続けるワケ
サザエさんの家庭は、現在ではなかなか見られなくなりましたよね。
兄弟がいる人ほど、両親は共働きが当たり前だったはずです。誰もがサザエさんの家庭のように暮らす時代は終わり、それぞれにあった暮らし方で生きていきます。
ですが、安定した暮らしのためには大企業に入る必要がある、という価値観はなかなかぬぐえませんよね。いわゆる勝ち馬に乗ることで成功のレールから外れないようにしたくなるものです。
そんな日本有数の大企業に数えられる、上場企業のキーエンスの大切にしていることって何だと思いますか?
それは、オリジナルよりも
「誰にでも使える」という「再現性」を重視しているんです。
キーエンスは社員ひとりひとりの年収の高さやスケジュールの徹底化など、テレビCMやメディアで広報をしないにも関わらず利益を上げ続けている企業のひとつ。そんなキーエンスの社員の評価制度は意外なものでした。
それはセールスをする営業マンの個性による売り込み数ではなく、いかに他の営業マンも使える営業方法を提案するかなんです。
営業というと、ナンバー1や最下位を決めてそのまま優遇されるというイメージがありますが、
ですが、キーエンスの場合、その人の個性ではなくコピー出来ることに価値を持ちます。
この、コピー出来る技術こそ「再現性」といいます。
キーエンスの他にも「再現性の高さ」を求める企業モデルは増えています。ですが、「再現性が高い」社員ほど重要とし、独自性の高い社員や、目指すレベルに至らない社員には風当たりが冷たい印象がありますよね。
実は全ての企業はそうではなく、逆にGoogleは落ちこぼれ社員に簡単には解雇を言い渡さないということを知っていますか?
再現性より重要?落ちこぼれ社員が必要とされる理由
再現性は
同じの特性が同じの手法で活用出来ること。
そして、活用した結果同じに近い成果を得られることを指します。
特定の人がトライしたから成功出来る、ではなく
誰でも学べば使うことが出来るものということですね。
ですが、Googleはこの再現性も優れていない、
成績も目立たない社員をカンタンに肩を叩かないのはなぜだと思いますか?
それは、企業理念を理解しているという条件を持っているからなんです。
「は?どういうこと?」と思っていしまったかもしれません。
技術的に優れている人、スキルのある人、野心のある人はもちろん重要ですが、
これまで築いた社内の人間関係や研修でかかったコストなどを考えると、新しく人を採用するよりはそれぞれに合ったスキルアップをしてもらった方が良いと考えるためです。
自分の長所を伸ばすことで
「○○さんはこの仕事が誰より早い」
「得意なのは××さんだから、その人に任せよう」というように
仕事の成果が上がればいい、という考え方ですね。
でも、もしあなたが「再現性」や「個性」について
「真似するなんてズルい。考えた人がすごいじゃん」
「パクりは良くない」
「自分で編み出したやり方で成功したんだから、再現性は自慢出来ないこと」
「個性があるって結局才能があることじゃん」
というように考えてしまうかもしれません。
ですが、再現するということはそのまま真似をしてパクるという意味ではないんです。
十分な実績やデータを測定して、さらに問題がないか徹底的に補強することで「再現」可能なものにするのです。
ただうわべだけを真似していたら「元祖」に敵わない以前に法律に触れることにもなりますからね。
それに「個性」もどう生かすか考えなければ、実際のスキルとして使いこなすことは出来ませんよね。
個性はセンスに寄るものが確かに強いですが
先にお話したように
特に「再現性」の高いものは
・誰が
・いつ
・どうやっても
成功する確率が高いものを指します。
ですが、再現性はなくても
「たまたま」上手くいくこともありますよね。
その人の人柄や、成功するタイミング、運に左右される成果です。
特にリサーチしなくても、偶然「欲しい!」と思われる市場にヒットしたり、
高い売り上げになった時ですね。
もちろん、才能という場合もありますが、
1回目、2回目は偶然で3回目はその人の本当の実力とも言われています。
3回、5回、20回、100回やっても成功することが出来れば
再現性が高く、偶然じゃないということになります。
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これは釣りに関わらず、料理の練習やスポーツにも言えます。
それに、自分のキャリアを決めたり、ジョブチェンジを検討している場合も「再現性」の高い選択をすることが有効です。
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あなたがどんな選択をすることがベストなのか、あなたの希望に沿ってサポートするころが出来ます。
さらに、企業間でもあなたに代わって質問や知りたいことをリサーチすることに特化しているということもあります。
なので、もしあなたがこれからの働き方そのものを見直したいという時は
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あなたの安定したキャリアやこれからの良いワークライフバランスを得るためにも「たまたま」や運に任せるのではなく、知識とノウハウを持ったサポートを受けてみてくださいね。