その「苦労」、本当に受け入れるべきですか?働き方に疑問を感じているあなたへ
オリンピックアスリートやプロ野球選手の大きな活躍を見ると「自分も頑張ろう」と思えたり
「やっぱり才能があるっていいよな」
「環境が恵まれていたのかも」
などなど、感じるかもしれません。
ですが、きれいごとに聞こえるかもしれませんが「努力」なくして成功はないもの。
オリンピックに出場するわけではなくても、なんらかの目的や目標の大きな成果の前にまず、今日からできる小さな努力を重ねたいですね。
ところで、何事にも全力で、誠実に対応したいという気持ちの強いあなたは、こんなことに悩まされていませんか??例えば、
職場の上司や先輩が、
「入社したばっかりなんだから、今のうちに雑用したり面倒ごとは引き受けるとかしなよ」
「今、苦労した分だけ得られるものがあるぞ」
「怠けてばかりじゃ何も変わらないから苦労しとけ」
「俺たちの頃はもっと苦労したから、楽しようとするな」
というように、具体的な目的を教えてくれず仕事を押し付けてきたり、難しい仕事ばかり回してくる経験です。
「確かに…」「仕事は見て覚えろとも言うしな…」
と思う反面、理不尽に感じてしまいますよね。
ですが、なんでも手当たり次第に「苦労」すれば
良いというものではないことを知っていますか?
20代だからって苦労したもの勝ちではない理由って何?
苦労の意味は
「苦しんで労する」ということ。
つまり、苦しい思いをするということ。
そもそも、成長するためのポジティブなワードではないのです。苦労はしない方が絶対に得なんですね。
もちろん、結果を検証するためにあえて失敗したり、遠回りをする、ということはあるかもしれませんが、苦労とはとらえ方が違いますね。
ですが、あなたの苦労どうですか?今、仕事や人間関係で苦労をしていると思っているのなら、その経験をすることは本当に「買ってでも」するべきものだと思いますか?
嘘みたいだけど自分にマッチングするものはそもそも「苦労」しない
「あの人はすごく苦労してるよね」
「だから日本一になれたんだよ」
成功しているアスリートや、ゼロから起業した経営者を「苦労している」と呼ぶ人がいるかもしれません。
自分の時間をたくさん使って、それ以上の結果を出すことは大変なことです。
しかし、当の本人はトレーニングや経済活動は「苦しくて辛いもの」ではなく、自分にとって楽しいことだからこそ続けることが出来たとは思いませんか?
確かに限界までトレーニングメニューをこなすこと、思い通りに成長しない会社を運営することは大変なことですが、その「大変さ」を超えて「限界を突破する」ことにやりがいを感じるのです。
つまり、このように自分にマッチした道を選ぶことが出来れば、そもそも苦労を買ってでもすることはないということが分かるかと思います。
マッチした仕事をしているのなら、いくら残業しても楽しいですし成果が出ればもっと頑張ろうとなるわけですね!
そうは言っても、苦労を買ってしまわないためにはどうすれば良い?
日本の社会は
「若い時の苦労は買ってでもせよ」をはじめ
苦手と感じることや難しいと思うことでも
「辛抱して耐える」「やりきる」ということが美徳とされてきました。
ですが、自分に向いていない仕事は苦痛しか生みません。
特技の英語を使った雑貨の輸入バイヤーになりたいのに、雑貨を作るための木を山から伐り出すことをしろ!と言われたら辛いと思いませんか?
本当に苦しい、苦労しているというものは長続きしません。
それこそ、無理をしたことで本来の自分のやりたかったことを見失ったり、働くことそのものが辛いものになってしまいかねません。
なので、あなたがマッチしている働き方を目指すのなら、
あなたが「苦労」せずに出来ることを見つけることから始めてみるといいですね。
もしあなたの向き不向きという特性が良く分からないと感じているのなら
自分の長所やアピールポイントを洗い出す「自己分析」も有効です。
ただし、「自己分析」の注意点もあるので、
合わせて「NG自己分析方法」を詳しく見てみてくださいね!↓↓
⇒「あなたの可能性が潰れる自己分析の原因3選」の記事を詳しく見てみる
苦労を買わずにいるためにも、ちょっとだけ一歩踏み出そう
もしも、あなたが今「私苦労している」「辛いけど、頑張らなきゃ」と感じているとしたら、注意すべき状態です。
「苦労は買ってでもしろ」という環境にいることであなたの貴重な人生のリソース(資源、時間)を奪ってしまいます。
確かに成長や実績を積むことはできますが、興味を持っていたり、長時間取り組める特技ならそれ以上の成果を得られる可能性があるためです。
しかも、「苦労をしろ!」と言う環境は必要以上のタスクをあなたに課し、取り組ませて当たり前としている場合も考えられます。
繰り返しになりますが、あなたに必要なスキルは楽しむことでも身に着けられます。
スキルの「成長」を目指すなら、マッチした場所を見つけてくださいね。
もし、今すぐにでもあなたが自分に本当に合った仕事を楽しみたいと感じているなら、すぐにでも行動を起こした方が絶対に良いです。
なぜなら、行動を起こしたいと感じているということは、もうあなたの中で「今の苦労」の限界を感じているから。
解決出来ないモヤモヤを抱えることは精神的にも安心出来ず良い状態と言えません。
まずは現状をキャリアアドバイザーに相談して、本当に進みたい道を見つけることが大切です。
もし今の状況に少しでも違和感を感じている場合は、この令和3年の2021年こそ、迷わず理想の環境へ踏み出すことを忘れないでくださいね!