「社会的時差ぼけ」って?あなたが今すぐできる改善策は
あなたは休日にアラームをセットしないで寝ることはありますか?
また、休日は二度寝三度寝をして日の光を浴びずに過ごしてしまった経験はありますか?
もしかすると、平日は仕事で寝不足が続いたから、休日は好きなだけ寝ようと考えているかもしれませんね。
もしあなたが平日に積み重なった睡眠不足を解消するために
休日の睡眠時間を多くしたり「寝だめ」する習慣がついているとしたら要注意です。
この休日の睡眠時間を増やすいわゆる「寝だめ」と言われる行為は、睡眠不足の根本的な解決にはならない可能性が高いのです。
では、「寝だめ」が睡眠不足の解決にならないのはなぜでしょうか?
それは、寝だめを習慣化することで、「夜に眠る」・「朝に目覚める」といった体内時計が乱れ、
そのせいで体の不調につながる可能性があると言われているからです。
また、この平日と休日の睡眠時間の差が大きい人ほどコレステロール値やインスリン値が高い傾向にあるというデータから、
糖尿病や心疾患といった体への悪影響にもつながる可能性があります。
こういった平日と休日の睡眠時間に差が生じて睡眠時間のリズムが乱れている状態を
「社会的時差ぼけ」と言い、体調不良の引き金になってしまうのです。
良かれと思って平日の疲れをとるための「寝だめ」により睡眠のリズムが乱れてしまうことで、
「月曜日に起きるのがだるい」という状態でまた平日をスタートさせる悪循環を生みだしてしまうなんてショックですよね?
このような睡眠不足や体の不調は仕事の生産性以上に健康へ影響する場合があるので、
もしあなたも現在「寝だめ」が習慣化していたら、その危険性を認識して改善していくことが大事ですよ。
ですが、そうは言っても、
あなたが普段から寝不足を我慢して働き、
休日は「寝だめ」をしなくてはいけないほど多忙な生活を送っているならば、
あなたの健康が損なわれる前に、現在の働く環境を見直してみることも必要かもしれません。
あなたが睡眠時間を確保できる環境に変えることで、もっと仕事の生産性を上げて働くことができると思いませんか?
もし現在の労働環境に少しでも限界を感じていたら、あなたの健康を第一に考えて行動してみてくださいね。
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今回の記事では、「寝だめせずに睡眠不足を改善させる方法」についてお話しいたします。
もしあなたが普段から睡眠不足を感じて「休日は昼まで寝るのが当たり前」な生活を送っていたら、ぜひ最後までチェックしてみてください!
寝だめナシで睡眠不足を解消するための2つのポイント
先ほど、寝だめを習慣化してしまう危険性についてお話ししました。あなたの健康へのリスクや仕事への影響を認識していただけたと思います。
では、休日に寝だめする生活スタイルを改善するためにはどうしたら良いのでしょうか?以下の2つのポイントをチェックしてみてください!
■睡眠時間を「分」単位で平日に振り分ける
いきなり「寝だめをしない」ということはハードルが高いですよね。
ですので、まずは休日に「寝だめ」している時間を平日に振り分ける意識をすることが第一歩です。
平日と休日の睡眠時間のバラつきを減らすことで、睡眠時間を確保し、バランスを整えることに繋がります。
平日に睡眠時間を増やすことが難しい場合は
「まずは20分早く寝る」など無理なく平日と休日の睡眠時間の差を埋めていくことが大切ですよ。
■休日も平日と同じ時間に起きて太陽の光を浴びる
朝に太陽光を浴びることで、体内のリズムを整えることが出来ます。
日中に積極的に太陽光を浴びると「メラトニン」という睡眠を促すホルモンの分泌が増えるので、朝起きたらカーテンを開けて朝食を食べるなど、なるべく平日と同じように活動的に過ごすことが大事ですよ。
もしそれでも睡眠時間が足りない場合は昼寝で補うと良いでしょう。
ただし、夜に寝付けなくならないように注意してくださいね。
このように休日の生活リズムを崩さないことが快眠、そして慢性的な睡眠不足の解消につながると言われていますよ。
もし寝だめの習慣を変えられる環境ではないなら、今の環境を変えるためにあなたにとってプラスの選択をしてみてくださいね。
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そうは言っても、睡眠時間を削って働くしかない…そんなときは
もし今あなたが寝だめは体に悪いと分かっていても
「平日は仕事をこなすことに精一杯だし、これ以上睡眠時間を確保できない」
「まだ若いから少しくらい睡眠時間が足りなくても体力は持つから平気」
と体への負担を無視して働く状況が続いているとしたら、あなたが思っている以上にあなたの体は悲鳴を上げているかもしれません。
もしあなたが自分の体の不調にも気づけないくらい仕事が忙しい場合は、環境を変えて自分の健康と向き合うことも大切です。
そしてもっとあなたに合った働き方を見つけることで、体も心も健康な状態で働くことが出来るかもしれませんし、環境を変えることで気持ちもリセット出来れば、今より余裕を持って業務に専念できるはずです。
仕事の疲れから精神的ストレスを強く感じていたら決して見過ごさずに、まずは周りの家族や友人に相談することを忘れないでくださいね。
あなたの抱える不安やストレスが大きくなる前に、必要であれば今すぐ職場環境を見直すことも検討してみてください。
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