「内向的」「隠れ内向」では無理と思ってる?無理なく働く方法のコツを知っていますか?
突然ですが、あなたは職場でこんな気持ちを感じた経験はありますか?
「職場で親しい先輩と飲みに行っても早く帰りたくなってしまう」
「仲のいい同期とのランチでもあまり落ち着いて食事ができない」
「親しい後輩と食事の帰り道、自分の発言をいつまでも気にしてしまう」
「職場の人との食事では気疲れしたり食事中の会話を寝る前まで引きずってしまう」
以前よりも新型コロナウイルス感染拡大防止による制限が緩くなり、あなたも以前より同僚と食事に行く機会が増えるかもしれません。
そこで、もし会社で親しい上司や同僚と食事に行っても、必要以上に気を配って疲れてしまうという場合、あなたは「隠れ内向」の可能性があります。
「隠れ内向」とは・・・
人付き合いも良く、一見外向型に見えても、
もともとの性格が内向型なため、できるだけ周囲に溶け込もうと
積極的に行動して心が疲れてしまうというタイプの人を指します。
楽しいはずの場面でも些細な行動に心が疲れてしまったり一人になると自分の発言を思い出して「あのときの会話で相手はどう思っていただろうか…」「あの発言は印象が良くなかったかもしれない…」などと自己嫌悪に陥ってしまうと余計に心は疲れてしまいますよね。
一般的に、外向型と内向型には以下のような違いがあるとされています。
【外向型の場合】
・他人や外の世界への関心が強くコミュニケーションを取ることが好き
・大勢で集まって雑談することがストレス発散になる
・マルチタスクなど業務へ順応する能力が高い傾向にある
【内向型の場合】
・一人でいる時間の方がリフレッシュしやすい
・外部からの刺激をストレスに感じやすい
・マルチタスクより一つの物事を追求していく傾向がある
このような性格の違いは、遺伝や育った環境によって決まることが多いと言われています。
もしあなたが楽しく、交流を深める機会と思っていても、同時にストレスを受けてしまうのかもしれませんね。
さらに、もしかすると食事の場面だけでなく会社でも、
「仕事で些細なことに落ち込んでしまう」「職場での人間関係に強いプレッシャーを感じる」「自分はコミュニケーション力が低いから仕事自体に向いていない」このように感じていませんか?
「内向型」な性格を活かした働き方が出来ていないままだと知らず知らずに仕事のストレスを溜めてしまうかもしれません。
今回の記事では、「隠れ内向の特徴や内向型の強み」について詳しくお話しいたしますので、あなたが内向型の性格に当てはまると感じた場合は、ぜひ最後までチェックしてみてください!
あなたは「隠れ内向」の自覚がありますか?
隠れ内向の人は、他人の感情に敏感な傾向があり、
人間関係に疲れを感じやすかったり集団行動に苦手意識を感じやすいと言われています。
あなたも初対面の人と話す場面や人と関わる機会が多いと無理に気を使って心が疲れてしまった経験があるかもしれません。
もしあなたが隠れ内向だと自覚しないままコミュニケーション力が重要な職場や人と会話する機会が多い職種で働き続けた場合、ストレスや疲れが積み重なっていく原因となってしまう可能性も…。
たとえプライベートなかかわりが無くても、職場では雑談などのコミュニケーションが必要な場面がありますよね?
常に周りの様子をうかがって気疲れしてしまう雰囲気の職場は、隠れ内向の傾向があると「仕事がやりにくい」と感じてしまうかもしれません。
ですので、もしあなたが職場の人間関係が上手くいかずに落ち込んだり精神的に疲れてしまった場合は
「性格上仕方ない」と割り切って考えることも大事ですよ。
また隠れ内向の場合、内向的な性格に無自覚なので、ついストレスを我慢してしまう癖がついてしまいがちです。
そんな時は決して一人で悩みを抱えるのではなく、「内向的な性格」という自覚をして、
できるだけ早く家族や親しい友人に相談をしたり、心配事を打ち明けることをおすすめします。
あなたが現在の職場で働き続ける自信を無くしていたとしたら、新しい環境を見つけるために何かアクションを起こすだけでも心の負担が軽くなったり、働くことに前向きになれるかもしれません。
内向型や隠れ内向を活かした働き方を実現するために必要なこと
解説したように、一般的に性格はほとんどが遺伝子や育った環境により形成されるものです。
そのため、自覚しても簡単に変えることは難しいと言われています。
もし、あなたが今、「自分が内向的な性格だ」と自覚が出来たのなら、まずは内向型の特徴を受け入れることが何よりも大事です。
最初にお話したように、一般的に、内向型の特徴としては
・集中力がある
・分析力が高い
・クリエイティブ
・几帳面
・傾聴力がある
このような点が挙げられ、強みとして仕事に活かせる可能性が高いです。
内向型は、相手の気持ちを汲み取ってコミュニケーションが取れたり集中力が高い傾向にあるため、一人でもコツコツと努力することができるタイプだと考えられます。
しかし、「内向型」が活かせる働き方を知らないと
あなたに合っていない仕事ばかり続けていて
本来のあなたの適性や能力を活かせないまま…なんてことになりかねません。
あなたはこれまで、
「単純作業なのにマルチタスクできないの?」と上司に何度も指摘されたり
「なんでこんなに自分は周りとのコミュニケーションに気疲れしてしまうんだ」
「もっと、臨機応変に対応できるようにならなきゃ…」などと感じたことがありませんか?
そんな時に大切なのは、外向型になる努力をすることではなく、内向型の場合でもその強みを活かして働くことです。
例えば、内向型の特徴に沿って仕事を選ぶ際は、不規則な仕事は避けて
1つの作業に集中しやすい働き方であればストレスも感じにくく
今まで以上に業務のパフォーマンスを向上させることが期待できるかもしれません。
特に、イレギュラーな事態が発生しにくい職種や、マルチタスクなど臨機応変な対応を求められることが少ないデスクワークの仕事を選ぶと良いでしょう。
また、一人で集中出来る環境があるとより高いパフォーマンスを発揮できる場合があるので、テレワークが可能な企業を見つけることもおすすめです。
さらに先ほどの内向型の特徴以外にも
人それぞれ持っている特性や強みは異なりますので
自己分析をしてみるとあなた自身の強みは何か明らかにすることができますよ。
もし自己分析の詳しいやり方が分からなかったり
あなた自身で考えても長所が思いつかない場合は
転職のプロに手伝ってもらうことも有効な手段の一つです。
プロに相談するとあなたの適性や強みを客観的に分析してくれますので、あなたひとりで悩むよりも解決への近道になると言えますよね。