お酒がないと仕事が出来ない?精神が限界に追い詰められる前にすべきこと
12月はクリスマスパーティーや忘年会など、社会人にとってお酒を飲む機会が増えますよね。
さて、適度に楽しむ分にはリラックス効果も期待出来るお酒ですが、たしなむ程度ではなく、ついつい「大量に飲酒してしまう」「飲まずにやっていられない!」とアルコール依存症状態になってしまうと危険です。
特に会社に通う社会人がアルコール依存症になってしまうことで「朝の出社前」や「職場のトイレの中」、「お昼休憩」にも飲酒をしてしまう問題を知っていますか?
飲まなきゃやってられない状態って?アルコール依存と仕事のストレスの関係は
「今日も出勤前の駅のトイレでお酒を飲んでしまった…」
「お酒を飲んでも顔に出ない方だから、お昼休みに一杯だけのつもりが2本もストロング缶を空けちゃった…匂いでバレるかも…」
アルコール依存症状態になってしまうと、このように出勤前やお昼休みなど「空き時間」があるとお酒に手が伸びてしまう…という慢性的な習慣を生んでしまいます。
実は、この仕事前や仕事中などの「空き時間」に飲酒をしてしまう状態は「お酒が大好き」過ぎるというわけではないと言われています。
つい少しの時間でお酒を飲んでしまうのは、
・お酒を飲んでテンションを上げなきゃ仕事をしていられない
・お酒を飲むと職場に向かう緊張をリラックスさせることが出来るから、仕事が捗る
・お酒を飲むことで職場の人間関係のイライラを軽減出来るから
というように、「酔っ払わないと職場のストレスに負けてしまうから」、「酔った状態じゃないと、イライラした環境に耐えられないから」ということが理由だとか。
確かに、人間関係のギスギスした職場や、少しのミスで怒鳴る上司などに耐えることを求められている状態だと、メンタル的に追い詰められ「酔っ払うことで自分を守る」という選択をとりたくなってしまうかもしれません。
ですが、お酒を飲んで仕事をしてしまうことは犯罪ではなくても就業規則の違反によって「懲戒処分」に処されたり、場合によっては「解雇」となる可能性があります。さらに出勤前の飲酒であっても前後不覚のために事故に巻き込まれたり、巻き込んでしまう恐れもありますので大変危険な状態です。
さて、そうは言っても「仕事が辛くて飲まずにやってられない」と感じたり「お酒を飲むことを辞められない…なんて状態かも…」と不安に感じたとしたら「仕事を辞めればお酒に頼らなくて良くなる」と解決方法を見出すかもしれません。
あなたがもしお酒に頼ってしまうほど現在の仕事にストレスを感じている場合、「転職をして職場や人間関係を変えれば、アルコール依存症から抜けられるはず」と行動に移したいと感じているかもしれません。ですが、もしかしたら「現状の抱えている問題」は転職をしても変えることが難しいって知っていますか?
「むしゃくしゃする!」「ストレス過多!」そんなイライラは職場を変えても変わらない?
結論から言えば、環境を変えて現状から逃げ出しても人間関係を望むように出来る保障はありません。
アルコール依存症のお話をしましたが、ストレスをお酒だけじゃなく、スマホゲームの課金に使ってしまう場合も同じです。
外的要因だけではなく、あなたの中の「内的要因」を整理することをしないまま新しい環境に飛び込んでも、再びストレスによる「依存症」は顔を出してしまうかもしれません。
つまり、まず不安やイライラを感じたら「なぜ自分はこんな感情を抱いたの?」と客観視することがポイントなんですが…
大体、現状にイライラを感じる要素は現在おかれている状況に
▲不安
▲心配
▲恐怖
という背景があるためと考えられています。
ですが、そうは言ってもこの感情をコントロールすることで自分のなかで瞬時に問題を解消出来るなら、「誰も仕事に対して悩みなんて抱えないよ…」と思うもの。
そこで、すぐに問題を解決することが出来なくても、現状の不安や恐怖から切り離せる空間や工夫を発見していくことが大切だと言われています。そうすることでアルコールや親しい人にイライラとした感情をぶつける回数を減らすことが期待できますよね。
イライラを誰かにぶつけてしまう…相手に感情を上手くアプローチする唯一の方法は
余計な争いを招かないためには、相手に原因や自分の感情を知ってもらうことが大切です。つまり、感情をぶつける以外に相手に現状の改善を願う唯一の方法は対話と言われていますよ。
1なぜこんな結果になったのか
2そのため、自分はあなたに失望してしまった
3あなたはどんなつもりでいるのか
4どうしたら改善できるのか
感情的にならずしっかり伝えることがとても大切です。
ですが‥‥自分にとって関心が薄い人、そもそも顔を突き合わせることも苦痛な場合は、そっとその場所から立ち去ることが有効です。
ひとりになって、頭を冷やすのです。ひとりになれる場所は、
●オフィスや職場の外
●トイレの個室
●場合によっては早退する
という行動で確保できますよ。
さらに、上記の場所や行動にこだわらず、あなただけの「現状をリセットする」「頭を冷やす機会」を自分から作ることが大切です。
相手の気持ちは変えられないけど 自分のイライラを感じる原因は変えられる
いかがでしたか?
不安やイライラを感じて昂っている気持ちをコントロールすることで、「必ずしも転職をしなくても人間関係が解決出来る」ということが、あなたの助けになれば幸いです。
さらに、あなたのメンタルフルネスのためにも
自分の感情というエネルギーをムダに相手のために消費することはやめてみましょう。
ですが、どうしようもない場合は転職や部署を異動するなど別の環境に移ることはとても大切なことです。
そんな時はいつでもプロのキャリアアドバイザーに相談してみることも取り入れてみてくださいね。
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