年俸制の企業ってどうなの?20代の転職で気をつけたい“見た目年収”のワナ

転職サイトで求人を見ていると「年俸制〇〇万円」という表記を見かけること、ありますよね。
月給制よりも年収が高そうに見えて、「お、いいかも」と思ったことがある人も多いのでは?
でもちょっと待って。
その“見た目の年収”に飛びつく前に、年俸制を導入している企業の意図や注意点を知っておくことが大切です。
特に20代で初めて転職する場合、ここを見落とすと後悔するかもしれません。
年俸制の企業が求めているのは「結果」

年俸制を導入する企業は、「成果に応じて報酬を決めたい」と考えています。
つまり、頑張りや成長ではなく、数字や目に見える実績で評価されやすいということ。
特に営業職や管理職、コンサル・IT系などでは、個人の成果が収益に直結するため、年俸制を取り入れている企業も多いです。
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実は、企業にとってもメリットが大きい

年俸制は人件費の管理がしやすく、年間のコストを明確にできるという企業側の事情もあります。
毎月の給与や賞与にばらつきがあるより、コストを予測しやすいからです。
また、年俸制=残業代なし、という誤解を与えるケースも。
「年俸に残業代を含む」と説明される場合もありますが、法律上は残業代の支払い義務がなくなるわけではありません。
ここをしっかり確認しないと、実質的に残業代が出ない「名ばかり年俸制」に巻き込まれてしまうリスクもあります。
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年俸制=高待遇とは限らない?

年俸制という言葉の響きはプロ野球選手やサッカー選手のようにカッコよく、月給制よりも「稼げそう」なイメージを持たれがちですが、実際にはこんな落とし穴もあります。
■賞与がない(年俸に含まれている)
■昇給が年1回のみで変動しにくい
■残業代が固定化されて損している
年俸制を導入している企業のすべてがブラックというわけではありませんが、「年俸〇〇万」という表記だけで飛びつかず、その金額の中身を必ずチェックすること。
特に20代のうちは、経験や実績がまだ少ない分、「実力評価で給与が決まる」仕組みに振り回されやすいことも。
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制度よりあなたにマッチしているかどうか。「中身」で判断を

年俸制の企業=実力主義=高待遇とは限りません。
一見高収入に見えても、実は月給制と変わらなかったり、賞与がなかったりするケースも多くあります。
20代の転職では、「制度」だけでなく、「それが自分に合っているか?」を考えることが大切。
キャリアの初期こそ、待遇より経験の中身を重視する選択が、後々の転職でも活きてきます。



