職場のイライラ「こんなに頑張ってるのに」…はストレス倍増?意外なメカニズム
顧客の要求やクレームにイライラ…。上司や同僚のやる気のなさにスケジュール管理もずさん…。
このような職場は、真面目な人ほど苦痛を感じやすいと言われています。
さらに、職場に不安を感じる原因になった他者の言動の他に
他ならない自分自身の怒りの「下地」になった感情があると言われています。
怒りを爆発させる前に
「自分がこの感情を持ったのはどうしてだろう」とストップすることで少しのことではイライラしづらくなりますよ。
職場のイライラ「こんなに頑張ってるのに」…はストレス倍増?意外なメカニズム
あなたがもし、与えられた仕事をきっちりとこなしているのにも関わらず、社内での評価が低いことに悩んでいるとしたら、「そう感じている現状」に注意が必要かもしれません。
なぜなら、基本的に給与を貰って働いている以上、与えらえれた仕事をこなすということは当たり前で、あなた自身の功績やキャリアすぐには繋がらないためです。
さらに言えば、割り振られた作業やタスクはこれまでの先輩社員や事業主のノウハウを駆使して、誰でも手順を踏めば成果が出るような仕組みで成り立っています。
ですので、あなたがこのタスクやスケジュール管理によって成果が出ていたとしても、どうしてもあなた自身のキャリアの評価に直結しないのです。
つまり、ブラッシュアップした仕組みや予想外の成果を上げない限りは
「こんなに頑張っているのに!」とルーティーン作業を引き合いに不満を出すことはやめておいた方が得策です。
そうは言っても、職場では業務などに追われて「イライラ」「ムカムカ」してしまうことってありますよね?改善する方法はあるのでしょうか?特に、部下上司など、立場が違うと対応にも悩んでしまいますよね。
感情をぶつける以外で相手にアプローチする唯一の方法…例えば部下なら
もし、あなたが部下を持つ責任のある立場であるなら、アンガーマネジメント(怒りのコントロール)に頭を抱えているかもしれません。
ですが、いくら怒っていたとしてもいきなり部下に「怒りゲージマックス状態」でぶつかることはNG。
「怒りゲージマックス状態」になる前に対話やコミュニケーションを取りましょう。
対話の内容としては
ステップを追って感情的にならずしっかり伝えることがポイント。
特に
・基本的に期待して信頼していること
・「●●したことは素晴らしい。だけどもう少し…」と先に褒めること
・逆に「●●は確かに君のミス。だけれども、その判断自体は間違ってないよ」と後にフォローをすること
・人前ではなく個室で1対1で話すこと
を伝える際に意識することがおすすめです。また、人によってシビアに注意した方が伸びる、なんてこともあるので日々人間観察をしてベストな対応をすることも大切です。
ですが、あなたがさらにチームを束ねる立場であるなら、
「怒らないと問題の重要性が伝えられないし周りにも理解してほしい」
「年下で部下だから怒るのが自分の仕事だ」
と、瞬発的な怒りを抑えることのデメリットを感じてしまうかもしれません。
ですが、怒ることで委縮して仕事の効率が逆に落ちたり、部下がさらに上に報告してあなたの評価を下げてしまう可能性もあります。
何より、部下やスタッフを管理するための怒りでも進捗は向上しませんし、成果も達成しづらくしてしまいますよ。
部下より厄介…嫌な上司に対応するには?
あなたにとって苦痛を感じる上司の対策をするためには
先にお伝えしたと同様に会話をする機会を作ることも大切です。
上司に現状の不満や不安に感じることを織り交ぜながら、
「自分はどんな部下になってほしいのか」
「自分が現在、直すべき部分はどこか」等々
一度話し合うことで解決できることはあります。
そもそも、あなたをイラつかせる上司は「良かれと思って」行動していることも考えられるのです。
あなたが本当の気持ちを伝えることで逆に部署全体の空気も変わるかもしれませんよ。
ですが、そもそも上司が嫌いだから成果が出ない、
上司が好きだから結果が出る ということは、所属している企業で仕事をしている以上許されるものではないのでご注意ください。
もしあなたが自分の仕事に誇りを持っているのなら「結果」を出すことで上司からの待遇も変わることもあるのでステップアップを目指すことも忘れずに。
感情をコントロールすることで転職をしなくても人間関係が解決出来るという助けになれば幸いです。
あなたのメンタルフルネスのためにも
自分の感情というエネルギーをムダに相手のために消費することはやめてみましょう。
ですが、どうしようもない場合は働く環境を変えることも大切です。
移動願いやキャリアアップ転職・キャリアチェンジ転職など、終身雇用制度に縛られない働き方を選ぶ人が増えています。
ですが、選択肢が増えた分、何もかも自分で決めなければ…とプレッシャーを感じたことで「悩んだまま状況が変わらない」「自分の力を信じることが出来ない」と行動に移せないことは問題です。
あなたのこれからのキャリアのためにも、まずはキャリアアドバイザーのカウンセリングを活用して、自分の悩みをひとりだけで抱え込まないことが大切です。
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いきなり退職というとこの先不安に感じてしまうこともあるかと思いますので、キャリアアドバイザーのカウンセリングを受けたり、転職エージェントに相談するなどすぐに出来る範囲からアクションを起こしてみてくださいね。