辞めたいのに辞められない…会社への執着を克服する方法
「会社に行きたくない」「仕事休みたい」「会社辞めたい」‥‥。
あなたはSNSを開いては、自分と同じ悩みのワードをエゴサーチしたり、同意見のフォロワーに「いいね!」をしてませんか?
今の会社を辞めたい理由として、
・5年働いたのに給料が上がらず手取り15万のまま
・シフト制の仕事でまとまった休みがなく年末年始も働いている
・かきいれどきの祝日やGWは会社の同調圧力で有休が取れず、好きな予定を入れられない
・デスクワークなのに未だにテレワークを取り入れない職場にうんざり
というものがあるかもしれません。
友人や家族、パートナーにも会うたび「仕事辞めたい」という愚痴がこぼれる…なんて状況が散見されます。
ですが、実際に具体的な転職活動をせずに、「仕事を辞めたい」現状に甘んじている人がほとんどと言われています。その理由は、、、。
「辞めたい」…苦しんでいても、転職しないのは会社に執着しているから?
もしかして、あなたが現在「会社辞めたい」と言いながら転職活動に踏み込めないのは「今の会社に執着」してしまっているからかもしれません。
執着というと、例えば
「今の会社を辞めたら、コロナ禍でどこにも雇ってもらえないんじゃないか」
「今の会社以上に良い待遇の会社なんてないんじゃないか」
「あと少し頑張れば、ボーナスが出るから。次のボーナスまでに転職を決めるつもりだから…」
「上司やお客の対応が嫌だけど、新卒で採用してくれたのはこの会社くらいしかないから…」
というもの。
もちろん、仕事のやる気や粘りをみせるために「執着」が必要な時もあります。執着は、必ずしも悪い働きだけをするわけではありませんから。
ですが、生きていく上で「自分に悪影響であると知っていながら、固執する」ことは健全とは言えません。
これは仕事だけに限らず、恋愛でも言われていますよ。
たとえば、良い執着は「自分をどうしたら幸せに出来るか、満足出来るか」ということに執着していて、
悪い執着は特定の「仕事」や「パートナー」だけに執着してしまっている状態と言えば、分かりやすいかもしれませんね。
あなたが今の「辞めたい」と感じる仕事を続けながら、もれなく辛い気持ちになっているのなら、もしかしたら
「今の会社じゃないと一生雇ってくれる会社なんて見つからない!」
「他に良い会社との出会いなんてないのかもしれない!!」
「だから、この会社じゃないと絶対だめ!!!」と悪い執着を発動させてしてしまっている証拠かもしれません。。。
また、執着心は「手放すことの恐怖」から起こるとも言われています。さらにこの「手放すことの恐怖」を掘り下げると原因は「自分への劣等感からくるもの」なんだとか。
つまり劣等感が大きければ大きいほど、比例するように執着心も大きくなります。
さて、この執着心と劣等感は、どのように解決すれば良いと思いますか?
そして「会社を辞めたいのに辞められない」現状を打破出来るでしょうか?
執着心と劣等感を克服するには「ありのままを認める」ことが大事
もし、あなたが現状に「執着している」「劣等感を感じている」と思っているのなら、解決策は1つ。
まずはありのままの自分を「受け入れ、認める」ことです。
仕事をしている自分の嫌な部分や見たくない部分をあえて掘り下げて、理解するということですね。
同じ社会人の友人と違う部分や、仕事でミスしてしまうところや、自分の弱さや、ついつい頑張り過ぎて空回りしてしまうなど…
「ココがダメなんだ」というところを見つめてみるのです。そして、ネガティブさや空気の読めなさなど「それでも、自分」と思えたらのなら、
結果的に肩の重荷が軽くなって、視野も広がって、今の会社じゃなくても自分にマッチする企業に出会えるようになりますよ(^^)/
この前向きなマインドは、転職をする上での「面接」でもとっても役に立ちます。
今の自分を受け入れたら、まずは1社でも面接を受けてみよう!でも、、、
それでも、やっと前向きになれた転職活動でも「面接を考えると気が重い…」と感じているかもしれません。
「中途採用面接にはリクルートスーツのような背広を着て、髪を整えて、転職面接や説明会のために有休や午後休をとって…」とチェックリストが目白押しと思うもの。
ですが、オンライン面接も当たり前になり、気軽に面接を行える機会が増えてきました。企業によっては
・夜間でも面接を受け付けている
・ラフな格好でも問題ない
・履歴書不要で良い
など、面接のフェーズの敷居が以前より低くなり、
フランクな雰囲気で人柄を評価する、というスタンスの企業も珍しくなくなりました。
ところであなたはなぜ、あえて応募の段階に「その人らしさ」を表現するような服装の自由を求めると思いますか?きっちり指定してくれた方が楽、と感じる場合なおさらですよね。
その理由の1つとして、仕事においても選択に「正解」というものがないから、とも言われています。
仕事をする上で起こりうるトラブルや臨機応変に対応することは大切ですし、企業によっては失敗も成功のもとというように積極的に受け入れる部分もあります。
ですが、だからと言って「何でもしていい」「どんなスタイルで行ってもいい」というわけではありません。
それは、状況を見て「どんな人材が求められているか」理解して、実行出来るかどうかを判断されるためです。
つまり、あなたのキャリアやスキルを見る以上に、
・他の従業員と折り合いを持って協力出来る人材か?
・自分に何を求められているか理解しているか?という項目が見られているんですね。
ですので、面接に対してネガティブになる前に、仕事を通じて自分らしくいられるような、
自分にとってプラスになるポイントを探してみてくださいね。
そうは言っても、やっぱり一対一の面接はニガテ?克服するプロセスは
それでももし、あなたが拒否反応的に「こんな自分に面接なんて無理!」「緊張して、きっと上手くPR出来ないからやっぱり転職を辞める」と諦めるのは早いですよ!
面接は、あなた自身評価されるのと同時に、「どんな企業か確認をすることが出来る」ので、悩むだけでエントリーしない、面接を辞退するということは実にもったいないのです。
在職している面接官の対応を自分の目で冷静に見ることで転職してから
「入社したけど職場が自分にマッチしないのが後から分かって最悪…」
「勤務して1カ月だけど、思ってた部署ではないのでもう転職したくてしかたない」
「こんなはずじゃなかった」
という失敗に繋がることを未然に防ぐことが出来ます。
つまり、面接はあなたの理想を叶えるためや希望を伝えるためにも積極的に挑む方が絶対に得です。
ですが、そうは言っても転職活動を優位にするために
好印象を受けられやすい面接に挑むポイントは職種や、人柄によって異なるので
「色んな面接対策のサイトを参考にしたけど採用面接の正解が分からなかった」
と感じてませんか?
特に、人生のかかった大切な転職活動において
「企業に相応しい態度をしてくださいね」
「企業に相応しくないと内定獲得は無理です」
と繰り返し耳にします。飲食や営業職など、業種によって好ましい人材は変わりますので、正解がないのは当たり前かもしれません。
でも、「ありのままの自分を認めることが大事」と言っても、面接に限らず
「生まれ持ったこの人格をそのまま出すぞ」
というのは避けるべきです。
生まれ持った人格を優先させ過ぎてしまうと、コミュニケーションにおいて折り合いのつけどころが困難になってしまいますから。
なので、まずはこのような様々な悩みを深くして前に進めない状況に陥るより前に
企業と対話するノウハウを持ったプロを味方にすることが絶対におススメです。
さら転職面接の他にも、あなたのこれからのキャリアアップに少しでも不安に感じることあるのであれば、今日から1秒でも早く問題解決の行動を起こすべきです。
そしてあなたのキャリアを前進するために、悪い執着のサイクルから抜け出してくださいね。