●●リーダーが求められる理由をまだ知らない?
あなたは休日明けの仕事は特に、「朝からやる気のスイッチが入りにくい」と感じたことはありませんか?
全て指示を貰えるのなら仕事に対するエンジンをかけやすい環境になりますが、自分で仕事のスケジュール組みまでするとなると、秘書のようにスケジュール調整をしてくれる人がいれば仕事だけに集中出来るのに…と思うかもしれません。
実際、映画やドラマの社長やお金持ちは必ず秘書や執事を抱えていますし、指示やアドバイスを貰うことも珍しくない図です。このように支えてくれる人がいるのって憧れに感じませんか?
実は、最近は企業のリーダーシップを発揮出来る人材の他に、そんな「執事」のような人材が求められているんです。
リーダーシップをとる人というと、どちらかと言えば執事の反対の王様のようなイメージなので、意外ですよね。
もちろん、叱ったり放置して指示を出さないというわけではありませんが、「自分が自分が」、とワンマンではなく、部下をサポートしながら適材適所で働くといういわゆる「サーバントリーダータイプ」が注目されているんです。
サーバントの意味は執事などの使用人や召使を指すのに、リーダーがつくなんて面白いですよね?
このサーバントリーダーは縁の下の力持ちのように、自らが率先してチームのために働く要素も求められるので、「前に出るのが苦手」という場合でも素質があるかもしれませんよ!
ところで、チームのために働く、というポジションの代表って知ってますか?プロジェクトを円滑に進めたり、成果や進捗を代表に伝達するポジションでもあるのですが…ピンときませんか?
はい、では答えはズバリ
マネージャー(マネジャー)です。
ホテル業や部活のマネージャーでおなじみですよね。
実際、ホテル業をはじめ転職・就活の際に「マネージャー職」を
募集している企業や詳細に「マネージャー職経験者優遇」など「マネージャー」という言葉が散見されます。
「部活のマネージャーなら分かるけど仕事のマネージャーって何をするのか分からないから不安…」
「なんだかすごく難しそう」
なんて敬遠してしまいがちな
「マネージャー」ですがどんな職種かご紹介しますね。
マネージャーの意味はもともとは「マネジメント」
マネージャーの語源は「マネジメント」です。
マネジメントはつまり、会社を経営したり組織を運営するという意味を持つんですね。
マネジメントとというと、2009年に発行されベストセラーになった作品、
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの”マネジメント”を読んだら」
という本でご存じの方も多い、経営学者のピーター・ファーディナンド・ドラッカーが定義したことも知っているかもしれませんね!
マネージャーはどんな仕事?ざっくり言うと
マネージャーは企業や部門において
仕事の管理をしたり、スムーズに運営できるように
働きかけるためのポジションを指します。
目標を設定し、引っ張る係が社長やリーダーなら、マネージャーはその目標が達成出来るように目を配る素質が求められます。つまりマネージャーは企業が定める業績の目標や企業理念をしっかり把握している必要がありますね。
チームを統率するためには、厳しさ以外にも冷静な状況判断力とサポート力が必要不可欠なので、まさに冒頭でお話した「サーバントリーダータイプ」や「人とコミュニケーションをとることが得意」という場合はマッチしやすいです。
また、先にお伝えしたホテル業でのマネージャーというと支配人を指すので
あなたの目指す職種によって多少ニュアンス変わりますよ!
マネージャーを求めるのはどんな職業?
マネージャーが必要になる職業には企業や施策、人材の能力を管理して
優れた生産性を求めていることが考えられます。
マネージャーは現場に出ていても実際に作業をするのは担当になるメンバーなので
マネージャーは縁の下の力持ちというような立場と言えますね。
マネージャー業も細分化してる?
■プロジェクトマネージャー
プロジェクトや施策の管理を行い、
目標達成できるよう働きかける。
■ミドルマネージャー
いわゆる中間管理職。部長や課長などを
指す場合もある。
■エリアマネージャー
担当エリアを持ち、担当エリア内の運営や
管理を担う。
アパレル・小売店・コンビニなどサービス業などに
当てはまりやすい。
■芸能マネージャー
プロダクション所属している芸能人やタレント、
俳優のスケジュール管理をしたり
ドライバー、体調・メンタル管理など
きめ細かい目線やコミュニケーション力が必要になる。
■ケアマネージャー
正式名称は「介護支援専門員」「ケアマネジャー」
介護保険制度を学び、介護サービスが必要な顧客と
サービスを結びつけたり、
ケアプランを作成する能力が求められる。
等々、マネージャーと言っても
管理する対象や範囲は異なります。周囲に尽くすタイプのサーバントリーダーだけではなく、ワンマンで引っ張っていく必要がある場合もあるので、職種や扱う商材によって個性が際立つポジションでもあります。
やっぱりマネージャーって難しそう…自分にも出来る?
「企業のマネージャーはビジネスに厳しく、
全てを把握していなければ勤まらない…」
と考えて応募しにくい…という口コミや体験談が散見されます。
ですが、サーバントリーダータイプが注目されているように、全体を把握し成果へ導くことがマネージャーの役割だということを忘れないでくださいね。
厳しさがなくとも、目標や施策、経営に必要な管理を行う
ということを意識することを意識すれば目標とする企業へ熱意やポテンシャルを
アピールすることが出来ます。
もしあなたが「マネージャー」として
キャリアアップやキャリアチェンジを
考えているけど 悩んでいるとしたら
まずはキャリアアドバイザーに相談してみてくださいね。