座りっぱなしでガチガチに緊張…デスクワークの思わぬ危険性
「仕事で長時間同じ体勢で座っているせいで、慢性的な肩こりや腰痛で悩んでいる」
「毎朝、通勤ラッシュの時間帯に出勤するのが憂鬱」
「オフィス内の空調が強いため冬は暑く、夏は寒くて不快に感じる」
「オフィスにいると雑音のせいで集中力が妨げられて、仕事の効率が落ちていると感じる」
「運動量が減ってしまい体型や健康状態が気になっている」
「常に上司の視線を感じて緊張した状態で作業することが苦痛」
あなたがもし、現在オフィスワークをしているのなら、このように職場で溜まったストレスや不満のせいで悩んではいませんか?
先ほども例に挙げましたが、オフィスワークでストレスを抱えてしまう要因としては
長時間のデスクワークや人の視線、オフィスの環境などが考えられます。
さらにオフィスワークは、一見「立ち仕事と比べると体力的にも楽だし座って作業できるから快適そう」と思っても、
実は、立ち仕事と同じように体には負担がかかっている場合もあります。
実際に、長時間座り続けることで
足の筋力が衰えたり血行が悪くなって重い病気に繋がる可能性も否定できません。
余談ですが、オーストラリアの研究によると、
人間は1時間座り続けると寿命が22分短くなってしまう恐れがあると言われています。
あなたは普段、一日に平均で何時間座っているか考えたことはありますか?
つい残業時間が長くなって座っている時間も増えて運動不足になってはいませんか?
もしあなたの普段感じているイライラや不安のストレスの原因が日頃の運動不足によって引き起こされていたら、
一日の座る時間を減らすことで、精神の安定や健康状態も改善することが実現するかもしれません。
特にデスクワークの場合は、以下のポイントを意識して座りっぱなしの状態を避けることが大事ですよ。
・30分に1回は立ち上がって動く
・休憩時間に散歩に行ったりストレッチをして血行を良くする
・こまめに水分補給をして血のめぐりを良くする
ですが、あなたは「自分は健康には気を使っているし、少しぐらい無理しても大丈夫」と思っていませんか?
または、「これくらいのストレスや不満は企業に所属して働くなら当たり前でしょ…」とあなたの心身の限界サインを見て見ぬふりして働いてはいませんか?
そのような人ほど心の限界が近くても我慢しがちで、その結果ある日突然心が折れてしまい気持ちを前向きにしたくても出来ないほどの悪循環に陥りかねません。
ですので、あなた自身にとっては些細な心配事や悩みだと感じていることも
一度、第三者に相談してみると客観的にあなたの現状を知るきっかけになるかもしれません。
この記事では、あなたが見逃しているかもしれない不調のサインとその対処法についてお話いたします。
「オフィスワークでやりがいを感じているから多少のストレスは問題ない」と思っている場合でも、ぜひ最後までチェックしてみてください!
仕事のミス以外に、このような変化が起きていたら注意
仕事のストレスが溜まると「普段しないミスが増えたり作業スピードが落ちた」…
といった兆候が表れてくることは、よく耳にするかもしれません。
ですが、その他にも注意した方が良い状態があります。
あなたは以下のような状態に心当たりがありませんか?是非チェックしてみてください。
■怠さや風邪気味など体調不良が続いている
慢性的に風邪や吐き気、下痢などの症状があらわれたり常に身体のどこかに不調が見られるといった場合は、あなたの体がストレスで限界のサインを出しているからかもしれません。
また、寝ても疲れがとれない・体調が回復しない場合も、身体の回復機能が低下している可能性があります。
深刻な体調不良ではなくても、
そのままにしていては、仕事のパフォーマンスに影響したり精神的なストレスが溜まっていく一方ですので、一度病院を受診することも検討してみると良いかもしれません。
■短期間で体重の増減がおきた
もしあなたがダイエット等をしていないのに
1か月で体重の約5%以上の変化がある場合は注意が必要です。
特に体重減少や不眠の症状が見られる場合はうつ病などの病に繋がる可能性も考えられます。
そのため、普段から体重を毎日チェックする習慣をつけておくと、あなたの感じているストレスを目に見えて自覚しやすくなるかもしれません。
■食事のリズムや味付けが変わったり、同じものを食べがち
ストレスによるあなたの不調のサインは
食事の量や回数が増えたり減ったりすることだけではありません。
例えば、あなたが何を食べるか考えることすら億劫になり毎食同じ物を食べていたり
味の変化に気づきにくい・味付けが濃くなるといった状態もメンタルの不調のサインと言われています。
栄養バランスの偏った食事を続けるといずれ健康に影響が出てしまうかもしれませんので、早めの対処が必要です。
■寝つきが悪くなったり夜中に何度も目覚めるようになった
もしあなたが仕事のストレスによって
寝つきが悪くなったり朝起きれないといった睡眠リズムの乱れを感じたら注意です。
ストレスによって不眠の状態に陥ると
「日中も集中力が続かない」「業務中も常に睡魔が襲う」など、仕事のパフォーマンスにも影響が出てくるかもしれません。
もしあなたが普段の睡眠時間から大幅に短くなったもしくは長くなったと感じていたら、状態が悪化して睡眠障害などに陥る前に対処することが大事です。
また、対処しても改善されなかったりすでに生活に支障がある場合は病院を受診することをおすすめします。
■身だしなみへの関心が減る
ストレスが溜まってくると、以前は出来ていたルーティンや家事などを行うのが困難になることも。
もし身だしなみへの配慮に気が回らなくなっているとしたら、あなたの心身への負担が大きくなっているサインかもしれません。
この場合、なかなか自覚できずに過ごしてしまうケースもあります。
清潔感のある身だしなみは社会人としての基本的なマナーですので、取引先や顧客に対応できる最低限の身だしなみに配慮できているかを普段から意識してみてくださいね。
上記の5つのようなサインが見られると自覚した場合は、なるべく早くストレスの原因を把握して改善のために行動することが大事です。
また、もしストレスの原因が職場環境にあるのであれば、本当にあなたに合った場所・働き方なのか一度見直してみると良いかもしれません。
そして、あなたがこの先も今の環境でオフィスワークを続けることが難しいと感じた場合には、早めに新しい環境・働き方を見つけることをおすすめします。
現状を変えなければ改善できないストレスもあるので、あなたの健康を第一に考えることも必要です。
仕事のストレスで限界…今すぐできる対処法をチェック
あなたがどれだけオフィスワークにやりがいを感じていても、働いていれば不可抗力のストレスや負担はつきものです。
もしそのままストレスや負担を放置していると、
働き続けるのが困難な状態にまで陥ってしまう可能性もゼロではありません。
そこで、今すぐストレスを改善する対処法として以下の2つの方法を紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。
◎あなたが感じているストレスを書き出してみる
あなたが仕事で感じているストレスや不安の原因を整理すると、おのずとあなたが取るべき行動が見えてくるかもしれません。
まずは今あなたが心に抱えている感情や不安要素、悩みなどを書き出してみてください。
こうして整理するとストレスの原因が明確になり、あなたの現状を把握することができます。
ストレス要素を書き出す際は、
「なぜそれにストレスを感じるのか」
「自分自身で改善出来るのか」
「改善するためにどんな方法があるのか」
など一つ一つ言語化していくことで具体的にとるべき行動が明らかになってくるはずですよ。
◎信頼できる相手に相談する
ひとりで悩んでしまうときは、
信頼できる家族や友人に相談してみることで
あなたの気持ちや考えを整理することが出来ます。
また、直属の上司や同僚に相談してみることも有効な方法の一つです。
場合によっては業務上のサポートを受けたりストレスの原因となる状況の改善が見込める可能性もあります。
ただし、相談しても上司の圧を感じて本音を伝えることが出来なかったり
ストレスの原因がオフィス環境や働き方にあるならば早めに現状を変える必要があるかもしれません。
もし家族や親しい友人には相談しにくいと感じていたら、
あなたの働き方について転職に詳しいプロに相談してみると、オフィスワークが原因のストレス改善に繋がるアドバイスをくれたり、環境を変える必要がある場合はもっとあなたに合った働き方の選択肢を提案してくれます。