面接での人格はぶっちゃけ「嘘」でもいいの?転職で求められる姿勢は
「アパレルでの接客経験が長いので、お客様とのコミュニケーション能力に自信があります」
「私の積み重ねたスキルを御社のために発揮して、成果を上げていきたいと考えています!」
「御社が第一志望です!仕事は何でも積極的に行いたいと思っています!」
…このように転職活動をしていると、面接でしっかりと自己アピールをする必要がありますよね。そんな時、あなたはもしかしたらこんな葛藤を感じたことはありませんか?例えば、
『第一志望群の企業だけど、でも‥‥正直、同じ条件で働けるなら、この企業じゃなくってもいいんだよな‥‥。』
という「本音」と「建て前」の間の葛藤です。
企業に採用されるためには、好感触な受け答えをする必要があります。ですが、実際の自分の気持ちと離れてしまっていたり、いわゆる滑り止めのような感覚の企業である場合、「第一志望です!」と言うことに罪悪感を覚える人も多いです。
学歴や実績を盛るなどのことをしていなくても、「本心じゃないことを堂々と話すことが辛い」と感じてしまうかもしれませんね。
もし、あなたがそんな「転職面接での本音と建て前」に混乱してしまっているとしたら、こんな考え方がおすすめです。
それは、「転職活動をする自分」と「本来の自分」を切り分けて考えること。
「本来の自分」を全面に出してしまうと辛い部分でも、「転職活動をしている自分なら、こう答えるはずだ」というように考えることで自分で自分を客観視することが出来ます。
その上で、「どちらの自分」も納得出来ないという企業や求人を選択肢から外すことを検討してみてくださいね。
ですが、そうは言っても、「本音で採用してほしい企業に、いつも不採用で心が折れそう」という状況が重なっているとしたら…もしかしたら、「本音と建て前」の不協和音が原因ではないかもしれません。
自覚ナシだから怖い…面接に落ち続ける人の特徴
気づかないうちに面接に落ち続けてしまう人の特徴は
限られた時間をめいいっぱい使って自分の話ばかりしてしまうという共通点があると言われています。
面接官も有限の時間で採用面接を行っているので、激しい自己アピールばかりでは「協調性がない」「コミュニケーションスキルがあやしい」という評価に直結してしまうのですね。
でも、そうは言っても
「自分のスキルに関わる話なら問題ないのでは?」
「面接だから念入りに自分の話すことを用意するのは良いところじゃ?」と思ってしまうかもしれません。
もちろん、面接でよどみなく話すためにしっかり練習したり伝えることをピックアップすること自体は間違いではありません。黙ってしまったり、会話のリズムを崩してしまうことも怖いですよね。
ですが、無理やり用意したメッセージを伝えるために面接官の質問や相槌に会話のキャッチボールが出来ず会話のドッジボール状態になってしまったり、面接官に質問の内容を確認されて混乱してしまう、という事態になりかねません。
例えば、
「あなたは仕事における評価方法はどんなものが理想ですか?」
という質問をされた時に
「会社の方針です!」
とハッキリ答えたとします。
これ、面接官が首をひねってしまう答えになっていることは分かりますか?
さらに企業側の面接官はあなたの仕事に対する前向きな取り組み方を「あなたの考えた言葉」で知りたいと思って発した質問を、少しも考えず
「会社の方針にすべて従うこと」と答えることはベストな応答だと思いますか?
「えーと、ですね。では、それ以外にどのような決め手が
評価の対象になるとあなたは思いますか?」
「そうですね!実際に仕事の基本が出来て、結果にとらわれず、努力も評価の対象で、あと
接客の力ですね!」
語尾を「ですね!」「です!」と言い切ってしまうと力強い反面、他の意見を検討しないような強すぎる印象を与えかねない上に、やはりあなたの仕事に対する真摯さや企業に貢献する術がただただ従順に従うことということしか伝わりません。言い方は人それぞれになることは当然で、答えがないのものではありますが、、、
この質問の中に含まれる面接官が本当に聞きたいことを発言出来ていないというポイントを抑えないかぎり、晴れて書類通過して面接の機会に恵まれても面接より先に進めても勿体ないですよね。
ですので、あなたが「人前で話す面接は苦手じゃないのに、いつまでもその先に進むことが出来ない」と悩んでいるとしたら、相手の意見をうまく汲み込むことが苦手の場合があります。
もし、面接官の質問の意図が「確かに良く分かってなかったかも…」と自覚して、質問の内容を理解することに集中することが出来れば「無自覚コミュ障」から離脱することが出来ますので、安心してくだいね!
★こんな面接対応になってませんか?
・PRをしている時に面接官が何か質問しそうな時に遮ってしまった
・質問に答えたつもりが同じ質問を改めてされてしまった
・質問に答えたつもりがぽかんとされてしまった
・おもむろに首をかしげて会話に間が空いてしまった
面接は難関…でも「人と話すことは苦手じゃない」時の対処法は?
面接に不安がある場合、口下手や人見知りのせいだと思っていませんか?
ですが、自分の言いたいことだけ伝えてしまうことや
それに伴って相手の話をあまり聞かない、という場合も面接対策に改善が必要という可能性があるんです。
そもそも、面接で必要な「コミュニケーション」は
ラテン語で 「情報伝達」 という意味を持ちます。
情報の伝え方は話すだけではなく、
・身振り手振り
・文字で伝える
・聞く力
・交渉する力
というように、ただ芸能人のようにマシンガントークが出来る!というものではないことが何となく分かるかもしれません。
あなたも、せっかく話したいことがあるのに、友達から自分の旅行の話や自慢ばかり聞かされたら
「気分悪いな」
「もうこいつに何を言ってもムダだな」
なんて気持ちになってしまうかもしれません。
面接官も人間ですので、あなたの話を聞きたい反面、用意した質問や聞いていて気になる部分を確認する必要があります。
もしあなたがコミュニケーションを取ることが得意だと認識していたとしても、自分の言いたいことだけではなく、面接官との距離感も大切にしてくださいね。
少し意識するだけで面接のウィークポイントを克服することができますよ!
面接苦手を克服…でも面接官の一挙一動に緊張しすぎはNG
面接の苦手を脱却したいからといって、面接官の一挙一動に緊張しすぎては逆効果です。
ですが、面接官が何かをメモしたり、相槌やアイコンタクトをしないと確かに不安に感じてしまいますよね?
でも、ちょっと待ってください。
例えばあなたが逆に面接官で、しっかり相手の話を聞いたり、次の質問のフックにするためにメモを取るという行動は当たり前ではないですか?
いくら慣れているとは言え、面接官も同じようにただ興味のあることを聞いているだけではなく
質問から出た答えを記録して次の質問に繋げる必要もあります。
愛想がなくて怖いな…と感じるかもしれませんが、
面接官はあなたが時間をかけて作った履歴書を読んだり
次の質問を考えたりと意外とリアクションをする暇がなく
あなたの答えに集中しているのです。
ですので、話し始めた時に面接官の挙動が気になってしまいますが、意識しすぎないようにしてみてくださいね。
面接は避けては通れないポイント…アピールするにはどうすればいい?
ほとんどの企業が面接で重要視しているのはコミュニケーションを取る力です。
そして、身だしなみは意識出来ているか?挨拶は出来ているか?という点をチェックされます。
そもそも、それはなぜだと思いますか?
それは、企業を運営し仕組みを作る中で評価されるのは、ひとりひとりの社員の主体性や生産力だけではないためです。
顧客とのやり取りはもちろん、企業全体の指標を理解し、従業員同士で目標を共有し協力する必要があります。
これは企業で働くためというより、人間は生まれた時から群れやチームとなってこれまで長い年月を暮らしてきました。
本質的には社会でも同じなのです。
もしあなたが仕事を任されたとしても、何の説明もなく資料だけ渡されては出来るものも出来ないばかりかミスをしてしまいます。
そんなミスをしないためにはしっかり伝える力が必要です。
そして、伝えたことをしっかり受け取る力もそれ以上に求められているのですね。
面接対策をするための手っ取り早い手段は?
面接に苦手意識があると悩んでいる場合、どうすれば解決出来るかというと
とにかく「実践」することが1番の近道です。
しっかり相手の質問内容を理解して自分の言葉を伝えるには紙とペンでカンペを用意することも間違いではありませんが、とにかく自分の身につけたい場合は実際の人間と対話を「実践」してください。
これは人と話すことが苦手な場合も活用出来ますが、人は良くも悪くも「慣れる」ということが出来ます。
1回、2回、3回目は緊張したり、うまく答えられなくても、
5回、7回、9回と回数を重ねるたび、慣れてきたり、反応が良い声のトーンやスピードが分かるようになります。
ですので、もしあなたが面接対策に不安を抱えているとしたら、1秒でも早く「実践」を行って面接を克服してくださいね。
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もし、あなたが面接が不安で面接にネガティブなイメージを持っているとしたらお気軽にご相談くださいね。