コミュニケーションが得意な人が面接で撃沈する理由

20代・30代向け転職エージェント「キャリサポ」
心を込めたスピーチは人の心を動かしますよね。熱量の高いスピーチは必要な情報が正しく伝わることはもちろん、内面的にも感情を揺さぶるものです。
 
言葉はそれこそ生き物の持つ「伝える力」、そして「繋がる力」そのものです。言葉はもしコミュニケーション能力が発達しない世界であったとしたら、これまで発見された文化や伝統、スキルが後の時代に引き継がれることは難しかったでしょう。
 
さて、世界的に有名なスピーチと言えば、あなたは誰を思いうかべますか?様々なアーティストや大統領、総理大臣の言葉がありますが…iPhoneを愛用している人なら、Appleの創始者、スティーブ・ジョブズだ!と思う人も多いかもしれません。
スティーブ・ジョブズ氏の14分間のスタンフォード大学の卒業スピーチの再生数は、いまだに上がり続けています。
 
新しい概念を生んだiPhoneですが、正しく製品の魅力を伝えられないとせっかく興味を持った顧客が離れてしまったり、より内容がシンプルで分かりやすい方が選ばれてしまうということが散見されますから。せっかく頑張って開発した商品なのに、伝え方ひとつで「見向きもされない」なんて残念です。
 
このように「情報が正しく伝わらない」ということはビジネスシーンや転職の面接時に発生してしまったらもったいないどころではありませんよね。
あなたも何か重要なことを伝える時に無意識に「伝え方」の誤解を生んでしまったとしたら、注意が必要です。
 
特に失敗が許されない、転職の面接での伝え方に「悩む」「苦手」という声が絶えませんが…あなたはいかがですか?
 

自称コミュニケーションが得意な人が面接で撃沈する理由

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人に物事を伝えるということはカンタンなことではありません。
なぜなら、人それぞれベースとなる物事の考え方や知識に違いがあるためです。
 
1つのことを人に伝えるにしても自分の言葉を間に挟むことで相手に誤解させて、例えば「Aについて」伝えたのに「Bについてのことだと思われてしまった」なんてことにも繋がりかねません。
でも、そうは言ってもあなたは「いや、自分は人と会話をすることが得意だからコミュニケーションに自信がある」と思っているかもしれませんね。
いかがですか?あなたは自分が伝えることやコミュニケーションが得意と感じていますか?
 
もしかしたら、あなたはコミュニケーションが得意と感じているかもしれませんが、転職面接においてはコミュニケーションについて「強くアピールする」ことは注意が必要です。
 
なぜなら、ただ漠然と「コミュニケーションが得意」と言ったとして、あなたがどれくらいのコミュニケーションが得意か面接官に伝えることが難しいためです。
 
具体的にコミュニケーションが得意な例を挙げるとしたら、
 
・これまで老若男女問わず、初対面ですぐに一緒に食事に行くくらい仲良くなった
・外国人で言葉が伝わらなくても日常的な意思疎通に困らなかった
・一度に4人のナンパを成功させてLINEのIDをゲットした
という具体的なエピソードを添えることによって「この人は相当しっかりコミュニケーションがとれる人なんだな」と理解が出来るのです。
 
つまりコミュニケーションが得意と伝えるには、具体的な例が最重要なんですね。
「相手もどうせ知っているだろう」
「具体的な話をしなくても分かるだろう」
「こっちを見てるし絶対話を理解しているだろう」
 
という先入観は、そもそものコミュニケーションとして相手の立場に立てていない、ということを忘れないでくださいね。
 
もちろん、テクニックとしてコミュニケーション力よりパンチのある印象を面接官に与えることが効果的な場面もありますが、あなたの良い部分など伝えたい情報をそのまま伝えるためには、やはり相手の立場に立ってものごとを伝えた方が親切です。
 

コミュニケーションが人間関係のトラブルに原因にも?その理由は

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働く上で、成果を出すことはもちろん大切ですが、会社にいる以上コミュニケーションは必ず必要です。
 
自分が夢中で仕事をしていると、相手も同じ状態だと思ったり、同じくらいの理解力と思ってしまう傾向があるかもしれません。その状況が「当たり前」になってしまうことで、視野が狭くなってしまい「これくらいなら伝わるよね」些細なことも共有することがおろそかになってしまうのです。
情報の伝達漏れがあると企業内で大きなトラブルの原因にもなるので「知ってるだろう」「分かってるだろう」とコミュニケーションをはからないことは許されませんよね。
 
また、人とコミュニケーションを取る時間そのものが勿体ないと感じる場合があるかもしれません。コミュニケーションを取る時間があれば、その分手を動かして成果・結果に伝える方がいいという考え方ですね。
 
この考え方は働き方や企業の方針によって影響されることが多い部分でもあります。ですので、あなたが効率化を尊重していて、無駄と思える会議やミーティングが多いと感じても、簡単に社風や上司に訴えかけて改善されるものではないかもしれません。
 
逆に、目の前にいるのに何でもチャットやメールでの共有を推奨する企業に「実際に話し合おう」とあなたが伝えても、そもそもなくても事足りる人もいるかもしれないですよね。
 
ですので、もしあなたが職場で「会話が噛み合わないな」「コミュニケーションの取り方や人間関係でストレスを感じている」としたら、あなたにマッチした新しい環境に踏み出した方がオススメです。
 
ただ言葉を投げかけるだけでは、人の心は変えることが出来ません。同じ志持っている人をひたすら待っていても相手から突然現れることはほとんどないと思った方が良いでしょう。
 
待ちの姿勢をやめて自分から「行動すること」で、「類は友を呼ぶ」ように、あなたにマッチした環境と巡り合うことが出来ますよ。
 
もし今まさに「自分は一体何のためにこの企業で働いているんだろう?」「もっと高いレベルでコミュニケーションを活かせる仕事がしたい」と考えているのなら一刻も早くイキイキと働ける環境に移ってください。
 
あなたにマッチした環境は必ず見つけることが出来るので、諦めず
限られた時間をムダにせず、本当にあなたのコミュニケーション力が発揮出来る仕事に打ち込んでくださいね!
 
 
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