転職大国アメリカの転職事情…メジャーな転職は●●

「日本人は勤勉だよね」
「どんなに混雑してても、電車に乗る時はちゃんと並ぶし、真面目だ」

あなたはテレビでインタビューされている欧米諸国の人が
こんなコメントを言っているのを聞いたことがあるかもしれませんね。
ですが、いくら勤勉だからといって、
日本人は年がら年中会社のことばかり考えていて月曜日が楽しみで仕方ない!という声は
あまり耳にしないと思いませんか?

会社が楽しくなくて、考えると憂鬱になってしまう原因のなかには

「毎日会社が楽しくないのは今の職場がマッチしてないから…」

「働きに応じた待遇がないからやりがいがない…」

「入社時に比べて職場に行く道のりが遠く、足が重く感じるようになった…」

等々あげられます。

だからと言って、全く新しい業種に転職する、
いわゆる「キャリアチェンジ転職」するには
早すぎるのでは…と悩んでしまいますよね。

キャリアチェンジ転職の成功に早い・遅いがあるってホント?

基本的にキャリアチェンジ転職には、出来るだけ年齢が若いうち、つまり早い段階のアプローチが重要になります。なぜなら、即戦力を求める企業が出来るだけ研修にかかる費用を削減したかったり、あらかじめ経験値のある人材を獲得したいと考えるためです。

そのため、キャリアチェンジ転職は「遅すぎる離職」はNGです。

逆に、今よりもっとよい条件で働きたいと考える「キャリアアップ転職」の場合は、あまりに早い離職はお勧めできません。なぜなら、早すぎる離職はきちんとスキルを獲得していない場合が多く、確実な成果や実力が伴わない場合がほとんどなためですね。

キャリアアップ転職を考えているとしたら、まずは3年以上勤続し、スキルやノウハウを人に教えられる、または自走出来る、自分で考えて行動で出来るレベルにするのが一般的です。

転職大国アメリカの転職事情…メジャーな転職はキャリアアップ転職

例えば、アメリカは転職大国と言われています。
ですが、この転職は職種をまるっきり変えるキャリアチェンジ転職ではなく、

現在の仕事を発展させた形のキャリアアップを指す「転職」を指すって知っていますか?

アメリカを始め、日本・韓国を例外に新卒採用という枠のない諸外国では、基本的にキャリアをしっかり積んだ求職者でも新卒・既卒者でも同じ求人からポストを競います。

ちなみに、
西洋諸国は特に人権や差別に対して配慮されているので

・年齢
・性別
・婚姻状況
・子供の有無

さらにこの上記の他に

写真の添付も禁止されています。履歴書に容姿によって印象を操作させないためですね。

日本でも履歴書の証明写真の廃止が話題になりましたよね。
証明写真は無人の撮影機でも費用がかかってしまうところでもあるので良い面が多くなりそうですね。

専門的な技能やサービスなど、自分のスキルに自信がある人であるほど、
そのキャリアアップ転職回数は2桁にもおよび、

逆に1度もキャリアアップ転職を経験しなかった人は
「キャリアにそもそも自信がない人だ」「向上心がなく、無能な人じゃないの?」と
レッテルを貼る風潮があるほどです。

日本にはあまり考えられない価値観ではありますが、昨今では日本の企業も未経験職種・業界初チャレンジという求職者に風当たりは強い傾向を示しています。

コロナ禍において、未経験から研修に当てる人材の不足や人件費の節約もその背景にあります。

もし、あなたはキャリアチェンジ転職を考えている場合、現状のスキルをかんがみてキャリアアップ転職に挑戦することも検討してくださいね。

長期的に見ると優先すべきはキャリアアップ転職…自分にも出来るか不安なら

とはいえ、転職サイトやハローワークにはキャリアチェンジ転職と言われる未経験でも応募可能な求人票があふれているし…と思っていますか?

確かに、仕事内容や待遇にこだわりがない場合、未経験からのキャリアチェンジ転職に可能性はあります。ですが、やはりキャリアチェンジ転職・キャリアアップ転職に関わらず

「職場の雰囲気が合わないから転職する」
「もっと待遇の良い企業に行きたいから転職する」

という決断をするのはちょっと待ってください。

なぜなら、先に紹介した転職大国アメリカですら
やはり転職はするけれど必ずしも年収アップや
希望通りに就職できる約束はなく、限りなく自己責任の世界だからです。

求職者が多ければ多いほど、限られたポストの倍率は上がりますし、
未経験者より実績や経験のある人が企業に好まれる傾向は変わりません。

さらに、日本も終身雇用制度からより専門性を求められる
通年採用が増えることによって今後「未経験OK」の求人そのものが減らざるを得ないのです。

また、職業や企業によってスキルや成果を上げることでキャリアアップしたことで
「仕事にやりがいを見出して断然楽しくなった」という体験も散見されます。

転職回数が多い方が当たり前だったアメリカも変わりつつある現状

さらにキャリアアップ転職大国アメリカですら一流企業ほど優れた人材の
定着に福利厚生を充実させるなどで働きかけています。

しかし、だからといって従来の日本のような終身雇用制度や
退職金を約束するという従業員の「安定」のためではなく

企業が求める人材の水準を積極的に向上させることで相応の対価を受け取り、
企業のブランディングも合わせてアップするというしっかりやりがいと仕事が評価されるという目的を持っています。

もしあなたが今
「とりあえず転職」を考えているのなら漠然とやりがいと待遇向上の他に現職でのスキルアップのチャンスを見直したりこれまで積み重ねてきたスキルを生かした求人に絞って検討することが絶対におすすめです。

でも、そうは言っても
「ただ求人を眺めたり、自分で仕事を探していても
自分にマッチする企業やピンとくる職種がない…」

と思っているのなら、そのまま何もせず諦めてしまうより、転職エージェントに
詳しく話を聞いてもらうことも大切なのことなので、検討してみてくださいね。

ワークライフバランスというように、月曜の仕事も、休日の遊びも楽しくやりがいのあるキャリアのために少しでも早くアクションを起こしてくださいね!

 
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