「言われたことだけ仕事する」を続けた結果は
「会社に資格を取れって言われた…残業してまで必要なのかな…」
「残業して自己研鑽っておかしくない?会社のための勉強なんだから、残業代を出すべき」
「とりあえず、残業が嫌だし転職活動するために、仕事辞めちゃおうかな…」
あなたは日頃、スキルアップのために確保する時間に悩まされたり、そのために転職活動をするべきか考えてはいませんか?
「言われたことだけ仕事出来れば楽なのに…そもそも、企業側がアレしろこれしろって、おかしくない!?」
資格や知識を得るためには、残業したり自分のプライベートな時間を使うという嫌悪感を持ってる声も耳にします。ですが、この自分で自分のスキルを磨く、いわゆる「自己研鑽」は社会に出てこそ重要な鍵を握っています。
自己研鑽や資格取得は会社の責任?違いは…
さて、企業から「この資格を取りなさい」と言われた場合、企業側でも手当を出す場面は実はあります。
代表的なものがタクシーの運転手ですね。普通免許を持っている前提にはなりますが、タクシーの運転手になるには普通免許だけではなく、二種免許が必要になるので研修時期に免許を取らせてくれるという企業も少なくありません。
ですが、業務上に必要な知識やスキルに関しては、手当ではなく自己研鑽の範囲で取得することが常識です。あなたはこれを「不公平」と感じますか?ですが、あながち「不公平」でもないんです。
なぜなら、雇用契約で「その仕事を任され、成果を出す」ために雇用されているためです。
よほどの無茶でもない限り、雇用されている以上契約の上で必要なスキルがないというのは致命的ですから。企業の研修でも、あくまでベースとなる部分になるので、しっかり自己研鑽をするという前提で新卒採用や中途採用を行うのが常識的になっています。
今出来ることだけしかしない、という選択をすることも間違いではありませんが、企業側からスキル向上を求められた場合は、業務上で必要であるなら取得することは義務になります。
ですが、キャリアアップのための自己研鑽には「大変」「めんどくさい」という面だけあるわけではありません。自己研鑽を積極的にすることで前向きになる働きがいくつかあります。
キャリアアップのための自己研鑽のメリットは?
◎信頼性からキャリアアップが可能
「一生懸命仕事しているな」という努力が周囲に認められると、周りから信頼を築かれやすいです。さらに、コツコツと取り組むことで成果結果を出すことが出来ます。
作業に慣れやコツも獲得することが出来るので、自己研鑽による精神的負担も減っていく傾向があります。
◎待遇の向上が期待出来る
勤続年数が長いと、企業にとって信頼度が高くなったり、成果を出していれば働きやすいポストに進むことも期待出来ます。
では、自己研鑽のデメリットはなんでしょうか?
自己研鑽をしないデメリットは?
▲新しい知識が得づらい
自分の興味のあるものだけの自己研鑽では知識が広がりません。
新しい知識を取り入れられないままだと淘汰され、企業そのものが存続出来ない可能性があります。
▲キャリアアップ・スキル獲得を目指す人に追い抜かれる
全ての人がキャリアアップを望んでいるわけではありませんが、与えられた仕事だけをするという考えでは
常に上のキャリアを目指す人に成績的に追い抜かれやすい傾向があります。
そうなると本当にしたい仕事もとって変わられてしまったり、居心地が悪く感じてしまう一因になってしまいかねません。
▲肉体的には変化必ずやってくる
気持ちや技術に変化はなく感じるかもしれません。ですが、人の体はどうしても老いが現れ、気持ちやモチベーションが伴わない時がやって来るのです。
ですので、自己研鑽ということは根源的に不可能ということが考えられます。
自己研鑽・転職のメリット・デメリットをチェック後やるべきことは
転職・自己研鑽でそれぞれ必ずしもメリットだけだったり、
デメリットしかないわけではないことが伝わりましたか?
キャリアアップ転職やキャリアチェンジ転職、そして自己研鑽を選択するにしても
選択するためには、まずは
あなた自身、自分の現在の悩みや生活環境を明確に
認識して、優先順位を見つけてくださいね。