ブームはいつの時代も作られていたって知っていますか?

日本の転職の歴史のイメージ画像

「あつまれ動物の森」って知っていますか?

任天堂のswitchでプレイ出来るゲームソフトですが今芸能人をはじめ大流行していますよね?あなたもプレイしたことがありますか?

タピオカブームやダイエットサプリのブーム、脱毛ブームやポケモンGOなど、いつの時代も流行ってありますね。でも、その流行は一人から発信されることがキッカケだったり、さまざまな時代背景をもとに作られています。

実は、「転職ブーム」もそのひとつなんです。

CMや中吊り広告など、昨今「転職」という文字のないプラットフォームはかなり珍しいと言えます。

あなたも目にしない日はないですよね?

それだけ「転職することは当たり前」になった時代ですが
日本の雇用制度は転職をしない「終身雇用」で「年功序列」が当たり前でした。
年金や退職金、ボーナスなどの特典に加え、長く1つの企業に務めることが美徳や尊敬を集めてきたのです。

ですが、このいわゆる「日本的」と言われる雇用制度は100年も歴史がないということはご存じでしょうか?

転職ブームの歴史を振り返ってみよう

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日本は江戸時代、身分や職業が固定された文化的背景を持ちます。
武士の子は武士に。商人の子は商人に。百姓の子は百姓になど、よほどの才覚や行動力、または運を持たなければ職を変えることはほぼ不可能でした。
今では考えられませんが、職を変えるという選択肢そのものが社会的に存在しなかったのです。
さらに商人の子に生まれ商才などがあっても世襲制が色濃いため、次男や三男などはいわゆるキャリアアップも難しいものでした。

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ちなみに、現在のサラリーマンに最も近いと思われるのは武士で、江戸時代末期になるにしたがって
剣術や武道だけではなく、算盤や教養などの能力が重宝されてきたのが特徴ですね。

身分制度の廃止とともに自由化していく職業

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日本が鎖国から開国し、1871年、明治の新政府は身分制度を廃止記した
「解放令」「賤称廃止令」を掲げ、身分による差別に終わりが来ました。
この宣言がなければ、現在でも職業を選ぶ自由は許されていないと思うと、衝撃ですよね。

また、今では誰でも持っている「苗字」もこの身分制度の廃止から誰でも名乗ることが許されるようになったのです。
さらに、土地に縛られた生き方からも解放され、結婚や自由に引っ越しをすることも認められるようになりました。

ですが、この一方でかつての職業に対する差別も続いた土地もあったり、西洋文化が導入されたことで「兵役」や「教育」といった新たな義務による問題も起きていました。

戦後1900年代 ”新卒採用”の幕開け

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第二次世界大戦後、兵役がなくなり、高学歴化が進みました。
職業の多様化も相まって企業はこぞって優秀な人材を求め卒業とともに新入社員を大量に採用する「新卒採用」を取り入れ始めました。

以前は自営業の跡取り以外ですと住居の近くや親族の紹介、工場での仕事などに就職していた学生は学校からの推薦や
入社面接や試験を通して採用される形が常識となっていくのです。

現代の転職ブームはいつから?

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2009年のリーマンショックの不景気から現在まで転職ブームといわれはじめました。

新卒一斉採用で正社員になって、終身雇用で定年まで勤める…これが一般的な働き方として1910年から60年ほどの間浸透してきました。
企業の生産サイクルのため、終身雇用制度のもと、車や持ち家のローンを組み、カンタンに辞められないようにしたなど、1990年のバブル崩壊までこのスタイルは続くものだと思われたのです。
また、企業の体制の中に「年功序列」が掲げられていると、長く勤めれば安心の裏腹に いくら能力が高くても会社が定めた指標のもと、キャリアアップが許されなかったというデメリットもありました。

だからこそ、不況だけではなく、会社の人間関係や待遇の向上、家族との時間を確保するために転職という選択肢に注目されたのです。
そして先に紹介した新卒採用以外にも通年採用という採用制度を起用する企業も増えてきました。

これは企業が一度に大量に採用するのではなく、必要に応じた人材をその都度求人を募集するという雇用制度です。

→「知らなかった」絶対NG!転職活動の常識「通年採用」はこういう事

本当に転職すべき?あなたにマッチした道は

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「同期がまた転職してしまった…」
「残業も多いし、人間関係は良いけど転職すべき?」
「もっと待遇の良い企業なら転職したい」

毎日に業務や、友人や知り合いと比較してしまうと、つい転職という誘惑がありますよね。
でも、軽率に転職しても今抱えている問題が解決するとは限りません。

→転職で変わるもの変わらないものを詳しくチェックする

今のキャリアに悩んでいたり、やっぱり転職という選択肢に悩んでいるのなら
まずはキャリサポにご相談ください。

現職でのステップアップやお悩みなど 些細なことでもあなたのご連絡をお待ちしております。

 
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