もしかしたら騙されてるかも。「転職ポジション」トークに躍らされる前に知るべきこと
あなたは「ポジショントーク」というものを知っていますか?
ポジショントークはズバリ、
自分の立場を利用して受け取り手を中立の立場ではなく都合の良いように誘導することを目的とした発言をすること。
例えば、セールスマンのAさんとBさんがいるとします。
Aさんは「転職は正しい。今すぐ会社を辞めて転職活動をするべき」と言います。
でもBさんは「今は転職するべきではない。どうしてもせざるを得ないなら、在職しながら転職活動をして考えるべき」
と言うように意見が分かれてしまっています。
あなたは「うーん。ふたりの意見はそれぞれ正しいよね。色んな意見がそれぞれあるものだし」と考えるかもしれません。そこで、さらにこんな情報を知ったらどうでしょうか?
Aさんは普段、転職に役立つ本を売ってます。Bさんはキャリアアドバイザーで、カウンセリングを通してその人にマッチする企業探しを仕事にしています。
このような情報です。
さて、もしAさんが本来は「転職を本当はすべきではない」と思っていても、「転職に関するノウハウをまとめた自分の本を売りたいから」と考えてしまっているとしたら…?Aさんとしては「仕事を辞めて転職のことに集中してもらうことは都合が良いこと」ですよね。
このように自分にとって有利になる発言をすることもポジショントークのひとつ。
特に、これからの働き方や、転職活動の際にも役立つので、
要注意なポジショントークについて最後までチェックしてくださいね!
ポジショントークはどんなものまで当てはまる?
先にお話したように、ポジショントークは自分の立ち位置から物事を発言することです。
繰り返しますが、これは公平な立場ではなく、当事者や自分のポストに有利に発言するという意味も持つので、中立ではなく偏っているということが「ポジション」トークと言われる所以です。
「全然公平じゃない!」「目的があって会話しているのは違和感がある」
と思えてしまうポジショントークですが、もちろん知ることで誘導を避けるだけではなくテクニックとして知ることはとても有益と言えます。
なぜなら、このポジショントークは逆に、企業同士でサービスの内容や、商品をPRするには必須の技術とも言えます。
ポジショントークが発揮するのはセールスすること?そのメリットは?
ポジショントークはあまりいい意味できかない言葉かもしれません。
でも、実はメリットのある活用方法があります。
それは、サービスを提供する際に、相手の興味を引くこと。
例えば、「イヤホンはどこの製品も同じ」、と思う顧客に
「うちのイヤホンは本当に社運をかけて作った商品で、こんなに使うメリットがあるんです!」
と強く生産者としての心理を言語化することで心に響くことってありますよね。
ただし、競合と事業を進めるにあたってポジショントークを強くすることで企業によってはマイナスの場合もあるので、一長一短があるということは理解する必要がありますよ。
ポジショントークにうんざりなら…そんな時は完全に中立的な立場に相談して
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キャリアアドバイザーは「とにかく転職させる」というようなアプローチではなく、あなたが納得して、アプローチしたいと思える企業や適性のマッチングのサポートをします。
必要以上のポジショントークで顧客に判断をまどわせる企業姿勢にうんざりしたり、もっと誠実に働きたいと思っているのなら、まずはあなたの気持ちに反したポジショントークは避ける必要があるからです。
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