Q.山で遭難したら下山すべき?山頂に行くべき?答えは
Q.突然ですが、イメージしてみてください。
あなたは登山をしているうち道に迷い、その上足を挫いてしまいました。さらに陽も暮れてあたりに助けてくれそうな登山客もいませんし、山小屋もありません。
—さて、あなたは「下山」しますか?それともこのまま「山頂」を目指しますか?
「やっぱり下山して、人がいる場所に向かった方がいい」と思ってしまったら…逆に危険なんです。
実は、山で地図もなく遭難してしまった場合「下山」する選択はNGが常識だと言われています。
それはなぜかというと、丘のように平地にポツンとある山を除いて、ほとんどの山は滝のような沢があったり、崖があったり急こう配の道で出来ているためなんです。
道に迷って体力もないなか、ましてやケガをしているという時にこの正規ルートではなく荒れた道に迷い込んでしまうと
・戻りたくても引き返す体力がない
・滑落して沢に流され溺死する危険性がある
・手入れのない山道では救助隊に見つけてもらいずらい
という危険性や過去の事例があったためです。
ですが、山頂に向かう場合、外れた登山道に合流出来たり、頂上付近というように救助隊に位置情報を伝えやすく出来るなど発見されやすいとうメリットがあるんですよ。意外ですよね。
これも登山家の間では「常識」とも言えるものですが、普段山を登らない人からすれば驚きの事実かもしれません。
さて、この「知らないとまずい常識」は登山だけではなく、私たちの暮らす社会、そして職場にも存在しているということをあなたは知っていますか?
その常識はあなたの常識?世間や企業の常識?
もし、あなたがそれこそ「常識」という言葉を日常的に使っていたとしたら
ちょっと考えてみてほしいのです。
例えば、
あなたが初めて企業で働いたとします。
今まで大学に通って、講義を受けていたのに、いきなり7時間から8時間を拘束され、黙々と作業をする…という習慣はいきなり慣れることって出来ませんよね?
「これがこの会社の当たり前」と言われてもきっとストレスを感じてしまうのではないでしょうか?
ですが、そこに上司や先輩社員が
「まだこんな簡単な仕事に時間かけてるの?こんなの1時間で終わらせるのは常識だよ」
と言ってきたらどう思いますか?
「まだ自分にはそんなの無理」
「この企業では常識はかもしれないけど、働き始めたばかりで出来るわけない!」と
腹が立ってしまったり、
「こんな業界の常識を知らないなんて自分はどうしようもないヤツだ…」と
落ち込んでショックを受けてしまうかもしれません。
ですが冒頭でお話した登山の例もあるように「常識」というものは誰にでも当てはまることではなく、
自分で調べる他に教えてもらう必要があるということが良く分かると思います。
環境や職場によって「常識」は違う…でも知っておくべきことはあります
環境や職場によって「常識」「当たり前」で片付くもの様々です。
働き方によっては固定化された「常識」という思い込みがあるせいで
誤解や対人関係に溝を生んでしまいかねません。
逆にあなたの口癖が「そんなのは常識でしょ」となっているなら、注意が必要かもしれないですね。
ですが、そうは言ってもあなたがこれから働きたいと思う仕事がある場合、
その業界の「常識」を必ずリサーチした方が有益なことがあります。
なぜなら、あなたはその仕事を通してキャリアアップをするために、まずはその企業に対して成果を挙げなければならないからです。
そのためには上司からの指示もしっかり理解する必要があります。
業界用語や関連キーワードを知らないままだと、正確に指示を受けることが出来ませんし、理解するまでに時間がかかってしまいます。
ですので、もしあなたが何か仕事で成果を挙げたい場合は、その仕事の「常識」のリサーチを忘れないでくださいね!
そうは言っても未経験の職業の「常識」が分からないならどうすればいい?
「常識」や「知識」を調べるにも、あなたが未経験職種にトライした場合は、何から覚えれば良いか困ってしまいませんか?
もし、あなたが何が「常識」かを知りたい時は、まずは
◎その職種の知り合いに聞いたり
◎プロのキャリアアドバイザーに相談
することで解決出来ますよ。
特に、あなたにピンポイントで仕事について教えてくれる知り合いがいないという時は
選考対策や面接対策の実績のあるキャリアアドバイザーは、習得が必要なスキルや
知っていた方が良い知識を分かりやすく教えてくれます。
さらに、選考対策に強い転職エージェントなら
面接対策や自己アピールのポイントまで見てくれるので安心ですよね。
なので、もしあなたが未経験からのジョブチェンジやキャリアアップを考えている場合は
自己流で調べたり、勉強をするより前にキャリアアドバイザーに相談するアクションを起こすことがオススメです。
でも、そうは言ってもあなたは「わざわざキャリアアドバイザーに相談しなくても
調べることくらい出来るんじゃ?」と思ったかもしれません。
もちろん、調べることは出来ます。
ですが、「業界の常識」というものは目まぐるしく更新されていきます。
常に新しい情報をアップデートしたい場合は、常に自分でも知識を探さないといけないので、
時間も手間も取られてしまいますよね。
キャリアアドバイザーに相談することで、あなたは別の作業やスキルアップに時間を使うことが出来ます。
出来るだけ力を借りられるものを活用することでキャリアの遭難を防いで
あなたの貴重なリソース(時間・資源)を余分に使うことはなくなりますよ。
あなたが「常識」と感じていることでも
次に活かせる新しい発見があるかもしれませんよ。
常識と思ったり、それが理由でジョブチェンジを諦めているとしたら
まずは出来るだけ新鮮な現場についての知識をつけて、対策をしてくださいね。