大学中退は就職で不利？20代が正社員を目指すためのポイント
「大学中退後、このまま正社員として就職できるのかな…」
あなたは就職活動を始める際に、このような不安を抱えてはいませんか？
実際、大学を卒業していないことで応募できる求人が限られたり、キャリア採用枠での応募を余儀なくされるケースもあります。
しかし、大学中退は決して致命的なハンデではありません。
大切なのは、就職活動の進め方や伝え方次第で十分にチャンスを掴めるということです。
今回は、大学中退後の就職活動でよくある疑問と、成功につなげるポイントを整理しましたので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
大学中退後の就職活動で知っておくべき基本
まず気になるのは「新卒扱いになるのか？」という点です。
厚生労働省の指針によれば、高校卒業後3年以内であれば「高校新卒」として応募できるとされています。
しかし、大学を中退した場合、多くの企業では「キャリア採用枠」での扱いが一般的です。
キャリア採用枠では即戦力が求められることが多いため、経験の浅い20代にとってはハードルが高くなる可能性もあります。
さらに、大卒以上を応募条件とする求人には応募できないため、求人の幅が狭まるのも事実です。
とはいえ、ポテンシャルを重視する企業や未経験歓迎の求人は存在します。
若さを強みに早めに行動することが重要ですよ。
大学中退理由の伝え方と注意点
就職活動で避けて通れないのが「なぜ中退したのか」という質問です。
履歴書に書く場合も、面接で答える場合も、伝え方には注意が必要です。
まず、ネガティブな理由をそのまま書くと「忍耐力がない」「すぐ辞めるのでは」と不安を与えかねません。
例えば、経済的な理由であれば「早く社会に出て働くことで成長したいと考えた」と前向きに言い換えることができます。
授業についていけなかった場合も、素直に反省を述べつつ「今後は会社で学び、貢献したい」という姿勢を見せることが大切ですよ。
もし病気やケガが理由であれば、現在は就労に支障がないことを説明して安心感を与えるとマイナスな印象を払拭できます。
企業は「事実を隠していないか」「再現性のある失敗ではないか」を重視するため、正直さと前向きさを両立させた伝え方がベストです。
大学中退後の就職活動を成功させるためのポイント
大学中退後の就職活動を有利に進めるには、以下の3点を意識してみてください。
1.早めに動き出すこと
ブランクが長いと「働く意思がない」と受け取られる可能性があります。
20代前半の若いうちに就職活動を始めれば、ポテンシャル採用の可能性も高まりますよ。
2.資格やスキルで差別化すること
必須ではありませんが、希望職種で役立つ資格を持っていれば強みになります。
IT系なら基本情報技術者、事務系ならMOSなど、業界に直結する資格を目指すのも効果的です。
3.転職・就職エージェントを活用すること
大学のキャリアセンターが使えない分、中退した場合の就活は孤独になりやすいという点があります。
転職・就職エージェントを利用すれば、履歴書の書き方から面接対策、非公開求人の紹介まで専門的なサポートを受けながら安心して進めることができますよ。
大学を中退すると「不利なのでは」と感じるかもしれません。
しかし、企業が見ているのは「これからどう成長していけるか」という将来性です。
中退の理由を前向きに伝え、早くからの準備・行動を意識すれば、20代からの就職活動は十分に成功させることができます。
迷ったときは、あなた一人で抱え込まず
キャリアアドバイザーのサポートを活用して、あなたに合った企業を一緒に見つけていきましょうね。
