会社都合の解雇は再就職・転職に影響する?20代の転職で知っておきたいこと

働いていると「会社の都合で解雇」という状況に直面することもあります。
解雇には「会社都合解雇」「普通解雇」「懲戒解雇」など種類があり、いざ再就職や転職を考えた時に「不利になるのでは…?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、20代でキャリア採用や転職を考える方に向けて、解雇がその後の転職活動にどんな影響を与えるのかをわかりやすく解説します。
万が一のときに混乱しないよう、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
会社都合の解雇は不利にならない
「整理解雇」と呼ばれる会社都合の解雇は、企業の業績不振が理由で行われるものです。
労働者本人に原因はないため、転職活動で不利になることは基本的にありません。
面接で理由を聞かれた際は、会社の状況を冷静に説明し、前向きな意欲を伝えれば安心です。
普通解雇・懲戒解雇・諭旨解雇は不利になる可能性あり
一方で、勤務態度や能力不足を理由とする「普通解雇」、重大な問題行為による「懲戒解雇」、合意のうえで退職となる「諭旨解雇」は不利になる場合があります。
ただし大切なのは、事実を正直に伝えた上で、
■何を反省したか
■そこから何を学んだか
■今後どう活かすか
を簡潔に伝えること。前向きな姿勢を示すことで、印象は大きく変わります。
解雇歴はバレる?書類に記載される?
「解雇された事実は転職先に伝わるの?」と不安になりますよね。
基本的にはプライベートな情報のため、前職から連絡がいかない限り知られることは少ないです。
ただし「退職証明書」や「離職票」には退職理由が記載される場合があります。特に退職証明書を提出するよう求められた場合は注意が必要です。
また、経歴を偽ることは経歴詐称にあたるため避けましょう。
面接で解雇理由を聞かれたらどう答える?
面接で退職理由を問われた場合は、事実を正直に答えつつ前向きな姿勢を示しましょう。
【自分に原因がある場合】
「〇〇を理由に解雇されましたが、その経験から〇〇の大切さを学びました。今後は活かして貢献します」【会社都合の場合】
「業績不振により退職となりました。これまでの〇〇経験を御社で活かしたいです」
誠実さと前向きな意欲を伝えることが、次のチャンスにつながります。
解雇後にまずやるべきこと
転職活動を始める前に、次のステップを踏みましょう。
1.自己分析を行い、自分の強みと課題を整理
2.ハローワークを活用して支援を受ける
3.転職エージェントに相談してプロのサポートを受ける
特に転職エージェントを利用すれば、退職理由を代わりに説明してもらえる場合もあり、効率的に転職活動を進められます。
まとめ
会社都合の解雇は不利にならない一方で、普通解雇や懲戒解雇の場合は伝え方が重要です。
大切なのは、正直に伝えた上で反省と学びを示し、前向きに次のキャリアへ進むこと。
20代の転職は、まだまだ可能性が広がっています。
一人で抱え込まず、プロに相談しながら次の一歩を踏み出していきましょう。



