20代で「休職」か「退職」か迷ったときに考えるべきこと

「もう働けない」「辞めたい」――そう感じてしまうほど、仕事のストレスに追い込まれることは誰にでも起こり得ます。
特に20代はまだ経験も浅く、「休職すべきか、退職して転職すべきか」と迷うケースが多いもの。
今回は、20代がキャリアの分岐点で迷ったときに押さえておきたいポイントを整理しました。
同じように悩んでいるなら、ぜひ参考にしてください。
休職という選択肢をとるメリットと注意点
休職を選ぶと、在籍したまま心身を休めることができます。
体調が回復すれば復職でき、場合によっては傷病手当金(給与の3分の2を最大1年6か月受給可能)が得られることもあります。
ただし注意点もあります。
■会社によって休職制度の有無や期間が異なる
■収入がゼロ、または減額される可能性がある
■復職意思がないのに休職すると精神的負担が増える
休職はあくまで「復職する前提」の制度です。まずは制度の有無や条件を確認をしてくださいね。
退職という選択肢をとるメリットとリスク
一方、退職すれば会社との関わりを完全に断つことができます。
「休職歴」が残らないため、転職活動で不利になりにくいのもポイントです。
ただしリスクも無視できません。
▲社会保険などの手続きが必要
▲貯金がなければ生活が苦しくなる
▲転職活動が長引くと焦ってマッチしない就職先を選んでしまう
特に20代のうちは再チャレンジがしやすい時期ですが、退職後にブランクが半年以上あると選考で不利になることもあります。退職を決断する前に、生活費や回復期間の見込みを立てておきましょう。
20代のキャリアにおける「休職」と「退職」の判断軸
では、どんな基準で判断すれば良いのでしょうか?
体調回復の見込みがある → 休職
復職の意思がない / 職場環境が改善されない → 退職
貯金が3か月分以上ない → 休職で生活を守る
早く環境を変えたい / キャリアアップを優先したい → 退職
大切なのは、「休むための休職」か「新しい道を選ぶ退職」か、自分にとってのゴールを明確にすることです。
迷ったらプロに相談してみよう
20代での転職は、キャリアの方向性を大きく変えるきっかけになります。
ただ、心身が疲れていると冷静な判断は難しいもの。
そんなときは、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。
第三者の視点からアドバイスをもらうことで、自分に合った道筋が見えやすくなります。
休職か退職か迷ったときこそ、誰かに相談してみることが解決の第一歩です。
あなたらしく生きるための選択肢は出来るだけ増やすことで、ストレスや不安を脱却できますよ。



