20代の転職面接、「ちょっとだけ嘘」…そのリスク、知っていますか?
転職活動では、面接や職務経歴書を通して自分をアピールする機会が多くなりますよね。
「少しだけ経歴を盛ってしまおうかな…」
「ネガティブな退職理由は言いづらいし、言い換えてもいいよね?」
誰かを傷つけるつもりがない“悪意のない嘘”だったとしても、思わぬトラブルやリスクにつながってしまうことがあるんです。
特に20代の転職は、「まだ経験が少ない」ことに引け目を感じてしまうからこそ、“嘘”をつきたくなることも。でも、本当にそれは自分を守ることになるのでしょうか?
この記事では、よくある面接での“嘘”とそのリスク、そして安心して転職を進めるための方法について詳しくお話しします。
「経歴を盛る」はNG?…実は面接官には伝わっています
Q. 2年半しか働いてないのに「3年」と書いたらダメ?
結論:NGです。意図的な改ざんは“経歴詐称”に該当する可能性があります。
たとえ数か月の差でも、「事実と異なる情報を提出する」ことには変わりありません。特にキャリア採用では、年単位の経験値が評価対象になるため、勤務期間の偽りはバレた時に信頼を大きく損ないます。
また、面接官は何百人もの応募者と向き合ってきたプロ。ちょっとした会話のズレから違和感に気づくケースも少なくありません。
嘘じゃないけど…言いにくい退職理由、どう伝える?
Q. 人間関係で辞めたのは言いづらい。正直に言うべき?
退職理由が人間関係だったとしても、前向きな言い換えは可能です。
たとえば…
「より成長できる環境でスキルを活かしたいと思った」
「新しい分野に挑戦して、自分の可能性を広げたかった」
ネガティブな理由をそのまま伝えると、協調性に疑問を持たれることも。
でも、視点を変えればポジティブな理由としてしっかり伝えることができますよ。
「志望度は正直に?」面接で聞かれたら…
Q. 第二志望の会社なのに「第一志望です」って言わなきゃダメ?
面接では第一志望と伝えるのが無難です。
その理由として、「どんな点に魅力を感じたのか」を答えられるようにしておくと、説得力が増します。
企業研究をしておけば、自分の価値観と企業の特徴がリンクしやすくなり、“嘘”をつく必要もなくなります。
20代の転職でスキルや資格を“盛る”とどうなる?
Q. 持っていない資格を「取得済み」と言ったら…?
スキルや資格を偽ると、業務に支障をきたすだけでなく、内定取り消しや懲戒解雇のリスクも。
例えばTOEICの点数を高く申告したり、実際は未経験なのに「実績あり」と話してしまうと、期待値とのギャップが生まれ、入社後の苦しさにつながります。
正直なスキルでマッチする企業を選んだ方が、長く・安心して働ける可能性が高まります。
嘘がバレたらどうなる?…内定後にも影響が
Q. 入社後に経歴の嘘がバレたらどうなるの?
経歴詐称が発覚すると、内定取り消し・減給・懲戒解雇などの処分を受ける可能性があります。
「バレなければ大丈夫」と思っていても、入社後の書類確認や業務での違和感で、意外なところからバレてしまうことも。
精神的にも「バレるかも」という不安を抱えながら働くのは、大きなストレスですよね。
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嘘をつかずに面接で“自信を持つ”ための3つの準備
「嘘をつかずに、でもちゃんとアピールしたい」
そんなあなたにおすすめの準備はこちら。
1.答えづらい質問への対策をしておく
「なぜ辞めたの?」「苦手なことは?」といった質問に備えて、自分なりの“言い換え”やエピソードを準備しておくと安心。
2.資格は“勉強中”でもアピールOK
未取得の資格でも「勉強している」「◯月に受験予定」など伝えることで、前向きさを印象づけられます。
3.第三者視点で強みを整理する
自己分析に迷ったら、転職サポートを利用するのも一つの手。プロに相談すると、自分では気づけなかった強みに出会えることもありますよ。
自分を偽らずに、“自分らしく働く”選択をしよう
嘘をついて内定をもらっても、本当に安心して働けるとは限りません。
むしろ、正直なあなたを評価してくれる企業と出会う方が、未来はずっと明るくなります。
「どうせ無理だろう」と思わずに、まずは今の自分と向き合ってみてくださいね。
あなたにぴったりの職場は、必ずあります。
20代向けの転職なら、信頼できるプロに相談することで視野がグッと広がります。