退職日に社内全体に挨拶する?20代キャリア採用・転職の疑問を解消
転職活動が晴れて終わっても、まだ在職中の場合、様々な所用が発生するもの。
その代表として「退職後の挨拶」や「内定後の挨拶」がありますよね?
もし、あなたが現在まさに転職成功したことは良いものの、一般的な挨拶について不安を感じているのなら、最後までチェックしてくださいね。
Q.退職日に社内全体に挨拶する際は何分程度で話したら良いですか?
A.約1分程度で話すと良いでしょう。
午前中もしくは始業時間前や終業時間前など、忙しい時間帯に挨拶する場合もありますので、業務に支障をきたさないように簡潔に話してください。
事前に話す内容を準備しておくと良いでしょう。
Q.退職日に挨拶をするときは何を話したら良いですか?
A.「退職する旨、感謝の言葉、会社や社員の活躍・健康を願う言葉」を伝えると良いでしょう。
感謝の言葉を伝える際は、特に印象に残っている仕事のエピソードを簡単に付け加えると気持ちが伝わりやすいでしょう。
そして挨拶の締めとして、上司や先輩、同僚に対しての健康と会社の発展を願うメッセージを添えることが一般的です。
【例】
「一身上の都合により、本日をもちまして退職することとなりました。
入社して△年、ご迷惑をおかけしたことも多々ありましたが、楽しかった思い出、嬉しかった思い出もたくさんあります。
なかでも印象に残っているのは〇〇です。(エピソードを簡潔に)
上司や先輩方、同僚の皆さまにご指導をいただきながら成長することができ心から感謝しています。
これからも、この会社で教えていただいたこと、同僚や後輩たちと学んできたことを胸に、進んでいきたいと思います。
お世話になった皆さまのご健康と、さらなるご活躍をお祈りしています。
本当にありがとうございました」
Q.退職の挨拶をするときの注意点はありますか?
A.以下のような点に注意しましょう。
■ネガティブな内容を控える
退職の挨拶では会社やお世話になった方に感謝を伝え、スッキリとした気持ちで退職できるようにしましょう。
■ゆっくりハキハキと話す
緊張しているときこそゆっくり話すことを意識すると良いですよ。
■一般的に退職理由は「一身上の都合で」と伝える
退職後については具体的に話す必要はありませんので、転職先が決まっていても転職先の社名などには触れない方が無難です。
Q.退職日当日は、どのタイミングで退職の挨拶をするべきですか?
A.挨拶のタイミングは必ず上司と相談した上で決めましょう。始業後・就業前のタイミングに挨拶をする場合が多いです。
〈始業後〉
まずはお世話になった直属の上司に挨拶をしましょう。
以下のように明るく前向きな言葉を伝えます。
【例】
「本日をもって退職いたしますが、最後まで気を抜かずに頑張りますのでよろしくお願いします」
〈終業の1時間前頃〉
お世話になった上司、先輩、後輩に退職の挨拶をしましょう。
もしお菓子を手渡す場合は、日持ちするもの・持ち帰りやすいものがおすすめです。
また、直接会えない相手にはメールで退職の挨拶を伝えます。
いずれも相手が忙しくない時間を見計らって挨拶するよう配慮することが大事です。
Q.メールで社内の人宛てに退職の挨拶を一斉送信する場合は、どのように書けば良いですか?
A.以下のように書くと良いでしょう。
また、社内の人に送るメールには、退職後の連絡先を書いても問題ありません。
件名:退職のご挨拶(名前)
本文:
〇〇課の〇〇(名前)です。このたび一身上の都合により、本日をもちまして退職することとなりました。
本来であれば直接ご挨拶に伺うべきところ、メールでのご挨拶となってしまい申し訳ございません。これまで至らぬ点もあったかと思いますが、皆さまのご指導のおかげで乗り切ることができました。
この会社で得た経験を今後も活かしてまいります。退職後の連絡先は下記になります。今後ともご連絡いただけますと幸いです。
メールアドレス:〇〇〇〇@〇〇〇〇
携帯電話:〇〇〇-〇〇〇〇-〇〇〇〇最後になりましたが、皆さまのご健康とさらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。
Q.メールで社内の人宛てに個人的に退職の挨拶をする場合は、どのように書けば良いですか?
A.以下のように書くと良いでしょう。
メールを送る相手との印象に残っているエピソードを踏まえて感謝の気持ちを伝えると好印象です。
件名:退職のご挨拶(名前)
本文:
〇〇部 部長 〇〇様
お世話になっております。〇〇部の〇〇(名前)です。このたび、一身上の都合により、本日をもちまして退職することとなりました。
本来であれば直接ご挨拶に伺うべきところ、メールでのご挨拶となってしまい申し訳ございません。〇〇部長には入社当初からご指導いただき、多くのことを学ばせていただきました。
なかでも印象深いのは、〇〇のときです。
〇〇していただいたことを今でも覚えています。(エピソードを簡潔に)至らぬ点は多かったかと思いますが、
ご指導をいただきながら成長することができ心から感謝しています。
〇〇部長から教わったことを、今後も活かしてまいります。退職後の連絡先は下記になります。今後ともご連絡いただけますと幸いです。
メールアドレス:○○○○@○○○○
携帯電話:○○○-○○○○-○○○○最後になりましたが、〇〇部長のさらなるご活躍を心よりお祈り申し上げます。
大変お世話になりました。本当にありがとうございました。
Q.取引先にメールで退職の挨拶を送る場合、どのように書けば良いですか?
A.以下のように書くと良いでしょう。
取引先へ直接退職の挨拶をすることができない場合は、退職日の2週間前頃にメールで伝えるようにしましょう。
件名:退職のご挨拶(△△株式会社 〇〇(名前))
本文:
▢▢株式会社 〇〇様大変お世話になっております。△△株式会社の○○(名前)です。
私事で大変恐縮ですが、一身上の都合により〇月△日をもちまして退社することになりました。
本来であれば直接ご挨拶をすべきところ、メールでのご挨拶になりましたことをお詫び申し上げます。至らぬ点も多かったかと思いますが、〇〇様とプロジェクトを進められたことは、私にとって大きな経験となりました。
後任は、同じ部署の〇〇が担当いたします。
着任のご連絡を〇〇よりさせていただきますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。末筆ながら、貴社のご発展と〇〇様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
社外宛てのメールでは、私用の連絡先は書かないよう注意しましょう。
退職後も連絡を継続することで個人情報の不正利用といったトラブルを生む可能性があるからです。
また取引先にメールするときは、後任者について簡潔に紹介しましょう。
Q.初出勤日に挨拶をするときは何を話したら良いですか?
A.一般的に「名前・配属先の部署名・簡単な自己紹介・仕事の抱負」を含めて挨拶すると良いでしょう。
業務中の忙しい時間帯に挨拶する可能性もありますので、1分以内で簡潔に話せるよう事前に準備しておきましょう。
また、さらに自己紹介の時間をいただいた場合は前職について、出身地、趣味や特技などを話すと話題が広がりやすいかもしれません。
【例】
「本日より〇〇部に配属されました〇〇と申します。
前職では〇〇の仕事をしておりました。
1日でも早く皆様のお役に立てるよう頑張りたいと思いますので、ご指導の程よろしくお願いいたします。」
Q.初出勤日に挨拶をするときの注意点はありますか?
A.以下の点に注意しましょう。
■ネガティブな印象を与えてしまう内容は控える
自慢話(過去の実績)やウケ狙いの発言は避け、謙虚な姿勢を伝えることが大事です。
■笑顔で明るく話す
第一印象が良いと会社にも馴染みやすいでしょう。
■基本的に上司の指示を待つ
挨拶の時間をいただく前に、あなたの判断で挨拶に回ると相手の業務を妨げてしまう可能性がありますので注意しましょう。
また、自分のデスクに案内された場合は周りの社員には必ず挨拶するよう心がけてくださいね。
ところで、内定後の挨拶の不安がなくなっても、これから転職活動を始めるとしたら
まずは何から手をつければよいのか、
自分に合った転職活動の方法は何なのか気になりませんか?
もし、まさにこれから転職活動を始めるのなら、
まずはキャリアアドバイザーを活用して第三者的な目線からプランを立てることがおすすめです。
今回紹介した内定後の挨拶や仕様が活用できるよう、ぜひ取り入れてみてくださいね。