行動に移すだけが決断じゃない…もし「転職しない」が正解の場合は
誰かに相談しても、間違いなく『無難な道を選べ』と言われるだろうから、誰にも相談しなかった。親父にも『メジャーで通用するはずがない』と言われたけれど、全然気にしなかったし、むしろ闘争心に火がついたね。
-日本ハムファイターズ監督 新庄剛志-
あなたはこれからの将来のことや不安に感じること、挑戦したいことを
誰かに相談したことはありますか?
実際に、例えば「ユーチューバーやストリーマーになって動画で生計を立てるために、仕事を辞めたい」と言ったら、大半の人は「やめなよ」と否定するかもしれませんよね。
実際、誰かに相談することで解決する問題はとても多いですが、専門外であったり浅い知識だけの人に相談しても否定が基本と言われています。
冒頭でお伝えした新庄監督も、本当に大切な決断は他人に委ねず、自分の責任の上で判断をしていました。
少し話はそれますが、「落下の解剖学」という映画内でセリフでも「正しいか、間違っているかは分からない。最後はそれでも自分で答えを選ばなければいけない」というものもありました。
ですが、今まさに働き方にストレスを感じて1日1時間1分1秒でもこの現実を変えたい!とモヤモヤと悩んでしまうと
「早くこの苦しい生活から脱却したい」「現状を変えたい」「間違った生き方をしたくない」と
すぐに決断を迫られて、見切り発車で行動に移すこともありますよね。
実は、望む働き方をするために「あること」を認識することが大切です。
例えば、現実的に転職や望む環境に求められる「実績」や「スキル」をどの程度持っていて、無理なく現実的に狙えるゴールがあるかどうかなどです。
仕事をする上で、企業はあなたのスキルや実績を重視し採用します。そして企業に求められる「成果や価値を提供」することで対価・報酬として給与を得ます。
例えば、銀行員であれば保険や金融の知識を顧客に提供することで契約を得たり、研究員であれば研究の成果や過程のデータをもとにプロダクトや企画、製品の制作に活かすことが出来ます。
車の販売会社なら、店頭のディーラーが顧客のニーズに寄り添うことで信頼と満足を得て販売をし利益を得ますね。
同じように事務処理で経理を担当することで会社経営が順調に回るように、価値を生み出すことで給与という報酬を受け取ることが出来ます。
つまり、与えられた業務に価値を生み出すことが出来れば良いということになります。
では、あなたにとってベストと言える仕事の答えは何ですか?
転職を成功させるために必要なことはなんだと思いますか?
行動に移すだけが決断じゃない…もし「転職しない」が正解の場合は
さらに言えば、転職しない方が間違いとも言えません。正社員と言っても、企業の体制によっては望むような働き方が出来なかったり、正社員になったとしてもキャリアアップを目指さずスキルを軽視すれば企業によって必要な人材になれないためです。
特に最近は欧米型と言われる通年採用や昇給に関わる等級の見直しなどの改革で「ただ在籍が長いだけ」で待遇が良くなるという方が珍しいと言えます。
また、日本のこれまでの「正社員になって定年まで働く」という終身雇用制度そのものも、トヨタなどの大企業の間でも廃止が広まり、社内で成果や実力を示す必要がでてきました。
つまり、「正社員になって現職に長く在籍したからといって、社会での安定が約束された時代は終わりを迎えた」と言われ始めたのですね。
マッチしている仕事探しに、あなたが答えを聞くべき相手はいますか?
人間、誰しも得意なものなら集中力が持続出来たり、やりがいを感じて成果も自分のことのように受け止めることが出来ます。
興味のない仕事を給与のためだけに割り切ってお金を稼ぐためだけと割り切ることも可能な人もいますが、心身にストレスを受けたり、やりがいがないために転職を繰り返すという「転職難民」にもなりやすい傾向があります。
あなたにとっての当たり前は、他の人にとっては違うということは良くあることですので、ぜひ強みとして活用してみてはいかがでしょうか?
それでも、もしあなたが転職を考えていて「得意なもの」「好きなもの」「出来ること」が分からないことがどうしてもあるという時は、まずはキャリアアドバイザーを活用することからスタートすることがおすすめです。
結果がなかなか出ない原因は、自分の考えを大切にし過ぎてしまったり、他のやり方を見つけられない状態かもしれないためです。
確かに、自分の考えを持って大切にすることは大切です。ですが、もしそんな現状で思うように成果が出ないということは別のやり方やアドバイスを受けることが重要になってくるのではないでしょうか?
キャリアアドバイザーのカウンセリングを通して、あなたにマッチした企業を見つけたり、現職での悩み相談などを意識化することが出来ますよ。
あなたの大切なキャリアのため、時間を有効活用するためにも今日から出来るアクションを忘れないでくださいね。