ワンオペバイトでストレスが加速…これって違法?正社員になれば脱却できますか?意外な答えは…
あなたはワンオペバイトというものを知っていますか?
一般的なワンオペバイトとして有名ものは牛丼屋や深夜のコンビニなどかもしれません。
これは、ひとりだけのバイトで店舗を運用している状態を指します。
つまり、「ひとりだけで数時間、仕事をしている時間帯が当たり前」ということですね。
ワンオペバイト、という言葉自体は辞書や労基に定められた雇用形態の名前ではないので俗名ですが、どんな働き方をするかをすぐにイメージできますよね。
経験があるかないかはとりあえず置いておくとして、あなたはこの働き方は
「違法」だと思いますか?
実は、このワンオペバイトは違法である場合とそうではない場合があるのです。
ワンオペバイトのシフトが違法じゃない場合はどんな時?
基本的に、働き方として必要人数をそろえるということは店舗側の判断にゆだねられるもの。
つまり、店舗が「これ以上人を雇う必要はない」「ワンオペバイトだけでも利益が出る」
「求人しているけど人がこない状態」というように、ただひとりだけで仕事をしているからと言って違法にはならないのです。
ただ、ワンオペバイトが違法となる場合ももちろんあります。
それは、「休憩時間」をしっかり確保しているかどうかです。
いくらワンオペバイト時に顧客対応をしなければならないと言っても、6~8時間の労働時間が発生しているのであれば45~60分の休憩時間を取る必要があります。
それを「ないもの」、または「忙しくて休憩時間を取れないことを知っているうえで見ないふりをしている」となっては確実に違法となります。
こういった常態をいわゆる「ブラックバイト」と呼ばれることもありますよね。
じゃあ、派遣会社なら、ブラックバイトにならないのかな?と感じたかもしれません。
ですが、それも少し待ってください。
実際に派遣社員として働くことになっても「雇用形態」によって身の振り方が変わって来るって知っていますか?
「常用型」と「登録型」、派遣社員でポピュラーなのは?転職では有利なのはどっち?
<常用型の雇用の場合>派遣される社員が人材を求める派遣先に常に勤務して、派遣先があるかどうかに左右されずに雇用が継続するスタイルです。一般的にイメージしやすい派遣社員かもしれません。
<登録型の雇用の場合>まず、派遣社員として働くことを希望した労働者が派遣元に登録します。この登録型の場合、派遣先が見つからない場合は雇用はされている状態になりません。
「契約更新しない」と派遣先に言われたら?常用型と登録型での違いはコレです
<常用型派遣の派遣期間が終了の場合>派遣先との契約がなくなった場合でも派遣元との雇用関係は継続しています。そのため、派遣期間が終了したとしても給与などの支払いが受けられます。
<登録型派遣の派遣期間が終了の場合>派遣期間が終了するとともに派遣元との雇用関係も終了します。そのため、派遣元からの給与等の支払いを受けることが出来ません。
派遣で働くことが不安になった…契約の途中でも退職・転職は可能?
また、派遣社員と正規雇用として働く上では人それぞれ、メリットとデメリットがあることを理解することがキャリアを築くために忘れてはいけないポイントです。
派遣社員と正規雇用として働くことに関わらず「あなたらしい働き方」や「ワークライフバランス」を常に考えられるといいかもしれませんね。
ですが、やはり長期的に安定した働き方や待遇の面で言っても「やっぱり正規雇用を目指した方がいいかも…」と考える見方が増えています。
先にお伝えしたコロナ禍での派遣社員の契約解除や雇止めがニュースにピックアップされるほど、どうしても不安にな気持ちが勝ってしまいますよね。
特に今回この記事で紹介した派遣社員の雇用形態をはじめ、実際に働くだけではなく進退を見極めるための知識が必要になる場面も増えていく場合もあります。