未経験からトラックドライバーへ。まずは面接…の前に知っておくべき働き方の基本


「もっと稼げる仕事にキャリアチェンジしたいな」
「未経験でもスタート出来て、学歴も関係ないとなおいいな」
「集団でデスクワークや接客をするより、個人で働ける方が自分に向いてそう」

転職を考える人が増えていますか、特に気になるのが「未経験でもスタート出来て待遇が良い職種」かもしれません。

そんな中注目を浴びている、需要が加速している業種が「運輸業のトラックドライバー」です。

一般的なサラリーマンと違い、40~50代からでも転職出来ることが魅力で、荷物を目的地まで運ぶトラックドライバーは「運転さえ出来れば採用してもらえそう」
「車に乗っているだけで楽そう」
「単純作業だから慣れれば快適そう」というように
エントリーするのもハードルが低い感想を持っている人も多い傾向があります。

ですが、未経験からトラックドライバーを目指す場合、実際の業務を行う際に必要なスキルを持っていなければ内定獲得は難しい現実があります。

未経験からトラックドライバーへ。まずは面接…の前に

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トラックドライバーとしての道を進みたい、と考えた場合、まずは基本となる2つのスキルがあります。
それは、運転技術とコミュニケーション力があること。

トラックドライバーは荷物さえ運べればいい、というわけではなく顧客と荷物を引き渡す際や、個人で行う業務やトラブルを報告する時にも現状を伝えるコミュニケーション力が必須です。

いわゆる「コミュ障」でもトラックドライバーは出来る、という説もありますが、基本的に体育会系の人材の多いトラックドライバー界ははきはきとした受け答えが面接の時点で求められると言われています。

未経験でもOKの運輸業であっても「声が小さい人は面接の時点でNG」と公言する企業もあるくらいなので、ただ「運転が好き」というだけではなく挨拶や声かけなどの基本的なコミュニケーションについて見直してみてくださいね。

時間にルーズな人はトラックドライバーになれない?向かない人は

また、トラックドライバーは時間にルーズな人には向かない職種と言えます。
時間厳守することはどの職種でも重要とされていますが、特にトラックドライバーは時間によって区切って仕事をしています。
「遅いよりは良いだろう」と到着時間が早すぎても顧客に対して不誠実なので、ピッタリの時間感覚を持つ人材が求められているんですね。

これもコミュニケーション力と並び面接の時から注目されているポイントになるので、運輸業に面接に行く場合、遅刻はもちろん早すぎる訪問には要注意ですよ。

長期休暇がとりたい、寝坊しがち、お酒が好きな人もトラックドライバーは向かない?

さらに、トラックドライバーは長期休暇を頻繁に取りたい人には向かない職種とも言われています。

それは、トラックドライバーはサラリーマンと違い個人で独立して配送を行う職務形態をしているためです。
決まった場所に決まった時間に荷物を届けるルート配送の場合、その担当が抜けた穴を埋めるという事は他のドライバーに仕事を任せるということになります。

トラックドライバーは強い信頼の上に成り立つシビアな仕事でもあるので、頻繁に休暇を取りスケジュールに穴を多くしてしまうことではじめから任される仕事そのものが少なくなりかねません。
企業側に「この人は休んでばかりで配送に向かない」と判断されると配送の仕事が貰えないというデメリットの他にトラックドライバーなのにトラックに乗れず事務職になる場合も珍しくありません。

これは、寝坊を頻繁にしてしまう場合も同じですね。

また、トラックドライバーは出勤の際に必ず飲酒をしていないか確認をするアルコールチェックが義務づけられています。
お酒が好きな場合、ついつい深酒が続いてしまい、このアルコールチェックに接触してしまうと即日1回だけでもで契約違反となって働き続けることが出来ない傾向があります。

厳しいトラックドライバーの業界…その分メリットも

トラックドライバーは単純作業で車の運転が出来れば未経験でも問題ない…と感じてしまいますが、シビアな実力主義社会であり、信頼されることで成り立つ職種であることをしっかり認識することが重要です。

ですが、それでもトラックドライバーを選ぶメリットは
やはり営業職やテレワークが出来る職種と違い、「1日完結型」で仕事の悩みを引きずらないということと言われています。
サラリーマンであるなら、例えば
「あの顧客の対応どうしよう…上司になんて説明しよう…嫌だなあ」
「売り上げが全然上がらない…もっと何か施策を立てないと…」
というように「家に帰ってもリラックス出来ない」という悩みが散見されるかもしれません。

ですが、トラックドライバーの場合、1日1日の配送を完了させれば明日に問題を引きずることはありません。
問題を引きずらない分、帰ってから自分の時間を楽しめたり、メリハリのあるワークライフバランスがとれる、ということですね。

もしあなたが、これからのキャリアのためや、自分の可能性を試すためにトラックドライバーを目指していて、さらにステップアップを希望しているとしたら、求められるスキルや守らなければいけない業界の常識をしっかりと認識してくださいね。

そして今の不安を解消したいなら、まずはキャリアアドバイザーを活用するなど一歩を踏み出して、
本当のあなたに出会える働き方のチャンスを掴んでくださいね。

 
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